学名 |
Salvia sclarea |
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英語名 |
Clary sage(クラリセージ、クラリーセージ、クラリーセイジ、クラリセイジ) |
和名(日本語名) |
オニサルビア |
分類 |
シソ科 二年草または多年草 |
原産地 |
南ヨーロッパ、中東 |
特徴 |
シソ科の二年草または多年草です。草丈は20~100cmです。
クラリセージ(クラリーセージ、クラリーセイジ、クラリセイジ)という名前は「明るい」、「清浄な」を意味するラテン語「クラルス」に由来しています。
茂った株は夏から秋にかけてガーデンの女王にふさわしい光景を見せてくれます。大きな葉と香りの良い花は、ガーデン(花壇)に彩りを添えるでしょう。花色は、ピンク、ホワイト、パープルなどがあります。
このハーブ(香草、薬草、植物)は昔、目を清浄にする種子の煎じ汁を目の疾患に使用(利用)したという記録があります。そのため中世では「オクルスクリスティー(キリストの目)」と言われていました。
花から強い芳香が得られることから1562年にイギリスに導入された際、ビールの醸造をする時にホップの代用とされたという記録も残っています。
その後は観賞用としての使用(利用)の方が多かったようですが、花からセージエキス(セージ油、オニサルビア油、アロマオイル、エッセンシャルオイル、精油)が抽出できるようになってからはアロマテラピー(アロマセラピー、芳香療法)での使用(利用)が主になってきました。
花から強い芳香が得られるため、アロマテラピー(アロマセラピー、芳香療法)の世界では人気のあるアロマオイル(精油、エッセンシャルオイル)と言えます。このセージエキス(セージ油、オニサルビア油、アロマオイル、エッセンシャルオイル、精油)は鎮静力が非常に強いため、物事に集中するのが困難になります。そのため、現代生活では車を運転する際には使用(利用)しないでください。
但し、気がはやって仕方ない時や、神経が緊張している時などには、リラックス効果が得られ、神経の素晴らしい疲労回復剤になると定評があります。とりわけホルモンバランスの調整作用がありますので、身体全体に強壮とバランスを回復させる効能(効果、効用、薬効、作用)をゆっくりと発揮します。
クラリセージ(クラリーセージ、クラリーセイジ、クラリセイジ、オニサルビア、サルビアスクラレア)の香りは、スパイスと花の香りを合わせたようで、女性の憂鬱の時に味方になります。リラクゼーション効果(効能、効用)のある官能的な香りを持ってます。
また、葉のセージエキス(セージ油、オニサルビア油、アロマオイル、エッセンシャルオイル、精油)には、アロマテラピー(アロマセラピー、芳香療法)では、ストレス、疲労、喘息などを緩和する効能(効果、効用、薬効、作用)があります。 |
成分 |
リナロール、サルビオール、酢酸リナリル、シネオール、カリオフィレン、ジテルペン、タンニン等。 |
効能(効果、効用、薬効、作用) |
強壮作用、抗鬱作用、抗神経障害作用、催淫作用、子宮強壮作用、消炎作用、消毒作用、制汗作用、鎮痙作用、鎮静作用、通経作用、デオドラント作用、血圧降下作用等。 |
使い方(利用法、利用方法、活用法) |
主に香料に使用(利用)しますが、葉はフリッターにして食用に、また乾燥させて手作りポプリ(手作りハーブポプリ)の材料、花はフラワーアレンジメントと、使用(利用)範囲が広いハーブ(香草、薬草、植物)です。見栄えがするのでガーデン(花壇)にお勧めですが、香りが強いので切花には向きません。 |
注意! |
○セージエキス(セージ油、オニサルビア油、アロマオイル、エッセンシャルオイル、精油)は内服しないでください。
○妊娠中は使用(利用)しないでください。
○使用(利用)の際には医師や専門家にご相談ください。 |
育て方(栽培方法、管理方法) |
日の当たる所で、十分堆肥を入れて、水はけのよい土を作ります。追肥は薄いものを水やり後に施します。増やし方は、種子、挿し木(挿し芽)で増やします。大きな株になりますので、スペースを取って植えてください。
種まき時期は4~6月、9~10月です。花穂を秋に取り除くと、3~4年生きます。 |
セージ(サルビア、セイジ)のその他の品種(種類)はこちらをご覧ください! |