ダグラス・ハーディングが開発した自己探求の方法

ダグラス・ハーディングの長年の『見る」友人たちへのインタヴュー(日本語字幕つき)


「問題解決――選択しないというテクニック」(Douglas Harding)

「対立――自殺的ウソ」(Douglas Harding)

「自分とは本当に何かを見る結果」(Douglas Harding)

「他人によい印象を与えることについて」(Douglas Harding)

「ダグラスの詩」
(Douglas Harding)

「爆弾――世界と一つであるということ」(Alain Bayod)

「役に立つ道具であり、それ以上のことがある」(Nick Smith)

「天と地の階層」
(Richard Lang)

「個人的体験」(Richard Lang)


「盤珪の考え方」
(Colin Oliver)

「懐かしいIAMに捧げる」(David Lang)

「ダグラスの死」(David Lang)

「あがり症(舞台上であがること)を頭がない方法によって抜け出す」(Sam Blight)

「私にとっての『私とは何かを見る』とは」(大野武士)

「ハーディングの実験について」(赤嶺華奈)

「ハーディングの実験を続けてよかったこと」(赤嶺華奈)

「マイナス感情とハーディングの実験について」(赤嶺華奈)


「宗教と科学の融合」
(木悠鼓)

「ハーディング流成功哲学」
(木悠鼓)

「考えない練習」(木悠鼓)

*「ダグラスさんの本との出会い」 (大澤富士夫)

*「正直さを呼び戻す」 

(竹澤さちへ)


はい、これで、OKです!」 
(渡邉 直子)

頭はあるけど、頭はない、それが答えだ!」(匿名)

*「もし誰かが木さんの頭にピストルを突きつけたら……」(木悠鼓)





考えない練習 (木悠鼓)


最近、私が好きな実験は「目を閉じた実験」である。パソコンを長時間打っていると目が疲れるので、1時間に一回程度目を休ませるために、目を閉じる。すると、広大な暗闇が広がり、質問さえする必要もなく、何もない、誰でもない、ただ「在る」という存在の幸福と平和が訪れる。

その存在の中を時折、近くの道路を走る車の音、雨風の音、自分の思考、体の痛みの感覚等が流れていく。思考は、追わなければ、自然と消えていくので、思考がわき起こっても別に問題でもない。

人間の思考の90%以上が、過去の後悔や未来の心配、期待などで占められていると言われている。つまり、私たちが考えている90%のことは、考えなくてもいいことなのだ。しかし、多くの人は、もし自分があれこれ過去や未来について考えなくなったら、自分は人間として機能しなくなるだろうと恐れている。

事実は反対なのである。過去や未来のことをあれこれ考えないほうが、人間としてうまく機能するようになっているのである。

実際、パソコン作業、料理、スポーツ、テレビ鑑賞、その他目の前でやるべきどんな人間的活動であれ、集中しているとき、私たちはあれこれ考えていない。反対に、私たちのトラブルの多くは、過去や未来を考えすぎることによって生まれている。

スピリチュアルな世界では、「思考を止める」のは、困難な修行だとされているが、それが困難に思えるのは、「思考を止めよう」と努力するからである。思考を止めようとするのではなく、ただ単純に自分とは何かを見る──そのほんの短い一瞬、思考がやむ──もちろん、一瞬後には思考活動が再開するかもしれないが、実験によってその短い瞬間を経験することで、しだいに思考を超えた存在の平和に気づくようになるのである。

私の経験によれば、ただ「在る」ことに気づくからといって、思考が完全にずっと止まったり、思考活動ができなくなるというわけではない。思考活動が必要なときには、自然に思考や直感がわいてくるものであり、形而上学から日常的なことまで、何かについて積極的に考えたいとき(私は考えることも嫌いではない)、それを楽しむこともできる。

最近、書店の店頭で、どこかのお坊さんが書かれた「考えない練習」というタイトルの本を見かけたが、ダグラスが考案した実験は、まさに「考えない練習」のためのものである。
「今ここに、死と不死を見る」

ダグラス・ハーディング著

マホロバアート発行


「顔があるもの顔がないもの」


ダグラス・ハーディング著

マホロバアート発行



「「1996年ダグラス・ハーディング・ワークショップDVD6枚セット」

定価6,000円


「ダグラス・ハーディングへのインタヴューDVD2枚セット


定価4,500円


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