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無事にホワイトランに戻って来れたので、ムズルフトへの旅を再開しようと思ったのだが、その前に以前から放置していた問題の1つを解決しておこうと考えた。
それはバトルボーン家に忍び込んで、行方不明のソラルド・グレイメーンに関する情報を探る事だ。
もし情報が何も無くてバトルボーン家の疑いが晴れるのならそれでもいい。
今までの冒険で隠密技能も磨かれた上に、透明化のポーションを大学で入手していたので、ポーションで姿を消してロックピックを使い開錠、侵入する。
深夜だったので住民は眠っていた。
忍び込んで机や本立てを探っていると"帝国軍について"という本の中にメモが挟んであった。
それによるとソラルド・グレイメーンはノースウォッチ砦という所でサルモール(※1)の連中に捕らわれている事がわかった。
ご丁寧にノースウォッチ砦の場所も書かれていたので(※2)、地図を見てみるとスカイリム北西の果て、というようなところだ。
アヴルスタイン・グレイメーン(ソラルドの兄)に、この情報を伝えると、すぐに助けに行く!と武器を手に取った。
一緒に来てくれ、とも言われたが、どうも目の前が見えなくなっている様子だ。
ひとまず自分が一人で様子を見に行き、可能なら救出するし、無理なら援軍を頼むからと説得する。
いまにも突撃していきそうなアヴルスタインをなんとか納得させる事が出来たが、これはすぐにでも出発しないと納得しないだろう。
ムズルフト行きを後回しにするしかなさそうだ……。
というわけで、ノースウォッチ砦への長旅が始まった。
道中、ドラゴンの襲撃やら酔っ払いやら山賊やらに遭いながら旅を続けていくと、一際大きな彫像が山間に見えた。
すごいな、と好奇心がわいて寄り道してしまった。
近くに行くと、それが"メリディアの像"という事がわかった。
どこかで聞いたような気がする……と荷物を探り、以前モルブンスカーの宝箱から手に入れた"メリディアの灯"と呼ばれている宝石を取り出す。
この宝石を拾ったとき、頭の中に直接話しかけてくる声があった。
「メリディアの灯を我が元に届けて欲しい……」というような内容で、驚いた事を思い出す。
ああ、これがそうかもしれない。
そう思って像の足元に行くと、確かに"メリディアの灯"にちょうど良い台座があったので置いてみた。
再び、声が頭に響いた。
この像の下にはメリディアの聖堂があるのだが、邪悪な死霊術士マルコランによって穢されているという。
マルコランを倒し、穢れを祓ってほしいという事だ。
メリディアはアンデットを憎むデイドラの王子だ。悪いものではないと言われている。
私はメリディアの頼みを聞くことにして、聖堂へ入った。
中のアンデットを倒しながら進んでいくと、マルコランが居座っている祭壇の部屋までやってきた。
扉口からこっそり中を偵察すると、強力なアンデット複数を護衛として付けているのが見える。
まとめに戦っても勝ち目がなさそうだ。(※3)
私は荷物の中にアンデットを寄せつけなくする聖域を作り出すスクロールがあるのを思い出した。
これを使うなら今しかない。
また、マルコランは強力な魔術師でもあるようだからアンデット対策だけでは駄目だろう。
ここはサングインの力を借りるしかあるまい。
私は部屋の中に"サングインのバラ"でドレモラを召喚した。
ドレモラは勇猛果敢に戦う。リディアも部屋に飛び込んで行き、私は毒を塗った矢をマルコランに打ち込む。
ドレモラは倒されそうになる前に再召喚してマルコランを押えてもらう。
私のほうに向かってくるアンデットはスクロールを使って作った聖域で防ぎながらリディアと倒していく。
やがてアンデットを全滅させられたので、ドレモラ、リディア、私の三人でマルコランを追い詰め、なんとか倒すことが出来た。
激闘を制した私の頭にメリディアが語りかけてきた。
ドーンブレイカーを手にせよ、と。
祭壇の奥で輝く剣を手にすると、ふっと感覚がなくなった。
一瞬の間に、私はスカイリムの遥か上空にいた。
地平線の上にでこぼこしているものが、スカイリムの山々だろうか。
太陽が地平線から現れる。
人間には決して見ることは出来ないだろう景色だ。
メリディアは褒美としてドーンブレイカーを授けようと言う。
ただそれを手にする事は、メリディアの使途としてアンデットを駆逐する戦いに身を投じるということと同義だ。
私はその剣にふさわしい使い手となることをメリディアに誓い、ドーンブレイカーを掲げた。
気が付くと地上に戻っていた。
だが手には、しっかりとドーンブレイカーが握られていた。
スカイリム北の壁とも言える山々を越えて、やっとのことでノースウォッチ砦にたどり着いた。
砦はサルモールの兵士でいっぱいだ。
交渉は無理だろうと思いつつ、一縷の望みをかけて門番の兵士と話してみたが、やはり無駄だった。
私はリディアを砦から少し離れたところに待たせ、単身砦に戻った。
透明化ポーションで姿を消して忍び足で侵入し、扉の鍵を開けて中に忍び込む。
ここまでは上手く行ったものの、砦の中を透明化したまま探索できるほどポーションを持っていない。
見張りの兵士は一人ずつ不意打ちで始末して、ソラルドを探す。
捕らわれたソラルドを発見し、同じ部屋にいたサルモールの魔術師を不意打ちする。
一撃で倒せず戦闘になるが、続く一撃で終わらせることができた。
素早くソラルドを解放する。
話を聞くと、拷問を受けていたのは分かったがサルモールの目的がなんだったのかは不明なままだ。
ともかく脱出する。
建物の外にいる敵を倒してなかったので、外に出たところで結局戦いになってしまった。
騒ぎを聞きつけたリディアがやってきて、なんとか戦いに勝つことができた。
ソラルドは救出に感謝し、ホワイトランに戻る事は出来ないが、自分の無事を母フラリアに伝えて欲しいと言う。
信用されるための合言葉を聞き、伝言を請け負うとソラルドは走り去って行った。
ホワイトランに戻り、事の顛末をフラリアに伝えると、とても喜んでいた。
それは十分、苦労に見合うものだったと思う。
なんだかやたら寄り道してしまったが、ドワーフの遺跡ムズルフトに到着した。
サイノック会の魔術師が奥に行った形跡かある。
追いかけて進むと、パラトゥスと名乗る魔術師と出会う。
道中で手に入れたレンズが彼の実験に必要だったようで、手伝うように言われた。
彼の実験とは、ドワーフの装置によって魔法の品物を探し出すというものだったらしい。
しかし特に強力な魔力を持った品物がウィンターホールド大学にあるため、他の品物の光がかき消されてしまい、彼の実験は失敗に終わった。
その強力な品物とはウィンターホールド大学にある『マグナスの目』だろう。
もう一つの光がラビリンシアンという所にあるらしい。おそらくそれが『マグナスの杖』だ。
こちらの目的は達成されたものの、パラトゥスは怒り、帝国のサイノック会に戻ったらウィンターホールド大学の事も含めて報告すると息巻いた。
大学の事もそうだが、『マグナスの目』についてサイノック会に知られるのはまずい気がした……が、サイノック会が動き出すまで時間はかかるだろうし、そういう事はサイジックが気にすれば良いように思ったので、パラトゥスは放置してその場を去った。(※4)
さっそく報告のため大学に戻ると、元素の間の前でアークメイジとミラベルが慌てている。
部屋の入り口が魔法のシールドで覆われているらしい。
3人で力を合わせてシールドを破るぞ、というので協力する。
シールドを突破して部屋の中に入ると、アンカノが『マグナスの目』に何かしている。
アークメイジが止めさせようと駆け寄る。
私も追いかけようとしたが、何かを察知したミラベルが警告の声を上げた。
直後、魔力の爆発が起こり、私は吹き飛ばされて気を失った。
目が覚めるとアークメイジの姿はなく、ミラベルと自分だけが元素の間にいる。
ミラベルの様子を見たが、命に別状はなさそうだ。
アークメイジのサボスがどうなったか探してくれというのだが、元素の間の中は魔力の渦で入れない。
仕方なく外に出てみると……そこには冷たくなったサボス・アレンの姿があった。(※5)
何事かと集まってきた大学の先生たち。
アークメイジの死に動揺が広がる。
だが、考える間もなく事態は進行していた。
ウィンターホールドの街に、見たことの無い魔法力の塊のようなものが現れ、暴れているという!
マグナスの目に関連した出来事なのは間違いないので、大学の先生たちと協力して魔力を鎮めるため街に下りる。
暴走した魔力に苦戦する衛兵や、通りで襲われている住民を助けるため戦う。
その戦いの最中、突如として大きな影が街を覆った。
ドラゴンの襲撃だ!
最悪のタイミングだが、なんとかするしかあるまい。
ウィンターホールドの街は混沌とした戦場と化してしまった。
住民に襲い掛かる暴走した魔法を優先的に叩くが、私が近づくとドラゴンのブレスに巻き込まれる恐れもあって難しい。
サングインのドレモラを召喚して手を貸してもらう。
衛兵は自力でなんとかしてもらうしかない。
私はドラゴンをなんとかしようと剣を抜き放とうとした、その瞬間、家の影から飛び出してくる男があった。
何者!?と仰天した私に男は配達人と名乗った。
そして暢気な口調で、ドーンスターの街に博物館が出来て、その招待状を持ってきたと告げる。
さらに、友人と名乗る人物からの手紙を預かっているが、依頼主のことは知らないとかなんとか話している。
こいつは馬鹿なのか……私はしつこく話し続けるその男を無視してドラゴンに戦いを挑んだ。(※6)
暴走魔法もドラゴンも倒し、街への脅威はなくなったようだ。
大学に戻るという先生たちと一旦別れ、念のため衛兵と街中を見回る。
通りに倒れている人影があった。
酒場でよく飲んだくれていたランミルだ。すでに絶命している……。
彼には酒をおごってやった事もあった。
精一杯やったとは言え、犠牲を出してしまった事に責任を感じてしまう。
大学に戻ると、状況はあまり変化がなかった。
元素の間にはどうやっても入れないらしく、マグナスの杖が必要だと言うミラベルから"ラビリンシアンのネックレス"を渡された。
私はマグナスの杖を手に入れるべく、すぐさま大学を発った。
ラビリンシアンまでの道中、山で道に迷ってしまい、到着した時は山側から見下ろす形になってしまった。
かなり大きな遺跡のようだ。
山を下りて回り込む事も考えたが時間が惜しいので、急斜面を慎重に滑って入口正面に下りた。
入口は鍵になる何かで封じられていたが、ミラベルから預かった"ラビリンシアンのネックレス"がぴったりはまった。
なぜミラベルがラビリンシアンの鍵を持っているのか疑問に思いつつ中に入る。
中に入ると、突然亡霊のようなものが現れた。
驚いたが、こちらには無反応で、亡霊同士会話している。
その中にはアークメイジ、サボス・アレンの姿もあった。
会話を聞いていると、これはどうやら過去のビジョンらしい。
それがどうしてここで再生されているのかは分からないが、侵入者(つまり私)の魔力を使ってビジョンを見せる仕組みのようだから、ここで起こった事を後から来た者に伝えたいのかもしれない。
サボス・アレンを含む魔術師の一団は、この遺跡を探検していたようだ。
予想以上に危険だったため、途中で引き返そうという議論になったが、サボス・アレンは功名心からか知識欲からか、先に進む事を提案する。
そうした過去のビジョンを追いながら、彼らが体験した"危険"に対処しつつ私も奥へと進む。
遺跡の最深部には、魔術師の霊が"何者か"を封印していた。
この魔術師の霊はサボス・アレンの仲間であろう。
封印されているのは伝説のドラゴンプリーストの仮面を被り、手には杖を持ったドラウグルだ。
この杖が"マグナスの杖"に違いない。
杖を手に入れるため、私は封印を破ってドラゴンプリーストを解放した。
解放されたドラゴンプリーストには交渉の余地がなく、襲い掛かってきた。
"マグナスの杖"は魔力を吸い取る力があるらしい。
距離を取って電撃を放つ相手にこちらは弓くらいしか遠隔で対抗する手段がなく、サングインのドレモラを召喚したのだが逆にドレモラを操られてしまい逃げ回る羽目になってしまった。
魔法で戦うには相手が悪すぎる。
宿敵を前に光を放つドーンブレイカーを抜き、もう一方の手にエルフのダガーを持った。
電撃に耐えながらダッシュで近づき、"時間減速"のシャウトを放つ。
シャウトの力で減速した時間の中、私は二刀でドラゴンプリーストをめったやたらに切りつけた。
この戦法をシャウトの力が回復する毎に使ってなんとかドラゴンプリーストを倒すことが出来た。
マグナスの杖と、ドラゴンプリースト"モロケイ"の仮面を手に入れた私は遺跡の出口に向かった。
そこでサボス・アレンの最後のビジョンを見た。
彼は「こんな事は二度としない」と謝っていたが、それは遺跡の最深部でドラゴンプリーストと遭遇してしまい、仲間を犠牲にして封印するという手段を用いた事と、そのような事態を招いた自らの行動についてだろう。
しかし、サボス・アレンはマグナスの杖がここにある事を知っていて黙っていた事になる。
大学での事件にしても、彼は同じ過ちを繰り返したのかもしれない。
私には、その事に対しての謝罪のようにも聞こえた。
遺跡の出口まで来ると、突然サルモールの刺客が現れた。
マグナスの杖をアンカノが必要としているから渡せという。
もちろん渡したところで私の命も奪っていくつもりなのだろうから、容赦はしない。
私は準備したままになっていた"時間減速"のシャウトを放ち、二刀を抜き放って刺客を斬り捨てた。
大学に戻ると、マグナスの目を用いた魔力の渦は拡大していて、先生たちは大学へ続く道の入り口まで避難していた。
ミラベルは状況が進行するのを抑えようと一人中に残ったという。
彼女もこの事態を招いた事に責任を感じていたのだろうか。
マグナスの杖の力で魔力を打ち消しながら大学に入る。
マグナスの目がある元素の間までやってきた。
マグナスの目はまるで花のように開いていて、アンカノがそこに魔力を注ぎ込んでいる。
アンカノはマグナスの目を自分の物とするため、私を殺して杖を奪おうとしてきた。
アンカノにはいかなる攻撃も通用せず、私は困惑した。
どうもマグナスの目に守られているようだ。マグナスの目が放つ魔力に似たものがその身を覆っている。
私はマグナスの杖を使って、目を制御しようと試みた。
これが上手く行って、アンカノを守る魔力は消失した。私はアンカノを追い詰め、その胸に剣を深々と突き刺した。
マグナスの目から漏れ出した魔力をすべて片付けると、サイジック会の修道士クアラニルが現れた。
この危険なアーティファクトはサイジック会で預かると言う。
私はその事を承諾して、目はサイジック会に任せる事にした。しかしサイジック会の全てを信用しているわけではないので、杖は手元に残す。
全てが片付いて、今後大学の方向性を決めるアークメイジには私が相応しいと推薦され、アークメイジの席を譲られた。
補佐のマスターメイジとしてトルフディルが付いてくれる事になり、大学は再び平穏を取り戻した。
自分の意思ではなかったが、アークメイジとして選ばれた以上はやるべき事があるはずだ。
ウィンターホールドの街に出て人々に話を聞くと、やはり大学に対して不信感を募らせていた。
それも当然なのだが、なんとか出来ないものだろうか。
首長コリールに面会すると、ウィンターホールドの人々を手助けしてくれたら従士に任命してもよいという話になった。
大学のアークメイジがウィンターホールドの従士でもある、というのは良いアイデアに思える。
さっそく取り掛かるとしよう。
・ウィンターホールドの兜を取り戻す
首長コリールからの依頼で、失われた兜を取り返して欲しいとのこと。
ユングビルド墓地にあるとの情報で現地へ。
ユングビルド墓地では、アロンディルという人物の日記を見つけた。
どうやら邪悪な実験をしている死霊術士のようだ。
アロンディルの生み出したアンデットに妨害されつつも、無事、兜を取り返すことが出来た。
・アルケインの権力の杖を渡す
首長に仕えているマルーア・セロスからの相談。
ダークエルフであるため魔術に精通していると思われている(思わせている)のだが、実際にはたいした魔術は使えない。バレたら信用を失うのではと恐れているとの事だ。
言わなければバレないような気がするが、本物の魔術師には見抜かれると思ったのだろう。
ウィンターホールド大学のアークメイジにも顔が利くとなれば、自分の立場も安泰となるので、何か証明できるような物が欲しいという。
首長の側近につながりがあっても損はないだろうと思い、アルケインの権力の杖を渡した。(※7)
他にも細々とした頼みごとを解決してやっていると、首長コリールも信用してくれたのか従士に任命してくれた。
これで少しでも、大学と住民の溝が縮まればいいのだが。
また、大学の先生たちにも挨拶して回った。
中には"マグナスの目"をサイジック会に渡してしまったことに不満な先生もいたが、私がアークメイジであることは認めてくれているようだった。
先生たちの頼みごともいくつか聞いておいた。
それらウィンターホールド大学での生活の中で、二度もドラゴンからの襲撃があった。
崖の頂上にある大学はドラゴンにとって都合が良いのだろうか。(※8)
犠牲者が出ることは無かったが、先生や生徒を戦いに巻き込んでしまった。
ドラゴンが私を見るなり襲い掛かってくるのは疑いようがなく、このまま大学に留まっていても事態の解明には繋がらなさそうだ。
私はグレイビアードに会いに行く事にして、アークメイジのローブを身に纏い、ドラゴンプリーストの仮面モロケイを被って、ウィンターホールドを後にした。