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13.ウィンターホールドへの旅〜遅くなった埋葬

ここまでの戦いで武器の扱いにも多少慣れてきたとは言え、実際に役に立っているのは魔法だった。
ドラゴンから身を守るには同胞団で武器の扱いを学ぶより、魔法を学んだほうが早いかもしれない。

ウィンターホールド大学に行って本格的に魔法を学ぼうと思ったのはそういう理由だ。
護衛として従者のリディアに付いてきてもらい、ウィンターホールドを目指してホワイトランを出発した。

巨人たちの野営地を発見したり、例によって狼に襲われたりしながら進んでいると、道の真ん中で立ち往生している人がいる。
シセロと名乗ったその男によると、葬式のために棺を運んでいる途中で馬車の車輪が壊れてしまい、近くの農夫ロレイウスに修理を頼んだが取り合ってくれないと言う。
まあ少し話してみるくらいはいいだろうとロレイウスを尋ねた。(ついでに新鮮な食べ物を売ってくれるかもしれないという期待もあった)

ロレイウスに会ってみると、彼はシセロについてひどく神経質になっていて、シセロを逮捕するように衛兵に頼むつもりだという。
想像以上に両者の関係はこじれてしまっているようだ。
首を突っ込んだ事に後悔しつつ、ロレイウスをなんとか説得して車輪を直してもらえる事になった。

さらに北に進み、山道に差し掛かってくると周囲は雪景色に変わっていく。
山中の道で一軒の宿屋を見つけ、休もうかと思った時、またもや咆哮が頭上を通り過ぎた。
ドラゴンの襲撃だ!

宿屋の近くでドラゴンと戦って被害を出してしまっては申し訳ないので、馬を走らせて山中に戻りドラゴンを待ち構える。
リディアは果敢に弓を撃ち、私も"ファイアボルト"を両手から交互に放つ。
地上に降りてきたドラゴンとの接近戦はリディアに任せて、私は魔法で攻撃を続けた。
この戦い方が一番安定して戦える気がする。

ドラゴンを倒してから、宿屋で一泊して食べ物や飲み物を補充し、ウィンターホールドへの旅を再開する。

山を越えるころには、かなり雪深くなり、時折吹雪にも見舞われるようになった。
流氷の浮かぶ海岸沿いの道に出る。
始めて見るオーロラにしばし心を奪われた。
道の先にはウィンターホールドの街、その先の崖上に見えるのがウィンターホールド大学だろうか。

14.初めての訓練

ウィンターホールドに到着した時は夜だったので、そのまま酒場で一泊した。
住民の話を聞くと、大学はあまり良いイメージではないようだ。(はっきり言って疎まれている)

翌朝、大学の入り口まで行くとファラルダという女性に会った。
大学に入りたい事を伝えると、魔術が使えるかどうか確かめるため"灯火"の呪文を使って見せて欲しいという。
ちょうど覚えていた呪文だったので使って見せると、ファラルダも納得してくれて大学に招き入れてくれた。

大学の中庭では何人かの魔術師が話していて、そのうちの一人であるミラベルが学内を案内してくれた。
宿舎のベッドまでもらえたので落ち着いて勉強できそうだ。
ここで鎧を脱いで、ローブに革の小手とブーツという軽装に着替える。
両手斧を持ち歩いているのもアレな気がしたので、重い武器はリディアに預けて片手剣と短剣、弓だけを持っていく。

ちょうど、変性術の教授トルフディルの授業があるというのでそれに合流するようにミラベルに言われ、元素の間に向かう。

元素の間では"魔力の盾"の呪文で敵の攻撃的な魔法を防ぐ方法を学んだ。
同級生のオンマンド、ジェイ・ザルゴ、ブレリナはそれぞれ個性的な生徒だ。
今まであったような血生臭い事件は起こりそうにない、大学生活の始まり……そう思っていた。

15.アンダーサールザル

大学での授業ばかりでは退屈だろう、という変性術の先生トルフディルの提案で課外授業をする事になった。
大学で発掘中のサールザルの遺跡に集合ということだ。

当日はあいにくの悪天候(吹雪)で、山道を通って遺跡を目指していると氷の生霊に襲われた。
氷の生霊は強敵で、護衛のリディアを大学に残してきたことを後悔した。(※1)
課外授業の目的地までの道くらいは安全確保すべきなんじゃないか……

※1 実際、死んだ。


やがて山中にサールザルを発見し、一安心して遺跡に下りて行こうとすると、突然見知らぬ男に呼び止められる。
「この両手斧を預かってくれ! 頼む!」と言いながら斧を押し付けて走り去ってしまう。
何事かと思っていると、今度はまた別の男がやってきた。
後から来た男が言うには、盗人を追跡している所だと言う。
「今怪しい男が来たはずだ。どちらに行ったか」と聞かれる。

どちらを信じるべきか分からないが……最初の男を信じることにして、後から来た男には「誰にも会っていない」とシラを切った。
(この時預かった両手斧を取りに、その男が戻ってくることは無かった。追跡していた男に捕まったか殺されたかしたのかもしれない)

遺跡の入口でトルフディル、他の同級生と合流し、遺跡に入る。
トルフディルに案内してもらい、アーニエル・ゲインが調査している部屋まで来たところで、アーニエルに魔法の遺物を探す手伝いを頼まれた。
授業の一環なのだろうと遺物を探していると、突然罠が作動して閉じ込められてしまう。
魔法を使って脱出したが、私とトルフディルの二人だけ分断されてしまい、入り口には戻れない。
仕方なくトルフディルと共に別の出口を探して遺跡の奥に入っていくことになってしまった。

遺跡を進む私の前に、不思議な人物が現れた。
最初は亡霊か何かかと思ったが、「サイジック会の者だ」と言う。
サイジック会というのは、古代の強力な魔法や遺物を管理している組織だという。
世に出るべきでない物はたくさんあり、そういった物の一つに私たちが近づいていると警告してきた。
なぜ自分に、と問うと、魔法の力で話しかけているが誰にでもつながるわけではないとのことだ。

実際、トルフディルには見えなかったようだ。
だが、サイジック会が実在している事は教えてくれた。
その修道士が警告しているのなら、従うべきかもしれないと言う。

遺跡のドラウグルを倒しながら進むと、大きなオーブのある部屋で強力なドラウグルと遭遇した。
なんとか倒すことが出来た。棺に刻まれた文字によると生前はジリク・ゴールドールソンという名前だったらしい。半欠けのようなアミュレットを持っていた。
また、そこでは新たなシャウトを発見した。
シャウトの言葉はドラウグルのいる遺跡にあるようだ。

シャウトについて、やはりグレイビアードに話を聞きに行く事を優先したほうがいいのかと思案していると、トルフディルが興奮した様子で騒いでいる。
部屋の中央にある巨大なオーブは不思議な模様が表面に浮かび上がっていて、自立して回転している。
強力な魔力を放っているのはすぐに分かるが、トルフディルの様子から、それが大変なものだと分かった。
サイジック会の修道士が警告していた魔法の遺物とは、おそらくこのオーブだろう。

発見に喜ぶトルフディルは、このことを大学のアークメイジに伝えてくれと言う。
私は一人、大学に戻ることになった。

16.猛勉強

アークメイジのサボス・アレンと面会し、事の次第を話すと、オーブについて知識を得るためアルケイナエウム(大学の蔵書館)の管理人ウラッグと話すように言われた。
ウラッグはハーフオークで、外見と役職のイメージが合わない。
ウラッグの話によるとサールザルに関する書物のうちいくつかが盗まれてしまっているらしい。

大学の生徒のうち何人かは、大学の監視下で魔術を学ぶ事に我慢できなくなり、フェルグロウ砦というところで独自に研究をしているとのことだ。
オーソーンという生徒も、フェルグロウ砦の連中にそそのかされて大学を出奔したのだが、その時に何冊かの貴重な本を持って行ってしまったのだそうだ。
フェルグロウ砦の魔術師は山賊まがいの連中なので遠慮はいらないが、本は傷つけることなく取り戻して欲しいと頼まれた。

出奔して危険な研究をしている魔術師とは言え、元は大学関係者なわけだから、戦わずに済めばいいが……と思いながらフェルグロウ砦に向かう。
もちろんそれは儚い望みであった。

フェルグロウ砦の魔術師は一切の交渉に応じず、こちらを発見するなり魔法を放ってくる。
仕方なく一時退散したのち、隠密で忍び込む事にしたが、発見されて戦いになってしまった。
砦に侵入して進んでいくと、途中に牢のある部屋を通りかかった。
牢の中から呼びかけてくる声があるので見てみると、そこに閉じ込められているのはオーソーンだった。(本人が名乗った)

持ち出した本について聞くと、全て砦の頭に取られてしまったという。
その後、ここに閉じ込められているそうだ。彼らにとって仲間にしたいほどの実力もなかったのだろう。
助けて欲しいと懇願され、まあ、話の内容から罠とも思えなかったので解放してやる。
二度と姿を見せるなと言うと、オーソーンはそのつもりだと言って砦から逃げ出した。

儀式の間と呼ばれる部屋に入ると召喚者と名乗る女がいた。
その前には本がある。
召喚者に本を返すように説得してみたが、聞く耳は持たないようだった。
精霊を召喚して襲い掛かってきた。

魔法が渦巻く激しい戦いになった。
こちらも手に入れていた巻物から精霊を召喚したり、魔法のポーションを飲んで炎耐性を上げたりしながらの総力戦という感じだ。

戦いが終わり、本のことを思い出した。
戦いの余波で傷ついていないか心配したが本は無事だった。

大学に戻ると、遺跡にあった巨大なオーブが元素の間に鎮座している。
どうにかして持ってきたのだろう。
アルケイナエウムのウラッグに本を返すと、お返しに本を6冊くれた。(※2)

※2 読むとそれぞれ魔法関係スキルが上がる、いわゆるスキル本です。これで勉強した=猛勉強ってことか。


17.善意

アルケイナエウムを出て元素の間に行くとトルフディルがいるので、オーブについて話す。
オーブが想像以上のものだという話をしているとアンカノがやってくる。

アンカノはアドバイザーとして大学にやってきたサルモールのハイエルフだ。
高圧的な物言いで、大学の人間を監視するために送り込まれたのではないかと噂されている。

アンカノは私に来客があるため呼びに来たそうだが、アークメイジの部屋に案内される間、オーブについて知っている事を自分にも教えろと言う。
大学のアドバイザーとして知る必要があるということだが、アルドメリ自治領と帝国の戦争は終わったとは言え、彼らがスカイリムでやってる事を考えると警戒せざるを得ない。

アークメイジの部屋に着くと、一人の修道士が待っていた。
遺跡で見たサイジック会のネリエンだ。
彼は魔法で直接話しかけてきた。(その場にいるアンカノとアークメイジのサボス・アレンには聞かせたくないらしい)

遺跡から大学に持ち込まれたオーブは『マグナスの目』と呼ばれるもので、その力はまだこの世界にあるべきではないという。
誰かがその力を手に入れれば、扱いきれず災いが起こるだろう、と。
オーブが遺跡から大学に移されてしまったことも問題で、その制御方法を知らなければならない。
それは『ダンレインの預言者』が知っているという。
ダンレインの預言者については、大学の者が知っているはずだ、という事だ。

サイジック会は世界にとって危険な魔法を監視する役目を負っているが、それを快く思わない連中もいる。
また、サイジック会が強力な魔法を独占していると噂する者もいるらしい。
そのため生身で会いに来るという事が、彼らにとっては非常に危険な事で、そんな危険を冒してまで会いに来た自分の誠意を信じて欲しいと言われた。

魔法の会話が終わった後、修道士は適当な理由を付けて帰っていった。
アンカノは何か聞き出そうとしたが上手くかわされてしまったようだ。
しかしアンカノはともかくアークメイジも信用していないという事か……

ダンレインの預言者についてはトルフディルから話を聞くことができた。
大学に昔からある噂話で、ミッデン(と呼ばれている大学の地下)にいて、会う事が出来たらどんな謎にも答えてくれる霊らしい。

入口を教えてもらったのでミッデンを探索する。
大学の地下だからと警戒せずに入ってみたが、スケルトンがいたり(誰かか作って捨てたのだろう)、トロールが住み着いていたり(魔法学校にはトロールが付きものなのか?)、精霊がうろついてたり(召喚されたまま放置されたのだろう)する。
そんなに広大なダンジョンというわけではないので隅々まで探索しているとダンレインの預言者に会う事が出来た。
さっそく『マグナスの目』について訪ねると、制御するためには『マグナスの杖』が必要だと教えてくれた。

18.見えぬものを暴く(開始)〜ホワイトランに立ち寄る

ダンレインの預言者から得た情報をアークメイジに伝えると、マグナスの杖についてミラベルが話していたような気がする、という。
大学内にいるはずなのでミラベルを探して回るが、その途中で同級生に声を掛けるとそれぞれ頼みごとをされた。

・オンマンドの要求
大事なアミュレットを取引に使ってしまって後悔している。取引の相手は大学に出入りしているエンシル。
エンシルに取引を無かった事にしてほしいと頼んでみたがアミュレットを返してもらえず困っているようだ。
エンシルは大学か、ウィンターホールドの街にいるのですぐに済むだろうと話してみたが、簡単に説得できる相手ではなかった。
アミュレットを取り戻したいなら再度取引をしようというので引き受け、エンシルの欲しがっている杖を渡す事でアミュレットをオンマンドに返してやる事ができた。

・ジェイ・ザルゴの実験
ジェイ・ザルゴが新しい魔法を開発したので試して欲しいと巻物を渡された。
アンデットに有効な魔法だというので、後にとある場所で試したのだが、近寄るアンデットにダメージを与えたあと爆発した。(たぶん意図した効果ではない)
同行していたリディアがそれに巻き込まれて、ものすごい怒られた。(※3)

※3 怒られたっていうか、敵対状態になって殺されました。


・呪文の練習台
ブレリナから呪文の練習台になってほしいと頼まれ、呪文をかけてもらう。
最初は視界が緑色になってしまい(意図した結果ではない)、次に牛になってしまい(意図した結果ではない)、最後は元に戻った。
大変な目にあったが何かつかめたらしく、お礼を言われた。

ミラベルを見つけて話を聞くと、直接マグナスの杖について詳しく知っているわけではなく、帝国からきたサイノック会の魔術師なら知っているかもしれないという話だった。
サイノック会の魔術師ならムズルフトというドワーフの遺跡を調査しているはずだから、調査が完了していなければまだいるはずだという。

さっそく、ムズルフトに行く事にしたが、地図を見て旅の行程を考えてみるとホワイトランに立ち寄っても良さそうだ。
自宅の様子も気になるので、リディアを連れて一度ホワイトランに立ち寄ることにした。

19.思い出の夜

気が付いた時にはマルカルスのディベラ聖堂にいた。
何を言っているのか分からないだろうが、ファストトラベルだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じて無い。

目の前にいる僧侶の話によると、酔って聖堂に乱入したあと大騒ぎしたらしい。

よくよく思い出してみると、確かホワイトランに立ち寄った日の夜に酒場でサムという男と飲み比べをした気がする。
久しぶりの自宅ということもあって気を抜いてしまっていたのかもしれない。
何杯かエールを飲んだ後、記憶がない。

そもそもマルカルスの街は話に聞いた事があるだけで、来た事がない。
どうやってスカイリムを横断してこんなところまで来たのか……

とにかく、目の前の怒っている人をなんとかしなければならない。
というわけで聖堂の片付けをしてから、酔った私が口走っていた事をいくつか聞き出した。

ロリクステッドの村がどうのこうの言っていたらしいので、村に行ってみる。
道を歩いていると農夫に突然怒られた。
看板娘のグレダをさらって巨人に売り飛ばしたというのだ。
さすがにそれは"酔っていた"では済まされないだろう……呆然としていると、グレダはヤギだと説明してくれた。
とりあえずヤギのグレダを返さないと許さんというので、巨人を追跡してみる。

発見した巨人の足元にヤギがいた。
まだ遠くに行ってなくて良かった。

大学でローブに軽装鎧という格好になってからそれがスタンダードになっていたのだが、そのおかげか隠密にも慣れてきていた。
(冒険の途中で"消音"効果のブーツを入手していたこともある)
うまく視界に入らなければかなり近づいても大丈夫そうだったので、隠密で近寄ってヤギを引っ張ってくる。
巨人はヤギがいなくなって慌てていたが、その頃にはもうかなり遠くに離れていたのでそのまま村まで戻ってくることができた。
(さすがにこの流れで巨人を殺してヤギを奪い返すのはちょっとアレすぎて……)

農夫によると、ホワイトランのイソルダがどうのこうの言っていたらしいので、ホワイトランに戻る。

イソルダに会うと、その後結婚式はどうなったのかと聞かれた。
例によって何のことか話を聞くと、結婚する事になったので結婚指輪を彼女から買ったのだが料金はツケになっているとのことだ。
その指輪は彼女にとっても大切なものなのだが、私が語った結婚までの馴れ初めがとてもロマンティックで感動したため、売る事にしたのだという。

金で解決するのも悪い気がしたので、指輪を取り戻す事にした。
指輪を送ると言っていた相手はウィッチミストグローブのモイラという女だそうだ。
正直に話せば返してもらえるだろう。

現地に行くと、一軒屋があった。
ここかなと入ろうとした時、ハグレイブンが飛び出してきた。
ハグレイブンの住処だったかと剣に手をかけたところ、そのハグレイブンは「いつになったら結婚式をするのか」と問い詰めてきた。

……モイラはハグレイブンだったわけで。さすがにそれはないだろう……

とりあえず結婚は無かった事にしてもらえるようにお願いしたら殺しに掛かってきたので、仕方なく返り討ちにして指輪を回収。
ホワイトランに戻ってイソルダに指輪を返す。
イソルダによると、結婚式はモルブンスカーという場所でやると言っていたそうだ。

まだ被害者がいるのかと(一番の被害者は自分のような気もするが……)モルブンスカーに行ってみることにする。

モブルンスカーにはどうも悪人(問答無用で襲ってくる連中)しかいない様子。
探索を続けると最深部で奇妙なものを見つけた。
次元の穴というか、魔法のゲートのようなものだ。
その向こうには森が見えている。

思い切って飛び込んでみると、どこかの森の中に出た。
小道の先にみえる明かりのところに行ってみると、料理の乗ったテーブルを囲んで酒宴をしている人々がいる。
その中に、例のサムがいた。
一体どうゆう事なのかと詰め寄ると、サムは楽しかったと言い、正体を現した。
その正体は、サングイン……酒と快楽を司るデイドラの王子。

なるほどこの酒宴の肴は私だった、ということか。

サングインは約束どおり魔法の杖をやる、と言ってサングインのバラという名前の杖をくれた。
そしてまたいつか酒を飲もうと言いながら、元の世界へと私を送り返した。

気が付くと、ホワイトランの酒場に戻っていた。
夢だったのか……とも思ったが、私の手にはサングインのバラが握られていた。



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