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■バンコクから電車陸路でアンコールワット

電車+タクシーのプラン

アンコールワットに行ったときの体験談、調べたことをまとめてみました。

『やっぱり空路で行こうかな…』

陸路か空路か…タイに行く前から悩み、バンコクに着いてからも迷いました。 結局陸路はタイヘンかな?と思いはじめ、空路に傾いていたのですが、 宿泊していたオンヌットゲストハウスでアドバイスを受けました。 オンヌットゲストハウスは無線LANも使えておすすめなゲストハウスです。

ここではチェックインするときに“今後の行き先”の記入項目があります。 最初はなぜ?と思いましたが、どうやらチェックアウトするときにアドバイスしてくれるようでした。

私のときはちょうど日本人オーナーが見えて、

このようなアドバイスをもらいました。というわけで。結局電車陸路でアンコールワットです。

◇電車でのアンコールワット陸路料金

  1. バンコク−国境アランヤプラテート駅まで → 48バーツ
  2. 駅から国境まで(ソンテウという乗り合いトラックで約10分) → 10バーツ
  3. (カンボジアビザ20ドル+200バーツ)
  4. カンボジア側の国境ポイペト−シェムリアップまで → タクシー、3人で割り勘して300B

費用は片道358バーツ、私はビザを国境で取ったので、ビザ代が20ドル+200バーツでした。 飛行機の場合は2、3万円したのでだいぶオトクだったと思います。

電車陸路の壁

費用は格安というものの、陸路で行くにはそれなりに“乗り越えなければならない壁”があります。 私のような初心者が感じた壁をまとめてみました。

■1.朝5:55発の壁

電車で行く場合はファランポーン駅5:55発に乗る必要があります。 午後発の電車もありますが、こちらだと国境宿泊になるので… ここは頑張って5:55発がおすすめです。

ダイヤは数年前と変わってませんでしたた。 恐らく今後も細かい時間は変わるにしても“早朝出発”は変わらないかと。

ここで。“朝早い”というのもひとつの壁ですが、 “前の日はドコに泊まるか?”というのも壁です。

私は駅前にあるステーションホテルに泊まりました。

ただここは…監獄みたいであまりおすすめではありません。 おそらくファランポーン駅周辺/チャイナタウンではこういう宿が多いのかと思います。 高いホテルに泊まるなら別ですが、陸路で行こうという方は安いゲストハウスを探すと思いますので。

実はこのとき体調を崩していて、アンコールワット行きを延期しました。 そして延期した前日に再びステーションホテルに泊まったかというと…さすがにあそこには泊まりたくないなという感じで。

結局国立競技場付近に宿泊し、そこから朝タクシーでファランポーン駅まで行きました。

それはそれでトラブルがあったのですが…前泊のホテルを上手に選んでみてください。 電車に乗ってしまえばあとはすんなり流れると思います。

アランヤプラテート到着は1時間くらい遅れでした。

■2.アランヤプラテート駅から国境までの移動

バスツアーに参加すれば国境まで乗りつけてくれますが、 電車で行く場合は駅から国境まで移動する必要があります。

この移動を知っておかないと、駅で途方に暮れてしまいますので…このへんの把握が2つ目の壁です。

私は当初、駅=国境だと思っていたので、途方に暮れるところでした。

駅を降りるとトゥクトゥクドライバーの勧誘がはじまります。 ここでの相場は80バーツ?と聞きましたが、現地の雰囲気だと50バーツで行ってくれそうです。 このへんの相場把握もしといたほうが良いと思います。

ちなみに。私はちょうどソンテウが停まっていたので、それにワケわからず飛び乗りました。 これだと10バーツで行けます。

料金の払い方については事前に知っといたほうが良いかもです。

■3.国境の方向の把握

ソンテウに乗って国境らしきで皆降りました。 ただ国境/イミグレが見えていたわけではなく、どちらに行けばよいかわかりません。 “皆が歩く方向が国境…云々”のような情報を見たのですが、いまいち不明です。

お土産露店が出ていたので、そっちのほうかな…と思いましたが、見事に逆方向でした。

結局よ〜く観察したらなんとなくわかったのですが… 大きなリュックを背負っているバックパッカーが目安になると思います。

上のサイトに載ってる地図が恐らく一番詳しいです。

■4.国境でビザを取得する場合

国境でビザを取る場合、いろいろ噂を聞いてると思います。 私の場合はまさに噂どおりでした。

正直タイヘンです。上の体験談を参考にしてみてください。

■5.国境でのピックアップタクシーの営業

国境では注意事項のオンパレードですが、ちょうどイミグレを通過したあたりから ピックアップトラックなどの営業がはじまります。

このときは“受け答えしない”というのが鉄則のようです。

無視しても無視しても話しかけてくる&ヘンな相場を言ってるわけではないので 『ま、コイツでもいいかナ』と思うのですが、 あとからより良い条件、たとえばタクシーの同乗者が見つかった場合は、 ココでOKしておくとトラブルの原因になりがちです。

カンボジア側のイミグレが終わるまではとりあえず無視しておくのがおすすめです。

■6.国境での両替勧誘

カンボジアからの帰り道、ひとりの日本人と知り合いになりました。 帰りの電車道中も長いので、その人と話しながら帰ったのですが、 彼曰く、行きの国境で両替してとんでもなくボラれたそうです。

なんでも『ドルに両替しないか?』と話しかけられ、そのままついてったそうですが…

彼は英語ペラペラでしたが、やはり情報を知らないとカモにされてしまうようです。 当面はバーツも使えるので、国境では両替しないようにしてみてください。

時間のある方はバンコクで両替するのが良いと思います。 私も1万円ほどドルに両替して持っていきました。

■7.ポイペト−シェムリアップ移動手段の把握

カンボジアのイミグレを過ぎれば、ほとんど壁は乗り切ったかと思います。 あとはポイペトからシェムリアップへの移動です。

私は当初ピックアップの助手席を検討していましたが、 イミグレ時に日本人に話しかけられ、タクシーでの移動となりました。

ここでも相場を把握しとくのが良いと思います。

ちなみに。ピックアップトラックの荷台も選択肢にしてたのですが… 実際見た感じでは、観光客には無理だと思います。たぶん道に転がり落ちるかと。。。

■8.料金は後払いで

タクシー交渉はイミグレを出てすぐのトコで行いました。 ただいざ決まると家の敷地内?のようなところに少し移動します。 どうやら交渉した人とは別で運転手が来るようです。

…5分ほど待ち。

この間に、車の周りに何人か群がってきました。その中のひとりが、

『前金でちょうだい。』

このようなことを言い始めます。前金はそのままトンズラされると聞いていたのでここは拒否したのですが、 『ならデポジットをちょうだい』と言い始めました。

デポジットの金額は200バーツほどでしたので、『ま、しょうがないな』という感じでしたが、 それでも『運転手が来るまで待て』とデポジット男を待たしておきます。

すると運転手登場。デポジットを要求された旨を伝えると、

運転手『なんだ、おまえは?』

どうやらデポジット男は全然関係ない奴だったようです。 後払い以前の問題ですが…気をつけてみてください。

このようにしていくつかの壁を乗り越えると…3時間後にはシェムリアップに到着します。 改めてたいへんだった壁を振り返ると…ほとんど国境での出来事だったなと。

以上が実際の体験記になります。参考にしてみてください。