十戒  |
[HISTORY?ADVENTURE] |
1957 アカデミー賞[特殊効果賞] |
1956:アメリカ作品/1958.03日本公開/1972・1973・1976リバイバル(CIC) |
監督:セシル・B・デミル |
CAST-1:チャールトン・ヘストン/ユル・ブリンナー/アン・バクスター |
CAST-2:マーサ・スコット/オリーヴ・デアリング |
CAST-3:アイアン・キース/セドリック・ハードウィック |
CAST-4:ニナ・フォック/ジュディス・アンダーソン/フレイザー・C・ヘストン |
CAST-5:ジョン・デレク/デブラ・パジェット/エドワード・G・ロビンソン/ヴィンセント・プライス |
CAST-6:エドアルド・フランツ/イヴォンヌ・デ・カーロ/ジョン・キャラダイン/他 |
旧約聖書の中での大事件、エジプトで奴隷状態であったイスラエルの民が…神に選ばれたモーゼによって約束の地へと脱出する一大ドラマであり、紅海が真っ二つに割れるシーンは有名である…これを映像で観られるわけで、キリスト教信者でなくても、これは必見であろう! |
【STORY】
■エジプト、ヨセフが死んだ後、イスラエル(ヘブライ)の民が大いに増え…国中に満る、その頃、ヨセフを知らぬ新しい王の誕生…第19王朝を起こしたファラオ・ラメシス一世、イスラエルの民に過酷な労働を強いるファラオ ■ゴセンの地、イスラエルの民を解放する者が生まれるという噂、新しく生まれるヘブライの男の子を殺せ!という残忍な命令、ゴセンに母親の泣き叫ぶ声、産まれたばかりの男の子の母ヨシャベル、娘ミリアム(男の子の姉)の予言…この子がヘブライの人々を率いてエジプトを脱出させる!決心、葦〈よし〉をマツヤニで固めたゆりかご、男の子をヘブライの布でくるみ…ナイル河へ流す、神の力に導かれるように…ファラオの娘・王女シビアのもとに流れ着く、子供のないシビア、侍女メムネットに他言せぬよう誓わせると…自分の子として育てる決心、“水から引き出した”ゆえにモーゼと名付けられる ■(30年が経過) ■モーゼがエジプトの王子の1人として勢力を得てきた頃、前のファラオの死、新しいファラオとなったセテイ ■軍を率いエチオピアを征服したモーゼ、優れた将軍の帰還、次の王座?もう一人の実力者…セテイの実子・ラメシス王子、そして美しい王女ネフレテリ…世襲王女、王座を継ぐ者は彼女と結婚しなければならない ■建設現場、過酷な労働、ヘブライ人のヨシュアを打ち据える監督官パーカー、ヨシュアを愛する水汲み娘リリア、事件を目撃したモーゼ(自分が何者か…既に気付いているモーゼ)、無理強いする監督官を処分(殺す)!一部始終を見ていた腹黒の奴隷頭デイサン ■宮廷、モーゼが後継指名されるのを見ようと集まる人々、突然のラメシスが発言、エジプト人を殺して奴隷を自由にしようとしている解放者を見つけた!引き出された…鎖に繋がれたモーゼ、助け船を出すセテイ、だが…“自分は解放者ではないが、できれば同胞を自由にした”の言葉、心ならずも…モーゼをラメシスの手に渡すセテイ ■ラメシスの考え、モーゼを殺さず追放、モーゼを思うネフレテリの心を掴むため(殺せば気持ちは離れる)、1日分の食料を持たせ…砂漠へ!生きるも死ぬも神の意思! ■シュールの荒野からシンの荒野、彷徨うモーゼ、命を失う寸前…アラビア半島ミディアンの族長ジェスローの泉を発見、ジェスローには7人の娘、彼女達は泉の水を汲んでは…父の羊の群れに水を与えていた!そこへ数人の羊飼い達、娘達を追い回す、それを助けたモーゼ、ジェスローと娘達に感謝されるモーゼ、彼等と暮らすことに! ■シナイ山に移動、ジェスローの長女セフォラから…山がアブラハムの神殿だと教えられる、モーゼはいつか神に何故ゴセンの奴隷達が解放されぬか尋ねねばと思う… ■1年が経過、ミディアンのもとで自由な生活、娘の1人をもらって欲しいという申し出を承諾する気にはならず…、彼はまだ見知らぬ土地の見知らぬ人間、セフォラはモーゼの寂しさ&ネフレテリが残した心の傷を癒そうと努める、その心にほだされたモーゼ、結婚を決意 ■数年後、エジプトの王が死んだ!死に際にモーゼの名を呼んだセテイ、エジプトの主権はラメシスのもの、ネフレテリは王妃となった ■平和な生活を続けるモーゼ、男の子が誕生、ある日…シナイ半島の銅山から逃げてきたヨシュアが現れる、エジプトに戻ってイスラエルの民を自由にしてくれと頼む!茂みの中で燃え上がる焔、何故か焼けない茂み、シナイ山に登る決意、燃える茂みの前、神の静かな声…“我は汝をファラオのもとにつかわし、わが民イスラエルの子達をエジプトより導きださしめん”モーゼは解放者に選ばれた! ■モーゼと弟アロン、ラメシスとネフレテリの前へ!モーゼが告げる…“イスラエルの神はかく云えり、わが民を去らしめよ!” ■疫病がエジプトを襲う、神はモーゼを通じて…“闇をつかわし、世界を暗くした!全ての水を血に変え、魚を殺した!国中に蛙が群がり出て、王の部屋にまで満ち溢れた!神の言葉によってハエが群がり、シラミが国境にまでわき出した!また雨に変えて嵐を与え、燃える焔を降らせた!” 敗北を認めようとしたラメシス、奴隷の神に降伏したら笑われ者になるとネフレテリ ■さらに恐ろしい疫病がエジプトを襲うだろうと告げるモーゼ、耳をかさないファラオ、その疫病が…エジプト人の長子のみをことごとく殺すものだと知ったネフレテリ、モーゼに救いを乞う!しかし…それを進んで選んだのはラメシス、救えないモーゼ ■“すぎこしの祭り”…夜半に広がる疫病、エジプト全土に泣き叫ぶ声が響き渡る、死人のない家は一軒もない… ■王子の命を救おうとしたラメシス、モーゼとアロンを招くと…“汝たちも、イスラエルの子達も、立ちてわが民の中から出ていくがよい!”と告げるも…時すでに遅く、王子は死亡した ■ヨシュアに導かれた数千のイスラエルの民、僅かな家財と家畜の群れ、エジプトを出発すべくスフィンクス前に集合、混乱と興奮、数千の民の声“ヤハウェこそわが神、わが神はただ一つ”、モーゼに導かれ進み始める民! ■2日2晩、王子を甦らせようとエジプトの神に祈るラメシス、エジプト全ての香と黄金をもってしても…王子は再び眼を開けることはなし、復讐の炎に燃えるネフレテリはラメシスをたきつける!戦車出撃、モーゼ達を追跡、モーゼと彼の民を皆殺しにしようと… ■紅海のほとり、迫り来る戦車に恐怖する人々、モーゼに詰め寄るデイサン、手に持った杖を天高く差し上げるモーゼ、神の救いを見よ!天と地の間に火花の柱…燃え盛る焔、ファラオの軍勢の前に立ち塞がる、それでも詰め寄るデイサン、無視、紅海に向かい杖を差し伸べるモーゼ、波騒ぐ海、黒い雲、空の一角が渦巻く、東からの風と南からの風が波を打つ、水は2つに分かれ“海は陸地となり” 人々の前に現れた一筋の道、“水は人々の右と左に壁を作った”モーゼはヨシュアに命令…人々を導かせる、海の間の長い道を進む人々、腕を高く差し上げ&感謝の声を上げながら…対岸へ、もはや明らかな勝利と思われたとき…エジプト軍を防いでいた焔が消える、再び攻撃に転じるラメシス、海の中の道に進攻!戦車の大群が迫り来るのを見て…恐怖に駆られる人々、叫び声を上げてモーゼに迫る、再び杖を海に向けるモーゼ、風が止む!恐ろしい音と共に崩れ落ちる海の壁、飲み込まれる兵士&馬、武器…ファラオの軍勢は海の底に沈んだ ■宮廷で待つネフレテリ、青ざめたラメシスが帰還、“彼の神こそ真実の神だ”の言葉、復讐の望みを失ったネフレテリ ■シナイ山のふもとの谷間、モーゼとヨシュアが聖なる山へ入って40日が経過、人々に不安を抱かせるデイサン、アロンをそそのかし…眼に見える神として“黄金の仔牛”の像を作る ■シナイの山頂にただ一人立つモーゼ、神の指…聖なる光&凄まじい雷鳴が褐色の石板に“十戒”を刻んでいく!
1.我は汝の神ヤーウェ、汝をエジプトから導いたもの、我の外何ものも神とするなかれ
2.汝自らのために偶像を作って拝み仕えるなかれ
3.汝の神ヤーウェの名をみだりに唱えるなかれ
4.安息日をおぼえてこれを聖くせよ
5.汝の父母を敬え
6.汝殺すなかれ
7.汝姦淫するなかれ
8.汝盗むなかれ
9.汝隣人に対して偽りの証をするなかれ
10.汝隣人の家に欲を出すなかれ
■ふもとの谷間、人々は人間と悪魔が考えうる“あらゆる悪しきこと”を行っていた!突然、角笛の音、人々がその方向を見ると…怒りの表情のヨシュアとモーゼ、恐れおののくデイサンだが…最後の悪あがき、人々をモーゼに立ち向かわせる、投げつけられる“十戒”を刻んだ石板、砕け…“火がデイサンに従う者の中に燃え上がり、悪しものをことごとく焼き尽くした” モーゼは彼らが作った“仔羊の偶像”を焼いた、そして“大地が開きデイサンを飲み込み”…罪を悔い改めぬ者も同じ運命をたどった… ■“神はイスラエルの民に怒りを発し、40年に渡って荒野を彷徨わせた”!やがて…人々はヨルダン河のほとりのネボの山に辿り着く、モーゼはヨシュアに衣と杖を与え…“行きて国中の全ての人々に自由をふれよ”と命じる、(モーゼ自身は神に一度たてついた罪で約束の地に入れない)、そして忠実なセフォラに優しく別れを告げる、約束の地に向かう人々を見送り、神の前に行くべく…ただ1人ネボの山へと登っていく…
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ひえ〜!ずーっと、ずーっと、「じゅっかい」と読んでいた!違ったのね!「じっかい」だったのね…ああ〜恥ずかしい!ワープロ打っていて知りました!まあそれはさておき…
私を映画好きにした5本の映画の内の1本です!キリスト教信者の母(私は止めたけど)に連れて行かれましたが、当時お勉強していた世界が映像で観られたので大興奮でございました!紅海が真っ二つに割れるんですよ!興奮物ですね!まあ、もちろんキリスト教信者でなくても楽しめます、ちょっとだけ分かりづらい点があると思いますが微々たるものですからご安心を!で…聖書の神は怒りの神であることも念頭に入れておきましょう!従わないものには容赦ないですから…
で、ですね…「十戒」「ベン・ハー」ですっかりとチャールトン・ヘストンにやられちゃいましたね!その後は劇場では観られませんでしたが「猿の惑星」シリーズでしょうか?超大作の顔とでもいいまかす?しかしイメージも付いちゃったのか?彼に見合う作品が無かったのか?…その後は私好みの作品への出演はありませんでしたね!やや残念です…で、2008年にはお亡くなりになられました!で、宿敵?ユル・ブリンナーも一足早い1985年に亡くなられています、昔々の映画ですのでこんなことになりますね…
それでもって、この映画を観た「テアトル銀座」という映画館が気に入りまして、その後も何度となく通いました!「2001年宇宙の旅」「エイリアン」…、10代の頃から夜な夜な出没しておりました、昔はそれほどうるさくなかったですからね!しかし、ホテル西洋銀座建設のため、1980年代中頃に閉館、惜しかったです…、そのホテル西洋銀座も2013年に閉館しましたけどね…時代ですかね!?
さて、話は大きく逸れますが…この映画「十戒」をもって、過去に観た映画のデータ遡り登録が終了です!ここまで15年弱を要してしまいました!実に実に気の長い話です!これからは新作だけとなります!感慨深いものがあります… |
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テアトル銀座で観ました! |