効果抜群eメール営業術−繁盛ノウハウ−

土地家屋調査士は、土地の境界に最も詳しいスペシャリストです。
土地・建物の調査、測量、登記に関する仕事で社会に貢献しています。

「繁盛ノウハウ」完全公開!!

過去に業務の依頼を受けたお客様や、問い合わせや相談をいただいたお客様との関係をその後も切らさないようにする事は、営業上は非常に大切 なことなのですが、現実には非常に難しいことです。

通常の訪問営業では、定期的に訪問することで、お客様に忘れられないようにします。しかし、ひんぱんに通うのも問題で、相手が忙しいところに訪問すれば、嫌がられてしまうのかも知れません。

そこで役立つのが、eメール なんです。

効果抜群eメール営業術

eメール営業術とは、eメールを上手に使った営業手法です。

自分で営業先に訪問する代わりに、eメールを送ることで、直接会うことなくコミュニケーションをとり、お客様の記憶から消さないようにする事ができます。

(1)当然です

仕事を出す方からすると、知らない人には出しようがありません。
それは当たり前です。

まず、あなたの名前が相手の記憶にあるかどうかです。
そうでなければ、いくらマジメに仕事をしたとしても、その時だけのご縁で終わってしまう可能性が高いのです。
本来人間は、忘れやすく出来ています。それが普通です。

人間の特性がそうであるならば、忘れられない工夫をすればいいわけですね。

(2)忘れられない工夫とは

個人事務所では営業マンを雇う経費がありません。
そこで紹介したいのが、電子メールを使った営業の仕組み「eメール営業術」です。これを活用すると、経費をほとんどかけずに「自分をしっかり覚えてもらう」仕掛けを作ることができます。

この営業のポイントは、メールアドレスを集めて情報発信することです。
大まかな流れは次の通りです。

  1. メールアドレスをもらう
  2. 毎月定期的に「お役立ち情報」と、自分のメッセージを送る
  3. 時々訪問する

これを根気よく続けると、繰り返しの効果が働き、あなたの存在が見込み客の記憶にしっかり残ります。

(3)だれからメールアドレスをもらうのか

アドレスを集める相手は「見込み客」と「既存客」です。過去に仕事を出してくれた人、その人から紹介してもらった人、さらにその先というように、紹介してもらった人のメールアドレスをできるだけ沢山集めます。

特に役所などは3年周期で人事異動がありますので、PRに成功した相手から仕事が来る可能性もあるわけです。良い関係を持続すれば異動があっても後任に引き継がれます。
その時期は人脈が途切れないように直接訪問します。

ですから、競争の激しい「いますぐ客」を探すのではなく、「見込み客」を相手に営業すればいいのです。

訪問時には相手に手渡す「おみやげ」が必要です。

(4)訪問時に渡す「おみやげ」

「おみやげ」と言ってもケーキや煎餅ではありません。仕事に役立つ情報です。
私の場合は「登記に役立つ情報」をA4版1枚にまとめたチラシを、名刺と一緒に手渡しします。間違っても机の上に黙って置いてきてはいけません。そのチラシは必ずゴミ箱行きになります。

チラシを渡すときに、「1分だけいいですか?」相手が聞いてくれそうだったら、「登記に役立つ情報をお持ちしました」「お仕事に役立つと思います」と言って、名刺も一緒に渡します。

アドレス入りの名刺をもらったら、「ほかの職員さんにも好評なんです。メールさせてもらってよろしいですか?」と聞きます。

(5)あまり深追いしない

名刺をくれなかった場合、あまり深追いしないで何度も「お役立ち情報」を手渡ししながら友好関係を深めて行きます。
仕事に役立つ情報を持って行ってあげるのですから、もし断られ続けるのであれば、相手がよっぽど仕事ができないか、あなたの雰囲気が良くないかのどちらかです。

仕事をくれと言うアプローチではないため、気分が楽な営業になります。

飛び込み営業の場合は、1回会ったぐらいですぐ教えてもらおうとはせず、数回通ってチラシのお役立ち情報を「おみやげ」にしながら人間関係を築いて行きます。

効率がいいのは紹介営業です。これにまさるものはありません。

(6)定期的にお役立ち情報を送る

お役立ち情報の内容は特別なものではありません。
月に1日と15日というように、メール配信日と配信回数を自分で決めて送ればいいわけですが、調査士なら誰でも知っている情報で充分です。

いくら担当者とは言え、あなたが持っている知識よりは少ないはずです。だから、専門家に依頼するわけです。
たとえば、杭が抜けた場合の対処方法をわかりやすく説明したり、親同士が口約束で決めた境界をどうすればいいのか、というようなことの解決策を書けばいいのです。

そして、最も伝えなければならない事が「あなたの人柄」です。
季節のあいさつや、趣味のことなどなんでもかまいません。
このようなメールを、小学校5年生でもわかる内容 にまとめて配信します。もしネタ切れになりそうなら、登記Q&Aの解説本などを活用して中身を充実させます。その時は、出典を明らかにすれば問題ありません。

月1配信なら12回分作ってしまえば、1年分の出来上がりですし、手紙やハガキはコストかかりますが、メールはほとんどタダです。

(7)時々訪問する

このように、工夫したメールを送り続けながら、あなたの業務の都合にあわせて、直接訪問するわけです。
回数は相手によって違いますが、重要な見込み客なら最低でも年4回ぐらいは訪問して下さい。

この営業は「仕事くれ」といわなくていい営業です。当然、そんなことは、発注者はわかっていますので、あえて言う必要もないわけです。

仲良くなることだけを心がければ、それでいいのです。

どうしても言いたくなったら、「なにかあればご連絡下さい」と言いましょう。
この営業を、毎月予定を立てて繰り返していくと、徐々に仕事が来るようになります。

(8)eメール営業の効果

ここで完全公開したノウハウは、競争の激しい保険業界で高い効果を発揮しているとっておきの方法です。
この営業の良いところは、売り込み色がまったくないことです。しかも、あなたがメールした内容は相手の目の前に直接届き、実際は疎遠であったとしても、いつも会っているような錯覚状態を作ることができます。

儲かっている事務所は、見えないところで儲かる仕組みを持っています。あなたも、ここに書いてあることを実行できれば、冒頭に書いた社長のように、「うちは儲かるようになっているから」と言えるのです。

私だけでなく、この方法で業務受託をスムーズに進めている事務所がないとは言えませんが、あったとしてもごく少数だと思います。是非、工夫しながらやってみて下さい。

(9)eメール営業成功のコツ

eメール営業術の効果は抜群です。しかし・・・・

実は、続けるのがとても難しいのです。続ける事ができた人だけ が成果を手にする事ができると言っても過言ではありません。

なにが難しいのか? というと・・・ネタを考える事です。

でも、安心してください。これも、信頼できる専門家の力を借りる事ができます。

頼れるプロ(専門業者)の力を借りる でご紹介した『あなたの街の登記測量相談センター』では、eメール営業のネタ(お役立ち情報)を提供するサービスも行っています。

また、お客様にとって役に立つ情報をメルマガとして配信し、お客様の記憶から消さないようにする仕組みを、お役立ちメール営業 としてまとめ、マニュアル化して提供しています。

eメール営業を活用したいとお考えであれば、『あなたの街の登記測量相談センター』のサービスを選んで間違いはありません。

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SNSへの応用について

ここで紹介しているeメール営業術は、工夫次第で SNS にも応用することができると思います。

直接会うことなくコミュニケーションをとることができる点では、SNS の方が有効かもしれません。

あとは、(1)相手の迷惑にならないで、(2)長く続ける事ができるよう工夫してみてください。

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