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 カナヤマ 日本歴史 辞典 

 日本語版 

 見出し語 『 に 』

 No.3099。

 

メ ニュー (目次)  #jpmenu     

■ 次の項目を選び、クリックして下さい。    

□ 日本史 辞典 (総合)

□      

○ にほ  日本流通貨幣

             (にほんりゅうつうかへい)。

          ● 日本で使われたお金。

 

 

□ 日本史 辞典の 「 に 」 基本見出し語サイト

  の先頭ページへ 。        

 

■  『 現在は、過去の成果であり、

    未来は、現在の成果である。 

 

■ 上位のWEBサイト。 

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#jpdictionary(general)

 

◆ 日本史辞典

 

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#ni

 

#themoneyusedinjapan

 

■ 日本流通貨幣  

       (にほんりゅうつうかへい)。

 

■ 日本流通貨幣

■ 名称 : 日本流通貨幣 

        (にほんりゅうつうかへい)。

■ 日本で使用された、貨幣(お金)。

 

 □ 古代日本流通貨幣

 □ 中世日本流通貨幣

 □ 近世日本流通貨幣

    江戸時代・日本流通貨幣

 □ 近現代日本流通貨幣

    近代日本流通貨幣

    現代日本流通貨幣

 □ 日本貨幣アルバム 

    日本貨幣ガイドブック)

 

 

  ■ 日本の政府・政権発行貨幣は、 飛鳥白鳳

    時代の富本銭、 奈良時代・平安時代前期・

    中期の皇朝(本朝)十二銭、 江戸時代、明

    治・大正・昭和・平成・令和時代の貨幣など

    ある。

       平安時代後期から安土桃山時代までの

    長い期間、日本 の政府・政権は、貨幣を発行

    しなかった。 この時期に、 穴銭の中国銭な

    どの良質の国際通貨が、日本国内で流通し

    ていたからである。

 

 

#themoneyusedinjapan-ancientjapan

 

◆ 古代日本流通貨幣。

      (古墳・飛鳥白鳳・奈良・平安時代の

     日本流通貨幣)。

 

 ■ 大和時代(古墳時代・飛鳥白鳳時代)は、 物々交換

 を行うことが主流であった。 

   しかし、 飛鳥白鳳時代の天武天皇治世に入ると 通

 貨(流通貨幣)が登した。 それが、日本の最初の通

 貨である、富本銭(ふほんせん) である。 日本の最初

 の自国通貨の、「富本銭」(ふほんせん)は、 非常に限

 られた場所、地域でのみで使用された。  「富本銭」は、

 原物では「富夲」と刻印されているため、「富夲銭」(ふと

 うせん)とも言われる。 「富本銭 」は、通貨 厭勝銭(え

 んしょうせん、まじない用貨幣)という説もある。

   朝廷の富本銭鋳造以前に、既に、民間では、秤量貨

 幣(しょうりょうかへい、重量・品質で価値を決める貨幣)

 の、「無文銀銭」が、通貨として使用されていた。

 ● TKKI カナヤマ著 日本経済史ガイドブック。

 

 ■ 一般的には、 奈良・平安時代 は、 まだ、物々交換

 を行うことが多く、 貨幣が必要な場合には、唐銭、宋

 銭(そうせん)などの国際通貨の中国銭(中国貨幣)等 

 が、日本国内で、使用された。 

   物々交換では、米、絹(反物)、その他の物品貨幣を

 媒介に、交換されることが多かったが、物品貨幣は、品

 質に上下があり、問題もあった。

   一方、 大和時代の飛鳥白鳳時代の末の708年発

 行の和同開珎(わどうかいちん) から、平安時代中期の

 958年発行の乾元大宝(けんげんたいほう)まで12種

 の、自国通貨の皇朝 (本朝)十二銭(こうちょう(ほんち

 ょう)じゅうにせん)が、 奈良・平安時代にかけて、中央

 政府の朝廷により鋳造・発行され、使用された  朝廷

 は、蓄銭叙位令(ちくせんじょいれい、銭貨を貯めると

 廷の位階(地位)を上げる法令)を出したり、その他に様

 々な皇朝銭の貨幣流通促進策をとり、自国通貨の流通

 の促進に努めたが、 限定的に使用されたにすぎなかっ

 た。 また、中央政府の朝廷は、改鋳利益をはかり皇朝

 銭への信用を失ったり、 国内の銅不足など(当時、銅

 は仏像等への需要が高かった)により皇朝は、 鋳造・

 発行中止となった。 

    それ以後、日本では、平安時代後期から安土桃山

 時代まで、 自国通貨の通常貨幣が、日本の中央政府

 により鋳造・発行されることはなかった。 理由は、国際

 通貨の中国銭の銭貨(穴銭)が、信用があり良質・精美

 で、 大量に日本に流入し、日本で使用され、 更に、中

 国銭を模倣した日本民間の私鋳銭も補助的に使われた

 ためである。

 ● TKKI カナヤマ著 日本経済史ガイドブック。

 

 

♪♪ 古代日本流通貨幣関連ドキュメン

    タリー・ドラマ・映画。

    古代日本の日本流通貨幣が登場

    する興味深い、ドキュメンタリー、

    ドラマ、映画

 

★ 古代日本流通貨幣が登場する興味

   深い、ドキュメンタリー。

 

 ■ 『 通貨危機! 』。 

      (NHKテレビのタイムスクープハンター・

    2012年4月3日・本放送ドキュメンタリ

    ー・ドラマ)。

  ● 皇朝12銭の鋳造のシーンが登場する。

  ○ 奈良時代、760年に、大和国(やまと

    のくに、現・奈良県の相当地域)で、 

    皇朝12銭の1つで、2番目発行の萬年

    通宝(まんねんつうほう)の原版の種銭

    (たねぜに、たねせん)を使い、偽金(に

    せがね)を作る工房がドラマに登場する。

 

★ 古代日本流通貨幣が登場する興 味

      深い、ドラマ、映画。

  ● (注意) ドラマ、映画は、 フィクションです。 

     歴史のドラマ、映画は、 史実(歴史上の事

     実) と 架空の出来事が混じって描かれて

    います。  また、現代風にアレンジしてあり

    ます。

 

 ■ 『 平清盛 』。  

   (NHKテレビの2012年大河ドラマ)。

  ● 平安時代末期を描いた、ドラマ。

 ● 『 平清盛 』 

   第8回「宋銭と内大臣」。

  ● ドラマで、平安時代末期の中国貨幣

   の「宋銭」の流通のシーンが登場する。

 

 

#themoneyusedinjapan-medievaljapan

 

◆ 中世日本流通貨幣。

      (鎌倉・建武・室町時代の日本流通貨幣)。

 

 ■ その後、 鎌倉時代、建武時代、室町時代では、日

 本の中央政府は江戸時代初期まで自国通貨を発行せ

 ず、 物々交換を行うか、または 宋銭(そうせん)、明

 銭(みんせん、例、永楽通宝(えいらくつうほう、永楽

 銭)などの国際通貨の中国銭(中国貨幣)等が、自国

 通常貨幣として、日本国内で、使用された。 また、小

 粒金・銀(金塊や銀塊を粒状にしたもの)、金板・銀板

 (金塊や銀塊を板状にしたもの)も使用された (金塊

 や銀塊を板状にすると、金や銀の品位や重さが見た

 目にわかりやすいため)。

   物々交換では、米、絹(反物)、その他の物品貨幣

 を媒介に、交換されることが多かったが、物品貨幣は、

 品質に上下があり、問題もあった。

       楽市楽座( らくいちらくざ、領内自由商業)を目指す

 織田信長の戦 旗には、 良銭の中国銭(中国貨幣)

 永楽通宝」(えいらくつうほう)が描かれている。

 ● TKKI カナヤマ著 日本経済史ガイドブック。

 

 

♪♪ 中世日本流通貨幣関連ドキュメン

    タリー・ドラマ・映画。

 

★ 中世日本流通貨幣が登場する興味

   深い、ドラマ、映画。

  ● (注意) ドラマ、映画は、 フィクションです。 

     歴史のドラマ、映画は、 史実(歴史上の事

     実) と 架空の出来事が混じって描かれて

    います。  また、現代風にアレンジしてあり

    ます。

 

 ■ 『 太平記 (たいへいき) 』 。 

   (NHKテレビの大河ドラマ)。

  ● ドラマで、得宗(とくそう)専制時代の

    鎌倉時代末期に、  鎌倉幕府第8代

    執権・北条高時が、鎌倉の闘犬(とう

    けん)場で、 物品貨幣の絹(反物)を、

    周りに下げ渡しているシーンが登場

    する。

 

 ■ 『 風林火山 (ふうりんかざん) 』 。 

   (NHKテレビの大河ドラマ)。

  ● ドラマで、室町時代後期(戦国時代)の

    第4回川中島の戦い時、 武田軍軍師

    が、霧などの天候を教えてくれた川中島

    の地元の高齢女性へお礼に、 小粒金・

    銀を渡すシーンが登場する。

 

 

#themoneyusedinjapan-earlymodernjapan

 

◆ 近世日本流通貨幣。

      (= 安土桃山・江戸時代の日本流通貨幣)。

       

■ 安土桃山・江戸時代の日本

     流通貨幣。

 

 ■ 安土桃山時代では、 日本の中央政府(豊臣政権)

 は恩賞・贈答用貨幣は発行したが、 自国通常貨幣を

 発行せず、 明銭(みんせん)などの国際通貨の中国

 銭(中国貨幣)等 が、日本国内では、自国通常貨幣

 として、使用された。 

    後の江戸時代に、明銭(みんせん)などの中国銭

 (中国貨幣)等を模倣して、文銭の銅貨・鉄貨が、寛永

 銭を最初に、江戸幕府により鋳造される。

    また、安土桃山時代では、 金板・銀板 (金塊や

 銀塊を板状にしたもの)、 小粒金・銀  (金塊や銀塊

 を粒状にしたもの)、 砂金 なども使用された。 

    後の江戸時代に、 江戸幕府により、この金板が、

 小判などの金貨になり、 銀板が、丁銀(ちょうぎん)

 どの銀貨になり、 小粒金が、分朱金(ぶしゅきん)など

 の金貨になり、 小粒銀が、分朱銀(ぶしゅぎん)、豆板

 銀(まめいたぎん) などの銀貨となる。

 ● TKKI カナヤマ著 日本経済史ガイドブック。

 

 

♪♪ 近世日本流通貨幣関連ドキュメン

    タリー・ドラマ・映画。

 

★ 安土桃山時代・江戸時代初期流通

   貨幣関連ドラマ・映画。

  ● (注意) ドラマ、映画は、 フィクションです。 

     歴史のドラマ、映画は、 史実(歴史上の事

     実) と 架空の出来事が混じって描かれて

    います。  また、現代風にアレンジしてあり

    ます。

 

 ■ 『 天地人 』。 

     (NHKテレビの大河ドラマ)。

  ● ドラマで、上杉景勝、直江兼続の、豊臣

    秀吉の大阪城訪問時、 豊臣秀吉が、

    上杉景勝、直江兼続の前で、砂金(さき

    ん)を山盛りにし、見せ付けるシーンが

    登場する。

 

 

#themoneyusedinjapan-theedoperiod

 

◆ 江戸時代の日本流通貨幣。

  □ 江戸時代の日本流通貨幣

      (えどじだいのにほんりゅうつうかへい)。

 

 ■ 全国貨の通常貨幣

    (江戸幕府発行・硬貨)。

  ● 全国貨の定位(定額)通常貨幣

    (江戸幕府鋳造・硬貨)。

   ○ 両金貨 (両判金) 

     (りょうきんか(りょうばんきん))。

    @ 一両小判(金)、 A 五両判(金)。

   ○ 分朱金銀貨 (ぶしゅきんぎんか、分金

      朱金分銀朱銀)。

    @ 二分金、 A 分金、 B 二朱金、 

    C 一朱金、 D 分銀、 E 二朱銀、 

    F 一朱銀

   ○ 文銭銅・鉄貨 (もんせんどう・てっか)。

    @ 百文銭銅貨、 A 十文銭銅貨

    B 四文銭銅・鉄貨、 C 一文銭銅・鉄貨。

 

  ● 全国貨の秤量(しょうりょう)通常貨幣 

    (江戸幕府鋳造・硬貨)。             

   ○ 丁銀・豆板銀・銀貨(ちょうぎん・まめい

     たぎん・ぎんか)。

    @ 丁銀(ちょうぎん)、 

    A 豆板銀(まめいたぎん)。

 ● TKKI カナヤマ著 日本経済史ガイドブック。

 

 ■ 地方貨の通常貨幣 

    (各藩発行・紙幣・硬貨)。 

  ○ 藩札(はんさつ)、 

  ○ 地方貨の各種硬貨。

 

 ■ 恩賞・贈答用貨幣 

    (江戸幕府発行・硬貨)。

  ○ 恩賞・贈答用金貨。

    @ 大判(金) (おおばん(きん))

 ● TKKI カナヤマ著 日本経済史ガイドブック。

 

 

◆ 江戸時代の日本流通貨幣。

  ■ 江戸時代の日本流通貨幣

 

  ■ 江戸時代初期に、 日本の中央政府の

  江戸幕府は、自国貨幣を発行する決断をし、 

  江戸時代を通じて、貨幣を鋳造し、人々に使

  用させた。  

  ● 江戸時代に、政府・中央銀行(財務省・

  日銀)の造幣局はなく、 貨幣鋳造の方法は、

  江戸幕府から公認民間事業者の鋳造所への

  委託(請負)形式であった。

 

  ■ 定位(定額)貨幣秤量(しょうりょう)貨幣

  ● 江戸時代の貨幣では、大きく分けて、

  位(定額)貨幣 と、 秤量(しょうりょう)貨幣

  という2種類の通常貨幣が、全国で、流通し

  た。 

  ● 関東を中心とする東日本では、 定位

  (定額)貨幣 (1両判金〜1文銭貨) が多く

  使われ、 関西を中心とする西日本では、

  量(しょうりょう)貨幣 (銀塊をお金として使

  う、丁銀(ちょうぎん)や豆板銀(まめいたぎ

  ん)) が多く使われた。

  ● TKKI カナヤマ著 日本 経済史ガイド

    ブック。

 

  ■ 江戸時代(1603年〜1868年)では、江

  戸幕府が発行(鋳造)した貨幣には、 全国で

  使用された定位(定額)・通常貨幣の、 両 金

  (両判金)一両小判・五両判)、 分朱金銀

  貨 (ぶしゅきんぎん、分朱金と分朱銀)、 文

  銭(もんせん)銅・鉄貨、 秤量(しょうりょう)・

  通常貨幣の、丁銀(ちょうぎん)、豆板銀(まめ

  いたぎん)、 贈答・恩賞用貨幣の大判(金)

  (おおばん(きん)) などがあった。

 

  ■ 江戸幕府は、 金座 (きんざ、小判、分

  朱金などの小型金貨などの鋳造所)、 銀座

  (ぎんざ、分朱銀、丁銀、豆板銀などの銀貨

  などの鋳造所)、 銭座(文銭などの銅貨・鉄

  貨などの鋳造所) を設け、 全国貨(日本全

  国流通貨)の通常貨幣(日常生活利用貨幣)

  を鋳造した。 また、 大判座 (大判(金)の

  鋳造所)で、贈答・恩賞用貨幣も鋳造した。

 

  ■ 地名の東京の銀座は、 江戸時代に、

  江戸幕府公認の(江戸幕府に銀貨を納めて

  いた)銀座(ぎんざ、銀貨鋳造所)があった

  場所に由来する、 つまり、 銀座 (銀貨鋳

  造所、江戸幕府の公認銀貨民間鋳造所、現

  在の銀貨の造幣局に相当) が置かれてい

  たために、この名が現在でも地名となって残

  っている。

 ● TKKI カナヤマ著 日本経済史ガイド

   ブック。

 

 

◆ 江戸時代の日本流通貨幣。

  ■ 江戸時代の日本流通貨幣

 

■ 江戸時代の定位(定額)・通常貨幣。

  ■ 大区分4分類。

  ■ 両・分・朱・文区分の分類。

  ● 江戸時代の定位(定額)・通常貨幣を、

    (1)両、(2)分、(3)朱、(4)文

    (りょう、ぶ、しゅ、もん)

    により、4つに分類する。

  ■ 江戸時代の定位(定額)・通常貨幣は、 

    (1) 両単位・定位(定額)・通常貨幣の、

     五両判(金)(1種)、 一両 小判(金)

     (11種)、 

   (2) 分単位・定位(定額)・通常貨幣の、 

      二分金(3種)、 分金(11種)、

     分銀(2種)、  

   (3) 朱単位・定位(定額)・通常貨幣の、 

      二朱金(3種)、一朱金(1種)、 

      二朱銀(3種)、 一朱銀(1種)、 

     (4) 銭単位・定位(定額)・通常貨幣の、 

     百文 銭銅貨(= 天保銭)(1種)、 

     十文銭銅貨(1種)、四文銭銅・鉄貨

     (2種)、一文銭銅・鉄貨(1種) 、 

   の4つに分類される。

  ● TKKI カナヤマ著 日本経済史ガイド

    ブック。

 

 

■ 江戸時代の定位(定額)・通常貨幣。

  ■ 13種類区分の分類。

  ● 江戸時代の定位(定額)・通常貨幣を、

    額面、材質等により、13種類に分類する。

  ■ 江戸時代(1603年〜1868年)に、 

    江戸幕府により鋳造(発行)され、 

    全国に流通し、使用された

    定位(定額)・通常貨幣は、 

    ○ 五両判(金)(ごりょうばん(きん))

      (1種)、 

    ○ 一両 小判(金)(いちりょうこばん

      (きん))(11種)、 

    ○ 二分金(にぶきん)(3種)、 

    ○ 分金(いちぶきん)(11種)、  

    ○ 二朱金(にしゅきん)(3種)、 

    ○ 一朱金(いっしゅきん) (1種)、 

    ○ 分銀(いちぶぎん)(2種) 

    ○ 二朱銀(にしゅぎん)(3種)、  

    ○ 一朱銀(いっしゅぎん) (1種)、 

    ○ 百文銭銅貨(= 天保銭)(ひゃくもん

      せんどうか(= てんぽうせん)(1種)、  

    ○ 十文銭銅貨(じゅうもんせん)(1種)、 

    ○ 四文銭銅・鉄貨(よんもんせんどう・

      てっか)(2種)、 

    ○ 一文銭銅・鉄貨(い

      ちもんせんどう・てっか)(1種) 

  の13種類である。

 ● TKKI カナヤマ著 日本経済史ガイド

   ブック。

 

■ 江戸時代の定位(定額)・通常貨幣。

  ■ 13種類区分の分類。

  ● 江戸時代の定位(定額)・通常貨幣を、

    額面、材質等により、13種類に分類する。

  ■ 江戸時代の定位(定額)・通常貨幣は、 

     五両判(金)(1種)、 

     一両 小判(金)(11種)、 

     二分金(3種)、 

      分金(11種)、 

      二朱金(3種)、 

      一朱金(1種)、  

      分銀(2種) 

      二朱銀(3種)、

     一朱銀(1種)、 

     百文銭銅貨(= 天保銭)(1種)、

     十文銭銅貨(1種)、 

     四文銭銅・鉄貨(2種)、 

     一文銭銅・鉄貨(1種) 

  の13種類である。

 ● TKKI カナヤマ著 日本経済史ガイド

   ブック。

 

 

 ■ 江戸時代の全国貨の定位(定額)・

    通常貨幣 (江戸幕府鋳造・硬貨)

  ■ 大区分3分類。

  ■ 江戸時代(1603年〜1868年)に、

     江戸幕府が鋳造(発行)した全国流通・

       定額(定位)・通常貨幣の種類は、 

       額面別では、概ね、次の数である。

    (a) 一両小判(11種類)、五両判(1種類) 、

      の両金貨(両判金) (12種類)、 

    (b) 二分金(3種)、分金11種)、

       の分金(ぶきん、 14種)、 

       二朱金(3種)、一朱金(1 種)、

        の朱金(しゅきん、4種類)、 

         分銀(2種)、

       の分銀(ぶぎん、2種類)、 

       二朱銀(3種)、一朱銀(1種

       の、朱銀(しゅぎん、4種類)

     の分朱金銀貨(24種)、 

    (c) 百文銭(1種)、十文銭(1種)、  

        四文銭(2種)、一文銭(1種)、

     の文銭(もんせん)の文(もん)非貴金

     属貨(5種

     である。

  ● TKKI カナヤマ著 日本経済史ガイド

    ブック。

 

■ 江戸時代の定位(定額)・通常貨幣。

  ■ 大区分3分類。

  ■ 両金貨、分朱金銀貨、文銭銅・鉄貨

    区分の分類。

  ● 江戸時代の定位(定額)・通常貨幣を、

   (a) 両金貨、( b) 分朱金銀貨、(c) 文銭

     銅・鉄貨により、3つに分類する。

  ■ 江戸時代の定位(定額)・通常貨幣は、 

   (a) 両金貨の、 

       五両判(金)(1種)、 

       一両 小判(金)(11種)、 

   (b) 分朱金銀貨の、 

       二分金(3種)、分金(11種)、

       二朱金(3種)、一朱金(1種)、 

        分銀(2種)二朱銀(3種)、

       一朱銀(1種)、 

   (c) 文銭銅・鉄貨の、

       百文銭銅貨(= 天保銭)(1種)、 

        十文銭銅貨(1種)、四文銭銅・

       鉄貨(2種)、一文銭銅・鉄貨

       (1種)、

   の3つに分類される。

  ● TKKI カナヤマ著 日本経済史ガイド

    ブック。

 

 

■ 江戸時代の全国貨の秤量(しょうりょう)

   通常貨幣 (江戸幕府 鋳造・硬貨)。    

  ● 銀塊(ぎんかい)をお金として使う、丁銀

    (ちょうぎん)や豆板銀(まめいたぎん)な

    どの秤量(しょうりょう)貨幣。

    

 ■ 秤量(しょうりょう)貨幣は、 銀などの貴金属

 の品位(含有量)・目方(重さ)で貨幣の価値を決

 め、使われた貨幣である。

   江戸幕府は、 秤量(しょうりょう)貨幣も鋳造し、

 江戸時代の秤量(しょうりょう)・通常貨幣には、 丁

 (ちょうぎん、 大型細長板状銀塊)、 豆板銀(まめ

 いたぎん、小型板状銀塊) などがあった。 秤量(し

 ょうりょう)・通常貨幣は、 銀の品位(含有量)・目方

 で使われた貨幣である。 丁銀の銀塊を細かく切り

 取り使ったり(切銀(きりぎん)という)、 端数計算に

 便利な小粒の豆板銀を使ったりした。 特に、 関西を

 中心とする西日本では、秤量(しょうりょう)・通常貨

 幣が頻繁に使われた。

   また、秤量(しょうりょう)貨幣は、その時の銀相

 場により、 両・分・朱・文の定位(定額)貨幣とも交

 換された。

   江戸幕府が鋳造した、秤量(しょうりょう)貨幣に

 は、 慶長丁銀・豆板銀から安政丁銀・豆板銀まで、

 丁銀11種と豆板銀11種 がある。

 ● TKKI カナヤマ著 日本経済史ガイドブック。

 

 

■ 江戸時代の地方貨の通常貨幣

   (各藩発行・硬貨・紙幣)。

  ■ 江戸幕府の発行した全国貨の他に、江戸

  時代では、江戸幕府の公認、非公認はあった

  が、 各(はん) が、 藩内にのみ通用する、

  紙幣(藩札など)や硬貨を発行する。

 

  ● 明治時代に入り、明治時代初期に、明治新

  政府(近代日本政府が、 地方通貨の紙幣の

  藩札の大半を回収した(買い取った)。 その時、

  岩崎弥太郎(い わさきやたろう、三菱財閥の創

  業者)などの政商が、 その情報を事前に知り、

  全国の藩札を低額で買いあさり、高額で政府へ

  売り(換金し)、巨利を得る。

  ● TKKI カナヤマ著 日本経済史ガイドブック。

 

 

■ 江戸時代の恩賞・贈答用貨幣 

   (江戸幕府発行・硬貨) 。

  ■ 江戸時代の贈答・恩賞用貨幣には、大判

    (金)(おおばん(きん)、大型金貨)があっ

    た。 その時の金相場により、両・分・朱・

    文の定位(定額)貨幣とも交換された。

  ● TKKI カナヤマ著 日本経済史ガイド

    ブック。

 

 

■ 参考文献 : 

   日本貨幣カタログ(日本貨幣商協同組合発行)、 

   その他多数の貨幣関連各種資料。

 

 

♪♪ 江戸時代の日本流通貨幣が登

    場する興味深い、ドラマ、映画、

    ドキュメンタリー。

 

 江戸時代の日本流通貨幣が登場

  する興味 深い、ドラマ、映画。

 

  ● (注意) ドラマ、映画は、 フィクションです。 

     歴史のドラマ、映画は、 史実(歴史上の事

     実) と 架空の出来事が混じって描かれて

    います。  また、現代風にアレンジしてあり

    ます。

 

■ 『 銀二貫 (ぎんにかん) 』 。  

   (NHKテレビの2014年スペシャルドラマ)。

 

  ■ 江戸時代の秤量(しょうりょう)貨幣 

   (銀塊をお金として使う、丁銀(ちょう

   ぎん)や豆板銀(まめいたぎん))が登

   場する。

  ● 江戸時代を描いた、ドラマ。

  ● 江戸時代の大阪の商人の修行を

   描いたドラマ。 題名の銀二貫は、

   300万円相当 の銀塊のお金である。

  ● 江戸時代の貨幣では、大きく分けて、

   定位(定額)貨幣と秤量(しょうりょう)

   貨幣という2種類の通常貨幣が、全国

   で、流通した。 

     関東を中心とする東日本では、

   定位(定額)貨幣 (1両判金〜1文銭 

   貨)が多く使われ、 関西を中心とす

   る西日本では、秤量(しょうりょう)貨幣 

   (銀塊をお金として使う、丁銀(ちょう

   ぎん)や豆板銀(まめいたぎん)) が

   多く使われた。

 

■ 『 陽炎の辻・居眠り磐音・

    江戸双紙 (かげろうのつじ・

     いねむりいわね・えどぞうし) 』 。  

    (NHKテレビのスペシャルドラマ)。

  ● 江戸時代中期を描いた、ドラマ。

 ● 第2回「絆」。

  ■ 江戸時代中期の「二朱銀(貨)」

    の流通のシーンが登場する。

 ● 第5回「戦いの序章」。

  ■ 江戸時代中期の「大判(金)」

    のシーンが登場する。

 

■ 『 武士の家計簿 (ぶしのかけ

     いぼ) 』。  

   (日本の映画)。

  ■ 幕末の4文銭が登場する。

  ● 江戸時代末期を中心に描いた、

    ドラマ。

  ● 代々加賀藩の御算用者(さんようも

    の、そろばん侍、経理係)の下級武

    士の猪山家の当主は、出費がかさ

    み家計が火の車となり、 当主と家

    族が家計の建て直し計画をたて、

    倹約生活をし、成功し、明治期に入

    り、当主の子が近代日本政府の財務

    中堅官僚になる物語。

 

 

#themoneyusedinjapan-modernandpresentdayjapan

 

◆ 近現代日本流通貨幣。

      (明治・大正・昭和・平成時代の

     日本流通貨幣)。

 

  ■ 明治時代初期から、 円単位貨幣、 銭(せ

    ん)単位貨幣、 厘(りん)単位貨幣 が使用

    されるようになった。

 

  ● 明治新政府(近代日本政府)の、1871年

    (明治4年)・5月の新貨(しんか)条例発

    により、 日本は、 江戸時代の両・分・朱・

    銭(りょう・ぶ・しゅ・せん)貨幣単 位から、 

    明治時代の円・銭・厘(えん・せん・りん)貨幣

    単位へ移行した。

 

  ● 明治時代初期に、日本では、一両小判(金)

    (基軸通貨単位)≒4分(ぶ)≒16朱(しゅ)≒

    4000文(もん)(4貫文)の貨幣単位より、 

    円(基軸通貨単位)=100銭=1000厘の

    貨幣単位へ移行する。

  ● TKKI カナヤマ著 日本経済史ガイドブック。

 

 

#themoneyusedinjapan-modernjapan

 

◆ 近代日本流通貨幣。

     (明治・大正・昭和戦前時代の日本流通貨幣)。

 

 ■ 明治時代に入り、近代日本政府は、円(えん)、

 銭(せん)、里(りん)の単位の、硬貨(金属貨幣)と

 紙幣の通常貨を、 明治時代初期より、 発行し、明 

 治時代、大正時代、昭和時代戦前期に、それらは、 

 日本国内や植民地で、使用された。  

   戦前の日本の各植民地(朝鮮半島、台湾、満州

 (中国東北地方)など)では、別の植民地貨も使用

 された。

 ■ 明治、大正、昭和戦前期の定額貨幣単位は、 

 1円=100銭(せん)=1000厘(りん) である。

 ● TKKI カナヤマ著 日本経済史ガイドブック。

 

 ■ 明治時代、大正時代、昭和時代・戦前期では、 

 近代日本政府(1867年〜1945年)は、通常貨

 幣として、 円単位貨幣では、 半円、1円、2円、

 5円、10円、20円、50円、100円、200円、10

 00円の額面の紙幣 と、1円、2円、5円、10円、

 20円の額面の硬貨(金属貨幣)(金銀貨のみ)を

 発行し、 銭単位貨幣では、 5銭、10銭、20銭、

 50銭 の額面の紙幣 と、半銭、1銭、2銭、5銭、

 10銭、20銭、50銭の額面の硬貨(金属貨幣)を

 発行し、 厘単位貨幣では、 5厘、1厘の額面の

 硬貨(金属幣) を発行した。

 ● TKKI カナヤマ著 日本経済史ガイドブック。

 

■ 参考文献 : 

   日本貨幣カタログ(日本貨幣商協同組合発行)、

   その他多くの貨幣関係資料。

 

 

#themoneyusedinjapan-presentdayjapan

 

◆ 現代日本流通貨幣。

      (昭和戦後・平成・令和時代の日本

     流通貨幣)。

 

 ■ 通常貨。

  戦後 (昭和時代・戦後期と平成時代)では、

 代日本政府(1945年〜現在)は、 通常貨幣とし

 て、 円単位貨幣では、 1円、5円、10円、50円、

 100円、500円、1000円、2000円、5000円、

 10000円の額面 の紙幣 と、 1円、5円、10

 円、50円、100円、500円の額面 の硬貨(金

 属貨幣)、 の通常貨を発行し、 銭単位貨幣では、

 5銭、10銭、50銭の額面の紙幣 と、 5銭、10

 銭、50銭の額面の硬貨(金属貨幣)、 の通常貨を

 発行する。

   戦後発行の通常貨幣は、1000円〜10000

 円は、紙幣のみ である。

 ● TKKI カナヤマ著 日本経済史ガイドブック。

 

 ■ 記念貨。

   通常貨の他に、現代日本政府(1945年〜現在) 

 は、戦後、 1964年の東京オリンピックの1000円

 銀貨と100円銀貨を最初に、 記念貨幣も、100円

 〜10万円の額面の円貨幣単位で、 数多く発行す

 る。

 

 ■ 昭和 ・戦後時代(昭和時代戦後期)、平成時代、

  令和時代の定額貨幣単位は、 1円=100銭

  (せん)である。

 ● TKKI カナヤマ著 日本経済史ガイドブック。 

 

 

■ 日本現行コインの概要・

   希少年号表。

  ■ 最新日本現行コイン・概要・希少年号表。

  ■ ミントセットとは、日本の造幣局が、未使用

   の通常硬貨等をパックにし、販売する貨幣

   セットである。

  ■ この表の希少年号は、西暦2012年(平成

   24年)までの現行コインの希少年号である。

 

 ■ 桐500円ニッケル黄銅貨。

  ○ 桐500円ニッケル黄銅貨は、 平成12年

    (2000年)から現在までの500円額面の

    年毎の発行貨幣 である。     

  ● TKKI カナヤマ著 日本貨幣アルバム。

 

  ● 発行枚数5000万枚以下の希少年号の

    500円硬貨は、ない。

 

 ■ 桜100円白銅貨。

  ○ 桜100円白銅貨は、 昭和42年(1967年)

    から昭和63年(1988年)まで (昭和64年

    発行せず) と、 平成元年(1989年)から現

    在まで の100円額面の年毎の発行貨幣 で

    ある。

 

  ● 発行枚数5000万枚以下の希少年号の100

    円硬貨は、 昭和58年、昭和59年、平成13

    年、平成14年である。

 

 ■ 菊50円白銅貨。

  ○ 菊50円白銅貨は、 昭和42年(1967年)か

    ら昭和63年(1988年)まで (昭和62年ミン

    トセットのみ、昭和64年発行せず) と、 平成

    元年(1989年)から現在まで (平成22年、

    23年ミントセットのみ) の50円額面の年毎の

    発行貨幣である。

  ● TKKI カナヤマ著 日本貨幣アルバム。

 

  ● 発行枚数5000万枚以下の希少年号の50

    円硬貨は、 昭和57年〜昭和61年、平成4年、

    平成12年〜平成21年 である。

 

 ■ 平等院10円青銅貨。

  ○ 平等院10円青銅貨は、 昭和26年(1951

    年)から昭和33年(1958年)(側面ギザあり、

    昭和31年発行せず)まで、 昭和34年(195

    9年)から昭和64年(1989)まで(側面ギザ

    なし)、 平成元年(1989年)から現在まで

    (側面ギザなし) の10円額面の年毎の発行

    貨幣 である。

 

  ● 発行枚数5000万枚以下の希少年号の10

    円硬貨は、 昭和32年(側面ギザあり)、昭和

    33年(側面ギザあり) である。

 

 ■ 稲5円黄銅貨。

  ○ 稲5円黄銅貨は、 昭和24年(1949年)から

    昭和33年(1958年)(文字楷書体、昭和29、

    30、31年発行せず)まで、 昭和34年(195

    9年)から昭和64年(1989年)まで(文字ゴシ

    ック体)、 平成元年(1989年)から現在まで 

    (文字ゴシック体、平成22年、23年ミントセット

    のみ) の5円額面の年毎の発行貨幣 である。

    ● TKKI カナヤマ著 日本貨幣アルバム。

 

  ● 発行枚数5000万枚以下の希少年号の5円

    硬貨は、 昭和28年、昭和32年、昭和33年;

    昭和34年、昭和35年、昭和42年、平成12

    年、平成17年〜平成21年 である。

 

 ■ 若木1円アルミ貨。

  ○ 若木1円アルミ貨は、 昭和30年(1955年)

    から昭和64年(1989年)まで、 平成元年

    (1989年)から現在まで (平成23年ミントセ

    ットのみ) の1円額面の年毎の発行貨幣 で

    ある。

 

  ● 発行枚数5000万枚以下の希少年号の1円

    硬貨は、 平成12年、平成13年、平成14年、

    平成17年、平成22年 である。

  ● TKKI カナヤマ著 日本貨幣アルバム。

 

■ 参考文献 : 

  日本貨幣カタログ(日本貨幣商協同組合発行)、

  その他の多くの貨幣関係資料。

 

 

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『 あなたのハートには 何が

  残りましたか? 』

 

 

以  上。