平成13年10月20日、栗駒山に登った。宮城、岩手、秋田の3県の県境にそびえる栗駒山は地元に最も親しまれている山である。栗駒山は宮城側の呼名だが、岩手側では須川岳、秋田側では大日岳と呼ぶ。東北自動車道・若柳金成インターより西方にどこまでも愛車をとばす。1時間ほどで登山口であるイワカガミ平に到着する。
今度で3回目になる栗駒山登山であるが今日は東栗駒コースから登り、須川コースの昭和湖まで足をのばすことにした。(世界谷地湿原は平成17年6月 )

東栗駒山から見上げる栗駒山

イワカガミ平より栗駒山を仰ぐ


 午前9時、イワカガミ平登山口の駐車場に到着。遥かに栗駒山を仰ぎ、心ははやる。


 

目指す栗駒山を望む


 今回は変化の多い東栗駒コースを登ることにした。


 

徒渉点


 東栗駒コースを登り30分、清らかな沢が流れる徒渉点に達した。まさに自然を感じさせる感激の場である。せせらぎの音を聞きながら100mほど大きな石を飛び越え登る。


 

東栗駒山


 徒渉点をすぎて間もなく、一気に視界が開く。ゆるやかな上り坂を越えれば東栗駒山の頂上である。頂上付近は大きな火山岩がごろごろしていてますます、登山気分を感じさせてくれる。


 

中央コースとの合流点から東栗駒山を望む


 東栗駒分岐をすぎ、お花畑付近(今の季節は枯草だけ)の急なのぼりを越えると中央コースとの合流点となる。振り返ってみると今登って来た登山道が遥か遠くに感じられます。


 

栗駒山頂上


 360度、大パノラマ、天気がいいので遠くまで見渡せた。今日は宮城側からも、岩手側からもたくさんの登山者が登っていた。頂上は風が強く、前日には雪が降ったようで若干、積雪があった。


 

須川コースより頂上を望む

岩手側・須川温泉からの登山ルート・須川コース、昭和湖を過ぎて間もなく天狗岩越しに栗駒山頂が望める。



昭和湖


 昭和19年に剣岳の噴火で出来た昭和湖。栗駒山と須川温泉の中間にあり周り一帯はイオウの匂いが強く湖面も乳白色だ。なんとなく神秘的な湖である。


 

世界谷地湿原


 栗駒山宮城側の中腹に世界谷地の湿原が広がる。初夏のころはニッコウキスゲやワタスゲ、そしてサラサドウダンが一面に咲きほころび、二つある湿原からは残雪を帯びた栗駒山が望める。(平成17年6月24日)


 




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