平成17年8月5日(金) 青森県・八甲田へ登った。仙台から東北自動車道を北進、4時間で黒石ICを降りて酸ヶ湯温泉をめざす。天気にも恵まれて、北八甲田の大岳、小岳は晴れわたり、お花畑の高山植物を眺めながら久しぶりの山登りを楽しんだ。


仙人岱から大岳を見上げる


  酸ヶ湯温泉登山口


 午前8時、登山コースは酸ヶ湯温泉の大駐車場から仙人岱をたどる大岳コース。登山口の木の鳥居をくぐり登山開始。




  新緑の登山道


 しばらくは見通しのきかないごろごろした石をまたぎながら樹林帯を進む。ナナカマドなどの新緑の登山道は気持ちがいい。




  火山活動続く地獄湯の沢


 1時間もすると視界が開き、地獄湯の沢へ着く。硫黄の臭いが漂い、火山活動がまだ続いていることをうかがわせる。長居は危険なので足早に通り過ぎる。振り返ってみると南八甲田の山々がきれいに浮かぶ。




  清水が湧き出る仙人岱


 仙人岱ではこんこん湧き出てくる八甲田清水で一息つく。とてもおいしくてこれまでの疲れが吹き飛んでしまう。後方は小岳。




  小岳頂上から高田大岳を望む


 ハイマツ帯を抜け出ると小岳の頂上(1478m)に到着。頂上から東方面に高田大岳(1552m)を望む。雲も発生していないので、きれいに見渡せる。引き返し大岳へと向う。




  小岳頂上より大岳を見上げる


 いま登ってきた道をふり返って見ると大岳がドッシリと迫るようにそびえる。晴れているのではっきりと望め、所々に雪渓が残る。




  がれ場の大岳への登山道


 小岳から大岳への分岐点に戻り、お花畑を進む。しばらくすると見晴らしのいい急な岩の登りにさしかかる。とてもきついので休み休み登る。





  オアシスのような鏡沼


 大きな石ころのとてもきつい登山道を登りきると、そこにはオアシスのような鏡沼が待っていた。湖面は鏡のようにおだやかで新緑がきれいに写っている。さあ、大岳頂上まであと一息だ。




  大岳頂上に到着したが・・・


 やっと着きました大岳頂上(1584.4m)。11時50分。約4時間で頂上到着。霧が発生して残念ながら360度パノラマは見えない。しばらく待っていてもなかなか晴れてもくれない。岩木山、南八甲田、そして青森市街が見渡せるのというのだが...。




  大岳頂上より高田大岳を望む


 大岳頂上からは辛うじて噴火口越しに霞むようにピラミッドのような形のいい高田大岳が望めた。(手前が小岳)





  下山は毛無岱のコースを辿る


 大岳北側の下山道を降り、大岳避難小屋から上毛無岱へと進む。正面に井戸岳を望む




広々とした下毛無岱湿原

上下の毛無岱湿原をつなぐ長い木造階段からは眼下に下毛無岱湿原が見下ろせる。とてもすばらしい眺めだ。




  キンコウカの中の下毛無岱を行く


 気持のいい下毛無岱の木道を進む。まわり一帯を黄金色のキンコウカの花が埋め尽くす。




  酸ヶ湯温泉で疲れを癒す


 酸ヶ湯温泉に無事下山(14時50分)。有名な「千人風呂」に入り今日一日の疲れを癒す(600円)。泉質は乳白色でイオウの香りが強い。入り口は別でも中に入ると混浴。なごやかな雰囲気で気持ちのいい温泉だ(撮影禁)。湯上りの生ビールが実にうまい。極楽々々






M E N U

HOME 思い出の東北山歩き 気まぐれひとり旅 気ままな旅人

山歩き MENU

船形山 燧ケ岳 森吉山 姫神山 八甲田 磐梯山 早池峰山 禿岳 安達太良山 栗駒山 会津駒ヶ岳 秋田駒ヶ岳 八幡平 蔵王 月山 一切経山