福島県・磐梯山は民謡「会津磐梯山」で宝の山と唄われ会津地方ではとても親しまれている山で、深田久弥の日本百名山のひとつともなっている。1888年(明治21年)の大噴火で |
裏磐梯には多くの犠牲とともに桧原湖をはじめ数多くの美しい湖沼が作られた。きょうは紅葉も見ごろとなったこの磐梯山の頂上を目指した。 |
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レンゲ沼から見上げるダイナミックな磐梯山
八方台登山口
磐越自動車道・磐梯河東インターを出て40分位でゴールドライン中腹の八方台登山口に着く。朝7時を過ぎたばっかりなのに八方台登山口の駐車場はもう車でいっぱい。天気は予報に反して曇り。しかし雨の心配はない。身支度の確認をして、さあ出発だ。

写真:(左)ハ方台登山口駐車場 (右) 案内板でこれからの行程を確認
ブナ林の登山道を行く
登山口を入るとしばらくはブナ林を進む。ブナの葉も黄色く紅葉しはじめてとても美しく気持ちがいい。

写真:始めは平坦な登山道も進むにつれてきつくなる
中の湯温泉
ブナ林を20分位進むと中の湯温泉に着く。温泉と言っても小屋は廃虚となっており、わずかに温泉が湧き出ている。紅葉を見ながら足湯をしていると疲れがほぐれとても気持ちがいい。

写真:中の湯温泉・思い思いに足湯を楽しむ人も
弘法清水小屋に到着
登り始めて1時間半。弘法清水にはもうすでに多くの人が到着していた。水場はここが最後、ここで飲む水はとても冷たく、今までの疲れが吹き飛んでしまいそう。ここからは眼下に桧原湖が望める。さあ、もう一息だ。

写真:弘法清水小屋で一休み・小屋のベンチで遠く桧原湖を望む
磐梯山頂上(1819m)
登山口から2時間で頂上に到着。磐梯山の頂上は大きな石がゴロゴロ。周りには樹木がないので見晴らしがいい。しばし、おにぎりを食べながら眼下の風景を楽しむ。

写真:荒々しい岩場の頂上・ワンちゃんも息を切らしながら登頂
頂上からの眺め
頂上からは何も遮る物はなく、360度パノラマを楽しめる。東には安達太良連峰、西には猫魔ヶ岳、南の眼下には猪苗代湖が、そして北側には裏磐梯高原の湖沼群が広がる。とても素晴らしい眺めだ。

頂上から荒涼たる火口壁を見下ろす

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写真: |
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(左上)裏磐梯高原の湖沼群を望む |
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(右上)雲間に猪苗代湖を見下ろす |
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(左下)彼方に安達太良連峰を望む |
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銅沼(アカヌマ)から見上げる磐梯山火口壁
中の湯温泉から分岐し裏磐梯スキー場の方へ行くと銅沼(アカヌマ)がある。磐梯山の荒々しい火口壁と美しい紅葉が湖面に映し出されてとてもきれいだ。

写真:銅沼から櫛ヶ峰を眺める
山の幸・アキグミ
下山の途中で中の湯付近から銅沼に進む登山道には真っ赤に熟したアキグミがいっぱい。しかし、すっぱそうなので食べるのはちょっと...。

写真:真っ赤なアキグミの実
裏磐梯・五色沼
無事、裏磐梯方面に下山。五色沼の毘沙門沼からいま登ってきた磐梯山を見上げる。この後、ホテルの露天風呂に入り疲れを癒す。
写真:裏磐梯・毘沙門沼から磐梯山を望む
