1変数関数についての定積分の性質 : トピック一覧

閉区間上可積ならそれに含まれる任意の閉区間で可積/区間加法性 
定数の定積分/線形性/可積関数の積の可積性/可積関数の合成関数の可積性/可積関数の逆数の可積性
積分の単調性/積分に関する三角不等式/積分の第一平均値定理
1変数関数の定積分関連ページ:定積分の定義←→原始関数/向き付き定積分/積分関数/解析学の基本定理/置換積分・部分積分
1変数関数の積分関連ページ:非有界関数の広義積分/無限区間の広義積分/スチルチェス積分
多変数関数の積分関連ページ:矩形上の2変数関数の積分/一般集合上の2変数関数の積分 
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定理:

閉区間I=[a,b]有界関数f(x)をそこで積分可能とすると、
閉区間I=[a,b]に含まれる任意の閉区間積分可能である。
【証明】 杉浦『解析入門』212;吹田新保『理工系の微分積分学』107参照。

定理:区間加法性

 関数f(x)閉区間[a,b]および[b,c](a<b<c)で積分可能とすると、[a,c]でも積分可能となって,
 
 cf. 向き付き定積分の区間加法性
 【応用例】 不定積分の連続性 
 【文献】 杉浦『解析入門』221:区間をk等分⇔小平『解析入門I』158-9=和達『微分積分』92-3⇔吹田新保『理工系の微分積分学』107:部分から和へ=神谷浦井『経済学のための数学入門』331:連続を仮定・具体的に展開;高木『解析概論』97:証明なし;. 青本『微分と積分1』130. 


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定理:定数の定積分

 
【文献】杉浦『解析入門』209;和達『微分積分』91. 
【証明】
 閉区間I=[a,b]上の分割、それによってできた小区間Ik (k=1,2,…,n)の代表点{ζk }に関するf(x)=cのリーマン和を求める。
 分割凾フ取り方、それによってできた小区間Ik (k=1,2,…,n)の代表点ζkの取り方によらず、常に、
    fk)=c (k=1,2,…,n)    …@
 ゆえに、リーマン和は、分割の取り方、代表点ζkの取り方によらず、常に
 cxk   ∵@
        = cΣxk = c ( b - a ) 
 分割の幅|處を小さくしてもこれは変わらないので、これが、関数f(x)I上の定積分となる。

定理:線形性

[小平『解析入門I』158-9; 杉浦『解析入門』209; 高木『解析概論』97;吹田新保『理工系の微分積分学』107; 神谷浦井『経済学のための数学入門』335.]

 閉区間[a,b]有界関数 f , g がそこで積分可能なら、 
 任意の定数α、βに対して、
  
(証明)
step1:
 仮定でf,gは閉区間[a,b]積分可能とされたので、
 閉区間I=[a,b]上の分割、それによってできた小区間Ik (k=1,2,…,n)の代表点{ζk }に関する
 f,gリーマン和R[f ;; {ζk }]R [g ;; {ζk }]は、
 分割の幅|處→0で収束する。つまり、分割の幅|處→0で
 
step2:
 
閉区間I=[a,b]上の分割、それによってできた小区間Ik (k=1,2,…,n)の代表点{ζk }に関する
 
h(x)=αf(x)+βg(x)リーマン和を求める。
  
       
         ∵α、βは定数
       
=αR[f ;; {ζk }]+βR [g ;; {ζk }] ∵リーマン和の定義 
step3: 分割の幅|處→0としたときの、h(x)=αf(x)+βg(x)のリーマン和を検討する。
 分割の幅|處→0とすると、
 R[h ;; {ζk }] =αR[f ;; {ζk }]+βR [g ;; {ζk }] ∵step2
           ∵step1
 ゆえに、関数 f , g閉区間[a,b]積分可能なら、h(x)f(x)g(x)もそこで積分可能であり、
 分割の幅|處→0としたときのそのリーマン和の収束先(すなわち定積分)は、 
  
 となる。
 すなわち、
 
 


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定理:積分可能な関数の積

[高木『解析概論』98.=杉浦『解析入門』221.⇔吹田新保『理工系の微分積分学』107;.]

 閉区間[a,b]有界関数 f , gがそこで積分可能なら、積 f g積分可能
 
 Cf.広義積分可能な関数の積は広義積分可能であるとは限らない。 

(証明)
[step0]
 
f,g閉区間[a,b]有界であるから、
 
閉区間[a,b]上の任意のxについて、|f(x) |C|g(x) |Cを満たす非負の定数Cが存在する。…@
[step1]
 
x,yを、閉区間[a,b]上の任意の値とすると、
 
| f(x) g(x) f(y) g(y) |=| f(x) g(x) f(y) g(x) +f(y) g(x)f(y) g(y) |
            
=| ( f(x)f(y) ) g(x) +f(y) ( g(x)g(y) ) |
           
| ( f(x)f(y) ) g(x) |+| f(y) ( g(x)g(y) ) | ∵絶対値の性質
            =|g(x) || (f(x)f(y) |+|f(y) ||g(x)g(y) | ∵絶対値の性質
           ≦C|f(x)f(y) |+ C|g(x)g(y) | ∵@
            =C{|f(x)f(y) |+|g(x)g(y) |}
 つまり、| f(x) g(x)f(y) g(y) |C{|f(x)f(y) |+|g(x)g(y) |} (x,y[a,b]) …A
[step2]
 
閉区間[a,b]分割によって生じた各小区間Ik (k=1,2,…,n) における関数fg振幅をωk( fg, Ik ) 、関数f振幅をωk( f, Ik )、関数g振幅をωk( g, Ik )と置く。すなわち、
  
ωk( fg, Ik )sup f(x) g(x)inff(y)g (y) =sup| f(x)g(x)f(y)g (y) |, x,yIk[a,b]
    ここで、
f(x) g(x)Ik におけるsup f(x) g(x)となるときのxx1
        
f(y) g (y)Ik におけるinf f(y) g (y) となるときのyy1とおくと、
    
ωk( fg, Ik )=| f(x1)g(x1)f(y1)g (y1) |…B
  
ωk( f , Ik ) sup f(x)inff(y)=sup|f(x)f(y) |,   x,yIk[a,b]
    ここで、
f(x)Ik におけるsup f(x)となるときのxx2
        
f(y)Ik におけるinf f(y) となるときのyy2とおくと、
    
ωk( f, Ik )=| f(x2)f(y2) |     …C
  
ωk( g, Ik ) sup g(x)infg(y)=sup|g(x)g(y) |,   x,yIk[a,b]
    ここで、
g(x)Ik におけるsup g(x)となるときのxx3
        
g(y)Ik におけるinfg (y) となるときのyy3とおくと、
    
ωk( g, Ik )=| g(x3)g (y3) |    …D
[step3]
 
閉区間[a,b]上の任意のx,yについてAが成り立つということは、
 
分割によって生じた小区間Ik上の任意のx,yについてもAが成り立つ。(Ik [a,b])
 それであれば、Bで考えた特定の2 x1y1Ik[a,b]に含まれるのだから、
 
x1y1についてもAが成り立つ。つまり、
  
ωk( fg, Ik )=| f(x1)g(x1)f(y1)g (y1) |C{|f(x1)f(y1) |+|g(x1)g(y1) |}
 この右辺の
|f(x1)f(y1) ||g(x1)g(y1) |について、CDより、
    
|f(x1)f(y1) |ωk( f, Ik )=| f(x2)f(y2) ||g(x1)g(y1) |ωk( g, Ik )=| g(x3)g (y3) |
 となることから、
  
ωk( fg, Ik )=| f(x1)g(x1)f(y1)g (y1) |C{|f(x1)f(y1) |+|g(x1)g(y1) |}≦C{ωk( f, Ik )+ωk( g, Ik )}
 要するに、
ωk( fg, Ik )C{ωk( f, Ik )+ωk( g, Ik )} …E
[step4] 
   ∵E
           
=CΣ{ωk( f, Ik )+ωk( g, Ik )}xk 
           
=CΣ{ωk( f, Ik ) xk +ωk( g, Ik ) xk } 
           
=C{Σωk( f, Ik ) xk +Σωk( g, Ik ) xk }
 要するに、
  ∵F
 
f,g閉区間[a,b]積分可能なら、リーマンの可積分条件より、
  
 よって、
f,g閉区間[a,b]積分可能なら、
 
分割の幅||0で、Fの右辺→0、よってFの左辺: Σωk( fg, Ik )xk→0。
 これは関数の積fg についてのリーマンの可積分条件に他ならない。

定理:積分可能な関数の逆数

 [杉浦『解析入門』221.;]

 関数 f閉区間[a,b]積分可能かつゼロをとらず、1/f が有界なら、 
 1/f閉区間[a,b]積分可能

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定理:積分の単調性

 cf.向きのついた積分の単調性 

[杉浦『解析入門』209-210;吹田新保『理工系の微分積分学』108-9; 小平『解析入門I』158-160; 高木『解析概論』98;和達『微分積分』91.] 

〇1 関数閉区間[a,b]積分可能f (x) ≧0なら、
    
   等号が成り立つのは、f連続なら、つねに、f (x)=0 である場合だけ。
   (つまり、1箇所でも f (x)>0の点があれば、左辺>0)

 [高木『解析概論』97-98=小平『解析入門I』158-9=吹田新保『理工系の微分積分学』108.
                      ⇔杉浦『解析入門』209-210:〇2の系とされる]
(前半の証明)
 
閉区間I=[a,b]上の分割、それによってできた小区間Ik (k=1,2,…,n)の代表点{ζk }に関する
 
fリーマン和R[f ;; {ζk }]は、どのように分割、{ζk }をとろうが、f(x)0ならば、f(ζk)0なので、
 
R[f ;; {ζk }]≡Σf(ζk)x k 0となる。
 
分割の幅||0でも、R[f ;; {ζk }]0だから、f閉区間[a,b]積分可能ならば、
 
(後半の証明)f ( x0 ) > 0となる点が[a,b]上に一点でもあれば、f(x)>0となることを示す。
[仮定]
 仮定@:
f閉区間[a,b]積分可能
 仮定A:
[a,b]上の一点x0f連続
  すなわち、任意の正数εに対して、ある正数δをとると、
       
| f(x)f(x0) |<ε( | xx0| δ )が成り立つ。
 仮定B:仮定Aで指定された一点
x0f ( x0 ) > 0
 仮定C:一点x0を除く[a,b]上でf(x)0
[準備]
 仮定Aにおける任意の正数εとして、
f ( x0 )/2 > 0(∵仮定B)をとってもよい。
 すると、ある正数δをとると、 
| f(x)f(x0) |f ( x0 )/2 | xx0| δ
 すなわち、
f(x0)f ( x0 )/2f(x)f(x0) f ( x0 )/2 x0−δ< x x0+δ
 すなわち、開区間
(x0−δ, x0+δ)において、f ( x0 )/2f(x)3f ( x0 )/2
 以上から、
 
つねにf(x)f ( x0 )/2 0が成立している開区間(x0−δ, x0+δ)が存在することが明らかとなった。
 次に、
この開区間(x0−δ, x0+δ)に含まれる任意の閉区間[c,d]におけるf(x)の定積分について、考える。
 
         ∵[c,d]におけるfの下限をmとすると、
          
f ( x0 )/2m, m(b-a)s[]s[] R [ f ;;{ζk}]
       
0 ∵仮定B: f ( x0 ) > 0、仮定A:dc > 0
        …@
[本題]
  ∵仮定@より区間加法性適用。
        ∵第1項≧0(∵仮定C)、第3項≧0(∵仮定C)
      >0       ∵@

〇2 関数 f , g 閉区間[a,b]積分可能f (x)g (x) なら、
    
   等号が成り立つのは、関数 f , g連続なら、つねに、f (x)g (x) である場合だけ。 
 応用例:不定積分の連続性、 

[杉浦『解析入門』209-210⇔高木『解析概論』97.=小平『解析入門I』158-9=吹田新保『理工系の微分積分学』108=和達『微分積分』91: 〇1と関数の差の積分から導く.]

(証明1: 杉浦『解析入門』209-210)  

 閉区間I=[a,b]上の分割によってできた小区間Ik (k=1,2,…,n)の代表点{ζk }に関する
 
f(x),g(x)リーマン和は、  
   
 仮定「
f(x)g(x)」が満たされるならf(ζk)g(ζk) だから、いかなる分割、{ζk }をとったとしても、
   …A
 仮定「
f,g閉区間[a,b]積分可能」が満たされるなら、  分割の幅|處→0とすると、
  
 Aより、

(証明2: 高木『解析概論』97.=小平『解析入門I』158-9=吹田新保『理工系の微分積分学』108=和達『微分積分』91.)

 仮定@:f,g閉区間[a,b]積分可能、仮定A: f(x)≦g(x) とする。
 仮定Aより、g(x)f(x)≧0 …@
 積分可能な関数の和差も積分可能であるから()、関数g(x)−f(x)閉区間[a,b]積分可能。…A
 @Aより、〇1が成立し、
 
   等号が成り立つのは、g(x)−f(x)=0である場合だけ。
 よって()、
 
   等号が成り立つのは、g(x) = f(x)である場合だけ。
 


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定理:積分に関する三角不等式

 cf.向きのついた積分の三角不等式
[高木『解析概論』97.=杉浦『解析入門』220;小平『解析入門I』158-9;]

fが閉区間[a,b]で(連続でなくとも)積分可能ならば、|f|積分可能で、 
  
 応用例:不定積分の連続性
(証明)
前半:fが閉区間[a,b]積分可能ならば、|f|積分可能
  積分の三角不等式   
 
(step1) 任意のx1, x2について||f(x1) ||f(x2) |||f(x1)f(x2) | …@
           ∵
絶対値の性質 (直感的に考えたほうがよいかも)
 (step2) @から、閉区間I=[a,b]上の分割によって生じた小区間Ik (k=1,2,…,n)のどれをとっても、
     
|f|Ik における振幅fIk における振幅以内に収まる。つまり、
 
 sup 
 だから、両者の間に@が成り立ち、
ωk (Ik ; |f| )ωk ( Ik ; f )
 よって、すべての小区間
Ikにおいて、幅xk( > 0)と振幅との積について、以下が成立。
  
ωk (Ik ; |f| )xkωk ( Ik ; f ) xk    …A
 
(step3)Aより、xk・ωkを全ての小区間について(k=1からnまで)足し合せた和について以下が成立。
   …B
 
(step4) 仮定「f閉区間[a,b]積分可能」が満たされるならば、
     
分割の幅||0で、Bの右辺→0。∵リーマンの可積条件 
     よって、このとき、Bの左辺→
0となり、
     
|f|閉区間[a,b]積分可能 ∵リーマンの可積条件
 注意:逆に、「
閉区間[a,b]において、|f|積分可能なら、f積分可能」とは言えない。
後半:
 絶対値の性質|x|x」より、| f(x)|f(x)。ゆえに、積分の単調性より、
       …@
 
絶対値の性質|x|≧−x」より、| f(x)|≧−f(x) 。ゆえに、積分の単調性より、
      ∵
線形性
  両辺に−
1をかけて、−| f(x)|dx f(x) dx  …A
 @Aをまとめて書くと、−
| f(x)|dx f(x) dx| f(x)|dx
 ゆえに、上の式の真中の項に絶対値をかけると、
|f(x)dx|| f(x)|dx (証明終わり)
 
  [吹田新保『理工系の微分積分学』108]


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定理:積分の第1平均値定理 first mean value theorem

[吹田新保『理工系の微分積分学』108; 小平『解析入門I』160;杉浦『解析入門』209; 高橋『経済学とファイナンスのための数学』85; 和達『微分積分』91-2.] 

 cf.(微分の)平均値定理2変数関数の積分の第1平均値定理、 

 応用例:不定積分の微分微分積分学の基本定理

〇1. f(x)閉区間[a,b]積分可能で m≦f(x)≦M なら、
   
  を満たすλが存在する。
  要するに、
    
〇2. f(x)閉区間[a,b]連続なら、(このとき必ず積分可能である
   
  を満たすζが存在する。
※この左辺を、関数f(x)閉区間[a,b]における平均値mean valueと呼ぶ。[小平『解析入門I』160;]

(証明:〇1)

 
  なぜなら、m ( b−a )≦s[]≦R [ f ;;{ζk}]≦S[]≦M( b−a ) ()
    あるいは、m≦f(x)≦Mから∫mdx≦∫f(x) dx≦∫Mdxとして(∵積分の単調性)
 両辺を(b-a)(>0)で割って、
 …@
 λ=不等式@の真中の辺とおいて、証明終わり。

(証明:〇2)

 f(x)が閉区間[a,b]連続なので、最大値最小値定理より、f(x)には[a,b]における最大値最小値が必ず存在する。この最大値をf(β)=M、最小値をf(α)=mとおく。M=mの場合は、命題は明らかに成立。以下では、m<Mの場合を検討する。すなわち、m≦f(x) ≦M。…A
 Aより、〇1.が成り立つ。
 f(x)が閉区間[a,b]連続なので、α<βなら[α,β] (⊂[a,b])、β<αなら[β,α] (⊂[a,b])においても、中間値の定理が成立し、f(x)は、f(α)=mとf(β)=Mの間の任意の実数cを値に取る。
 すなわち、、m<c<Mを満たす任意のcに対し、f (ζ)=cとなるζが、α<βなら(α,β)、β<αなら(β,α)に少なくとも一つ存在する。  
 〇1.の
 
 は、m<λ<Mを満たすので、λをcの一つとして扱ってよい。
 すなわち、f (ζ)=λとなるζが、
     α<βなら(α,β)[a,b]
     β<αなら(β,α)[a,b]に少なくとも一つ存在する。
すなわち、
   
  を満たすζが存在する。
 

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reference

日本数学会編集『岩波数学辞典(第三版)』 岩波書店、1985年、202項積分法(pp.520-525)→リーマン積分、204項積分論(pp.530-533)→ルベーク積分。
吹田・新保『理工系の微分積分学』学術図書出版社、1987年。pp.106-109.
高橋一『経済学とファイナンスのための数学』新世社、1999年、pp.80-82.
小平邦彦『解析入門I』 (軽装版)岩波書店、2003年 pp.158-161。あらかじめ閉区間上の連続関数に限定して議論を進めている。
杉浦光夫『解析入門』岩波書店、1980年、pp.209-211: n次元一般での定義;229-247:1変数関数の積分に特殊な性質(原始関数、…)。
高木貞治『解析概論 改訂第三版』岩波書店、1983年、p. 97-100.
青本和彦『岩波講座現代数学への入門:微分と積分1』岩波書店、1995年、126-130.軽く説明。
高橋陽一郎『岩波講座現代数学への入門:微分と積分2』 岩波書店、1995年、pp.1-11: ルベーク積分の前段階として単関数を用いて定義;pp.115-117。
矢野健太郎・田代嘉宏『社会科学者のための基礎数学 改訂版』裳華房、p.115.
和達三樹『理工系の数学入門コース1:微分積分』岩波書店、1988年、pp.91-93.
神谷和也・浦井憲『経済学のための数学入門』東京大学出版会、1996年、pp. 335-336.