北海道の城
■函館市
- 五稜郭
- 分類:平城(稜堡式) 評価:★★★★
- 別名は亀田御役所土塁。1866年に徳川幕府によって築かれた西洋式の城郭で、函館戦争では旧幕府軍が立て籠もった。星型の縄張りが特徴的で面白い。
- 四稜郭
- 分類:台場(稜堡式) 評価:★★
- 1869年に旧幕府軍によって五稜郭背後を守るために丘の上に築かれた台場。函館戦争では松岡四郎次郎が守備したが、権現台場の陥落後は放棄された。
- 権現台場
- 分類:台場 評価:△
- 1869年に旧幕府軍によって五稜郭背後を守るために東照宮のあった丘に築かれた台場。函館戦争では旧幕府軍が守備していたが、新政府軍の攻撃を受けて陥落した。
- 弁天台場
- 分類:台場 評価:△
- 1863年に徳川幕府によって函館港を守るために弁天岬に築かれた台場。函館戦争では旧幕府軍が立て籠もったが、函館市街が制圧されると孤立し降伏開城した。
- 宇須岸館
- 分類:丘城 評価:△
- 別名:河野館、箱館。1454年頃に河野政通によって函館山の麓に築かれた城館。1456年と1512年にアイヌよって攻め落とされた。江戸時代には箱館奉行所が置かれた。道南十二館の一つ。函館の地名発祥の地。
- 志苔館
- 分類:丘城(単郭方形館) 評価:★★
- 室町時代に小林重弘によって海岸段丘上に築かれた方形単郭の館。道南十二館の一つ。1456年と1512年にアイヌによって攻め落とされた。
■北斗市
- 戸切地陣屋
- 分類:陣屋(稜堡式) 評価:★★
- 松前藩によって築かれた稜堡式の陣屋で、函館戦争では松前藩の守備隊によって火がかけられて破棄された。
■松前町
- 松前城
- 分類:平山城 評価:★★★★
- 別名は福山城。松前慶広によって1606年に築かれた福山館が始まりで、1849年に改築されて今の形になった。函館戦争では旧幕府軍の攻撃を受けて落城した。
- 大館
- 分類:丘城 評価:-
- 築城年代は定かではないが、後に蠣崎氏代々の居城となる。道南十二館の一つ。福山館が築かれると居城はそちらに移された。結局、上まで登れなかった。
■上ノ国町
- 勝山館
- 分類:山城 評価:★★★
- 別名は和喜館。武田信広(蠣崎信広)によって1470年頃に築かれた山城で、蠣崎氏代々の居城。宗家が大館に居城を移してからも蠣崎一門の居城となった。
- 花沢館
- 分類:丘城 評価:★
- 15世紀頃に築かれた城で、後に蠣崎季繁の居城となる。道南十二館の一つで、コシャマインの乱で陥落しなかった館の一つでもある。
■江差町
- 弁天島台場
- 分類:台場 評価:△
- 幕府によって海防のために弁天島に築かれた台場。箱館戦争では旧幕府軍が占領し、ここから新政府軍の船へ砲撃をしたが届かなかった。
- 蝦夷館
- 分類:チャシ? 評価:△
- 名前からアイヌのチャシの跡と思われるが、詳細は不明。