ソフォラ（エンジュ）

学名	Sophora japonica
和名（日本語名）	エンジュ
生薬名	槐花（カイカ）、槐米（カイベイ）
分類	マメ科
原産地	中国、日本
特徴	槐花（カイカ）の名前は、神農本草経に収載されているくらい昔から生薬として利用されています。 神農本草経とは、中医薬学の基礎となる書物です。 日本には、仏教の伝来とともに薬木として中国から伝えられ、古くから栽培されています。 日本では、幹は家具に、樹皮は染料に、蕾は薬用にと、余すことなく利用されています。 日本では、街路樹として植えられている所もあるので見かけることもあると思います。 開花は7～8月頃で、枝先に円錐花序の白い蝶形花を付けます。 中国ではその花を料理に使ったりもします。 花が多く咲くので、蜜源植物となっています。 蕾を乾燥させた物を「槐花（カイカ）」という生薬名で、果実を「槐角」、葉を「槐葉」、根を「槐根」、若い枝を「槐枝」、幹及び根からコルク層を取り除いた皮部を「槐白皮」、幹から採れる樹脂を「槐膠」と言い、漢方の考え方では、全てが薬用になると考えられています。
成分	フラボノイド、ルチン、ケルセチン、トリペノイド、ベツリン酸、配糖体、トロキセルチン、ジヒドロケルセチン、ソフォラジイル、グルコイス、グルクロ酸等。
効能（効果、効用、薬効、作用）	血圧降下、止血作用、中風、毛細血管の止血、鼻血、毛細血管の強化作用等。
使い方（利用法、利用方法、活用法）	ハーブティー（ハーブ茶、お茶）、簡単手作りポプリ（手作りハーブポプリ）の材料、ハーブ染め（ハーブ染色）の材料、手作りハーブクラフト（手作りハーブ作品作り）等に使用（利用）します。
注意！	○毒性を含んでいますので、大量の使用、長期の使用は避けてください。 ○体調に変化がある場合は、医師や専門家に相談してください。