シャクヤク（ペオニー）

学名	Paeonia lactiflora
英語名	Peony（ペオニー）
和名（日本語名）	シャクヤク
生薬名	芍薬
分類	ボタン科　多年草
原産地	中国、モンゴル
特徴	この植物の中国における医療上の使用の歴史は少なくとも1500年前にさかのぼります。 婦人強壮薬である「四物湯」を作るのに使用されています。生薬の一つとして最も広く知られています。 シャクヤクの根を乾燥または蒸乾した物の外皮を除去したものを「白芍」、外皮を除去し、湯通しして乾燥させた物を「真芍」、外皮をつけたままの物を「赤芍」と言います。 日本では奈良県、長野県で栽培されています。 ハーブとしては、オランダシャクヤク、セイヨウシャクヤク（Paeonia officinalis）があります。 ヨーロッパ南部から地中海沿岸が原産です。山岳地帯の高木隣地に分布しています。 ヨーロッパでの民間伝承はヒポクラテスの時代（紀元前470～377）に癲癇の治療されたとあります。 また、紀元前40～90には産後の女性に使用されたという記載があります。 現代では生薬としての利用が多く、漢方薬には欠かせない材料の一つになっています。
成分	モノテルペノイド、オニフロリン、アルビフロリン、ペンタガロイルグルコース、安息香酸、ペオニン、タンニン、揮発油、樹脂等。
効能（効果、効用、薬効、作用）	抗痙攣作用、強壮作用、収斂作用、鎮静作用等。 ※民間伝承として、四物湯は主に女性の強壮薬として広く使われています。四物湯は、当帰、芍薬、地黄、川芎で構成されます。
注意！	妊娠中は使用を避けましょう。専門家、医師の指示のもと以外では使用しないようにしましょう。