学名
(意味) |
メリッサ・オフィキナリス
Melissa officinalis
(蜂蜜 薬効) |

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英語名 |
Lemon balm |
和名(日本語名) |
西洋山薄荷(セイヨウヤマハッカ)、香水薄荷(コウスイハッカ) |
別名 |
ビーバーム |
名前の由来 |
ギリシャ北東部のサロニカ湾近くにあるギリシャ最高峰のオリンポスは、神話に登場する主神ゼウスをはじめとする12人の神々の住処だと言われています。
ゼウスは半身半人のアマルタイアによって山羊の乳を与えられ、その妹メリッサから蜂蜜をもらって成長しました。
その時蜜を取っていた植物の名は、アマルタイアの妹の名前を取ってメリッサと名付けられたということです。
また、葉と花からレモンの香りが漂うためだという説もあります。 |
分類 |
シソ科 多年草 |
特徴 |
草丈は30〜50cmです。
クリーム色の花をつけます。葉(リーフ)に強いレモンの香りがあり、フランスではThe de France(フラン人のお茶)と呼ばれるほど代表的なハーブ(香草、薬草、植物)です。
レモンの香りはしますが酸味はありません。レモンの香りがするエキス(シトラール、シトロネラール)が含まれているのです。気分を明るく高揚させたり、鎮静させるという二面性の効能(効果、効用、薬効、作用)をもち、誰からも好まれる香りです。
花言葉は「同情」です。 |
成分 |
アロマオイル(精油、エッセンシャルオイル)(0.2%以下、シトラール、シトロネラール、オイゲノールアセテート、ゲラニオールなど)、ポリフェノール、タンニン、フラボノイド、ロスマリン酸、トリテルペノイド |
効能(効果、効用、薬効、作用) |
健胃、頭痛、不眠など、幅広い症状に効能(効果、効用、薬効、作用)があり、活力のハーブ(香草、薬草、植物)と呼ばれています。 |
使い方(利用法、利用方法、活用法) |
利用法(利用方法)の多いハーブ(香草、薬草、植物)です。生の葉(リーフ)や茎を刻んで、サラダやソーセージ、オムレツ、果実酒の香り付けなど、レモン風味のお料理に使用(利用)します。その他、切り花やハーブ染め(ハーブ染色)の材料、手作りポプリ(手作りハーブポプリ)の材料、アロマバス(手作りハーブ入浴剤、ハーブ風呂)などに使用(利用)します。
○レモンバームティー(レモンバーム茶、ハーブティー)として使用(利用)するのが一般的です。生理痛、風邪による頭痛、精神疲労、リラックス、安眠、食欲不振、消化促進、風邪、発汗、頭痛、吐き気、疲労回復、気分を爽快にする等に効能(効果、効用、薬効、作用)があります。
○生の葉(リーフ)を1枚、手のひらで叩いて香りを出し、紅茶に入れると、レモンの代わりになります。酸っぱいのが苦手な方には特に向きます。
○解毒作用があるので、生の葉(リーフ)をもんで傷口に当てましょう。虫刺されにも効果(効能、効用、薬効、作用)があり、かゆみが治まります。
○いろいろな料理の風味付けに使用(利用)します。お菓子やフルーツ、飲み物などに使用(利用)します。 |
育て方(栽培方法、管理方法) |
ガーデン(庭園)や花壇に植えると、風に乗ってレモンの香りが漂ってきます。秋までに2回くらいはバッサリ刈り込んで収穫できます。刈り込み後には、追肥(グリーンドレッシング)を使用(利用)しましょう。鉢植えの場合は、1年に1回(3月)は植え替えをしないと根詰まりを起こして、成長も悪くなります。種まき時期は3月〜6月、9月〜10月です。 |