学名 |
Zanthoxylum piperitum |
英語名 |
Japanese pepper(ジャパニーズ・ペッパー) |
和名(日本語名) |
ビロードモウズイカ |
分類 |
ミカン科 木本 |
原産地 |
ヨーロッパ中央部と南部、西南アジア |
特徴 |
直立して、樹高1~2mになる落葉低木です。
葉柄の元に一対の刺があります。
有毛、灰緑色、楕円形から披針形の互生の葉には芳香があります。
4~5月頃、枝先に黄色い小花を密生させます。
鮮黄色の花が穂状花序です。
雌雄異株で、果実には香気があります。
未開墾の地や道端に生え、夏になると葉と花を採取します。
北米の先住民はマレインの葉を煙草のように吸引して、喘息や痙攣症の咳の治療に使用(利用)しました。
19世紀にはマレインを呼吸器や泌尿器、耳道の炎症疾患、痔や耳の感染症など、様々な病気に使用(利用)する常備薬でした。 |
成分 |
粘液質、フラボノイド、トリテルペノイドサポニン、揮発油、タンニン、イリノイド配糖体、サポニン、フィトステロール、苦味配糖体等。 |
効能(効果、効用、薬効、作用) |
鎮咳、去痰、気管支炎、腹痛、粘液刺激緩和、穏やかな利尿、鎮静、創傷治療、抗炎症等。
ドイツでは、花をオリーブオイルに浸してできた不揮発油を、耳炎や痔に使用(利用)します。 |
使い方(利用法、利用方法、活用法) |
柔らかい若葉は木の芽和えに、果実は粉末にして使用(利用)します。 |
注意! |
特にありませんが、使い過ぎには注意しましょう。 |
育て方(栽培方法、管理方法) |
日当たりがよく、水はけの良い肥えた土地を選び、春先に茎が太く、節間の詰まったポット苗を定植します。表土が乾いたらたっぷり水を与えます。アゲハチョウの食害から守ることも忘れないようにしましょう。 |