学名 |
Equisetum arvense(エクィセトウム・アルヴェンセ) |
英語名 |
Horsetail(ホーステール、ホーステイル) |
和名(日本語名) |
スギナ(杉菜、すぎな) |
生薬名 |
問荊(もんけい) |
分類 |
トクサ科 |
原産地 |
世界中に分布(オーストラリア、ニュージーランド、タスマニアを除く) |
特徴 |
有史以前のスギナ(杉菜、すぎな)は樹木のように大きく高く育つ植物でしたが、現在では低くなっています。
スギナ(杉菜、すぎな)が属するトクサ科は、最も古くから原生していた植物のひとつです。
ギリシャ時代から傷の治療に使用(利用)されていました。
強い止血作用があるとして、薬草として高く評価されていました。
現代では、農地や花壇に侵入する雑草としてあまり好まれていないようです。
日本では、北海道から九州の山野や湿地に自生しています。
早春には「つくし(土筆、ツクシ)」が顔を出し、しばらくするとスギナ(杉菜、すぎな)が現れます。
つくし(土筆、ツクシ)はスギナ(杉菜、すぎな)の胞子茎で、生殖面を担当します。
一方、スギナ(杉菜、すぎな)は葉の役割を果たす栄養茎です。
スギナ(杉菜、すぎな)の名前は草の形が杉に似ているところから「杉菜」とする説や、節を抜いてもまた継ぐことができることから「継ぐ菜」が転訛したとする説があります。
ちなみに、つくし(土筆、ツクシ)はスギナ(杉菜、すぎな)に付いているところから「付く子」、地表を付くように生えることから「突く子」が転訛したといわれています。
利尿、解熱作用のある生薬の問荊(もんけい)となり、中国から伝わった漢方植物ですが、ホーステール(ホーステイル)は西洋系のハーブ(香草、薬草、植物)です。
日本へは江戸時代にオランダやポルトガルの交易によって薬効が伝えられたといわれる新顔のハーブ(香草、薬草、植物)です。 |
成分 |
ケイ酸、ビタミンC、ミネラル、エキセトニン、サポニン、イソクエルチトリン、フラボノイド、マンガン、カリウム、マグネシウム、タンニン、硫黄等。 |
効能(効果、効用、薬効、作用) |
利尿作用、解熱作用、鎮咳作用、抗炎作用、消毒作用、収れん作用等。 |
使い方(利用法、利用方法、活用法) |
すぎな茶(スギナ茶、ハーブティー、ハーブ茶、お茶)等。 |
注意! |
○心臓や肝臓の弱い方は長期使用(利用)を控えてください。
○生理不順や生理の急激な変化があった場合は専門家の診察を受けてください。
○妊娠中の方も専門家の指示に従って使用(利用)してください。 |