学名 |
Marrubium vulgare |
英語名 |
White horehound(ホワイト・ホアハウンド) |
和名(日本語名) |
ニガハッカ |
分類 |
シソ科 多年草 |
原産地 |
ヨーロッパ |
特徴 |
シソ科の多年草で、草丈は60~90cmまでに成長します。
ハッカ(薄荷)の仲間で、四角い茎を持っています。
全体は白い綿毛で覆われています。
夏から秋に葉腋に白色の小さい花を輪生状に付けます。
二唇形の白色の小さな花が茎の周辺を囲むような形で咲きます。
短軟毛を有する鋸葉を持ちます。
丸いグレーの葉は流行のシルバーガーデン向きです。
ヨーロッパの乾燥地に見られ、南ヨーロッパや西アジア、アメリカ等で野生化しています。
荒れ地や乾燥した裸土に繁茂し、春に採取されます。
古くから胸部疾患の治療薬として使用(利用)されてきました。
おそらく蜂蜜や砂糖と共に作るシロップとして、最もよく使用(利用)されています。
ギリシャの医師(紀元40~90年)はこのハーブ(香草、薬草、植物)を煎じ液を肺結核や喘息、咳の治療に奨励しました。
1597年には薬草治療家はこのハーブ(香草、薬草、植物)を「咳や喘鳴に対する並はずれた治療薬」と絶賛しました。
ホワイトとブラックの2種類がありますが、ブラックは匂いが強く、昔は狂犬を寄せ付けないために使用(利用)されていました。 |
成分 |
精油(チモールと同類の化合物を含む)、タンニン酸等。 |
効能(効果、効用、薬効、作用) |
○風邪や咳の症状を和らげる。
○体内の余分な水分を排出する。
○発汗作用があるため、身体を冷やします。
○抗痙攣。
○粘膜刺激緩和。
○去痰。
○気管支炎。
○気管支拡張(肺における気道の損傷)。
○気管支喘息。
○咳や百日咳。 |
使い方(利用法、利用方法、活用法、食べ方) |
ニガハッカという和名を持つこの葉は非常に強い苦味を持っていますが、葉のハーブティー(ハーブ茶、お茶)は気管支炎や咳のひどい時に喉薬として飲まれました。
シロップやキャンディーにするのもおすすめ(お勧め、オススメ)です。 |
注意! |
特にありませんが、使い過ぎには注意しましょう。 |
育て方(栽培方法、管理方法) |
日当たりと水はけの良い土地を好みます。種まき時期は酷寒期を除き周年です。春に3mm位の深さに種子を播き、10cm程になったら定植します。生育している時は土の湿りをよくし、冬は乾いた状態にします。繁殖は、挿し木や株分けで行います。 |