ギンコウ（イチョウ）

学名	Ginkgo biloba
英語名	Ginkgo（ギンクゴ）
和名（日本語名）	イチョウ
中国名	白果（びゃっか）
分類	イチョウ科　大木
原産地	中国、日本を含む東アジア一帯
特徴	中国の漢方では、咳、喘息、アレルギー性の炎症に5000年以上利用されてきました。 イチョウの木には2億年の歴史があり、寿命の長いもので4000年と言われています。 中国ではイチョウ（銀杏）の種子を白果（びゃっか）と言います。 イチョウはハーブとしての研究が随分なされていますが、解明されていないことがまだまだあります。 研究の中心はフランスを始めとしたヨーロッパ諸国で、この地域ではイチョウがごく一般的に処方されています。 1988年にハーバード大学の化学博士エイリアス・J・コーリーは、イチョウに含まれる「ginkogolide B」という物質を合成することに成功しました。 これによってイチョウの需要がアメリカで高まりました。 「ginkogolide B」は臓器移植をした後の拒絶反応を防ぐ可能性が注目されており、喘息やトキ・ショック症候群の治療薬の開発も期待されています。
成分	○葉　フラボン配糖体（ギンコライドなど）、ビオフラボン、シトステロール、ラクトン、アントシアニン、フラボノイド、ギンクゴリド、ビロバノイド等。 ○種子　脂肪酸、ミネラル、ビオフラボン等。
効能（効果、効用、薬効、作用）	○葉（西洋の生薬）　循環作用（特に脳への循環の改善の効果）、抗アレルギー効果、抗炎症効果、喘息の治療効果等。 ○種子（中国の生薬）　喘息のぜいぜいしている呼吸の緩和、膣の筋肉の弛緩、失禁や頻尿の治療薬等。
注意！	○皮膚症状や頭痛を起こすので種子の標準量を超えて用いないようにしましょう。 ○果肉（薬用に用いない）にかぶれることがあるので注意しましょう。