学名 |
Borago officinalis(ボラゴ オフィキナリス) |
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英語名 |
Borage |
和名(日本語名) |
ルリジサ、ルリチシャ、ルリヂサ、ルリジシャ |
名前の由来 |
ボリジとはラテン語名ボラゴ(Borago)に由来し、コラゴ(corago)の訛ったものではないかという説もあります。
ちなみに、コラゴは、「コル(cor)=heart=勇気」と「アゴ(ago)=I bring=もたらす」が合わさった言葉です。
このハーブ(香草、薬草、植物)は勇気をもたらすことから、古い文献には十字軍遠征の際に兵士たちの別れの杯に添えられたとあります。
またイタリア語のボラ(Borra)、フランス語のブーラ(b-ourra)に由来するという説もあります。
どちらも綿毛の意味で、これはこの草全体が白い毛で覆われていることからつけられた名前であるとも言われています。 |
分類 |
ムラサキ科 一年草 |
特徴 |
この花は全体に白い毛に覆われていて、40〜90cmの大きさにまで育ち、楕円形の深い緑の葉を持ちます。
花弁はマドンナブルーと呼ばれる青い星型の、清楚でかわいらしい花をつけます。
春から秋まで、開花期は長いです。
この花には副腎を刺激して、「闘争と逃走のホルモン」と呼ばれる「アドレナリン」を分泌することが最近の研究で判りました。 |
成分 |
○葉花…サポニン、粘質物、タンニン、ビタミンC、カルシウム、カリウムなど
○種子(シード、たね)…リノール酸、γリノレン酸(ガンマリノレン酸)などの必須脂肪酸 |
効能(効果、効用、薬効、作用) |
副腎刺激、乳汁分泌促進、利尿作用、解熱、発汗促進作用、抗リウマチ、去痰、湿疹の緩和、血液浄化作用、鎮静作用等。 |
使い方(利用法、利用方法、活用法) |
○花をシロップ漬けにして、のどの痛いときや咳止めに使用(利用)しましょう。
○若葉にはキュウリに似た風味があるので、サラダやサンドイッチの間に挟んでみてください。
○ホウレンソウと一緒に若葉を煮て、スープなどに使用(利用)しても良いです。
○花はサラダに使用(利用)できます。
○花、葉、種子(シード、たね)などを煮てローションをつくり、肌荒れの予防や発疹にも効能(効果、効用、薬効、作用)があります。 |
育て方(栽培方法、管理方法) |
日当たり、水はけ、保水力のある土地を好みます。表土が乾く前に、たっぷり水やりをします。 |