納税者勝訴率4年連続で上昇

 国税庁は「平成16年度税務統計 不服審査、訴訟事件関係(PDFファイル)」を発表した。
 それによると、訴訟事件については、平成13年度から4年連続で納税者の勝訴(納税者の主張か何らかの形で認められたもの)率が上昇している。税理士が法廷に立つことができれば、勝訴率は20%以上になるとも言われているが、今後もこの傾向(課税庁の一部敗訴および全面敗訴)が続くのか、注目される。
 なお審査請求については、平成15年度には納税者の主張が認められたものの割合は22.0%であったが、平成16年度は14.6%と平年並みになった。今後も推移を見守りたい。