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Pollia japonica

ヤブミョウガ

ヤブミョウガの出てくる小説をご紹介しています。

ヤブミョウガ

ツユクサ科の多年草

〔花期〕夏

〔花言葉〕報われない努力

葉がミョウガに似ている。

 

<詩(漢詩)>


沈約 「詠杜若」 杜若(とじゃく)を詠ず

生在窮絶地      生まれては窮絶の地に在り

豈與世相親      豈に世と相親しまんや

不顧逢採?       採?のひとに逢うを顧(おも)わず

本欲芳幽人      本(も)と幽人に芳(かお)らんと欲す

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「杜若(とじゃく)」は「かきつばた」ではなく、「ヤブミョウガ」のことです。ミョウガに葉っぱが似ており、夏に白い可憐な花を咲かせます。漢詩ではその香りについても詠まれていますが、私は姿に気をとられて香りには気づきませんでした。
(黒川洋一他編集 『漢詩歳時記 夏』 同朋舎 を参考にしています。)