Datura
ダチュラ
ダチュラの出てくる小説をご紹介しています。
ナス科の非耐寒性低木(一年草)
〔別名〕チョウセンアサガオ 〔花期〕6〜9月
〔花言葉〕愛敬
草木で一年草の「チョウセンアサガオ」、多年草の「木立チョウセンアサガオ」(エンジェルス・トランペット、エンゼルス・トランペット)の大きく二つに分けられる。
チョウセンアサガオ(ダチュラ・アルバ)やヨウシュチョウセンアサガオ(ダチュラ・タツラ)は幻覚性のアルカロイドを含む有毒植物。
<小説>
京極夏彦 『姑獲鳥(うぶめ)の夏』 講談社文庫
梅雨明けを間近に控えたある日、関口は古本屋を営む友人・京極堂を訪ねていた。
「二十箇月もの間子供を身籠っていることができると思うかい?」 (p.15)
友人の妹から聞いたある家のうわさについて京極堂と語りあいたいと思っていた関口だが、話は思わぬ方向に転がり、 かつての旧制高校時代の先輩の行方を捜すことになってしまう。
別の友人である探偵と、先輩が婿入りした旧家に赴いた関口が見たものとは?
「京極堂」シリーズ第一作。
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ダチュラは関口たちが探偵業のために赴いた病院の中庭に植えられている植物です。「彼女」の周りには色がない、と関口が語るにふさわしく、「彼女」が手に取ったダチュラの花は白い色をしています。