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放送大学 教養学部
社会と産業コース

メッシュデータによる都市領域画定(mdbUA)の試み
玉野和志科研費研究プロジェクトの成果


科研費研究プロジェクトの成果 その1


 ここではまず,玉野和志が2013年度から2015年度まで科学研究費の補助を受けて行った研究の成果を報告します.メッシュデータによる都市領域画定作業の基本的な目的と方法,それにもとづく一部の地域での都市領域画定の試み,その成果の概略を知ることができます.科研費の研究プロジェクトとしての正式名称は,以下の通りです.

2013〜2015年度 科学研究費補助金 基盤研究(C)
研究代表者:玉野和志 「都市分析の基礎統計単位設定に関する方法的検討」

研究の目的
都市領域画定(mdbUA)の目的
研究の方法
都市領域画定(mdbUA)の方法
人口密度5000人を基準値として採用
都市地域をどこで区切るか
   大都市の場合
   一般的な都市の場合
都市領域画定の結果
都市領域画定の結果──「mdbUA2010」の設定
DIDとの異同
都市地域にもとづく分析の方法
都市領域画定(mdbUA)にもとづく分析の方法
都市地域にもとづく分析の成果
都市領域画定(mdbUA)にもとづく分析の成果
   大阪は衰退したのか?
   事業所統計を用いた分析の結果
   製造業の支持と衰退
   大阪の困難
   mdbUA2010にもとづく分析の意義

科研費研究プロジェクトの成果 その2


 次に,玉野和志が2016年度から2018年度まで補助を受けた科学研究費による研究成果の報告を紹介します.上記その1の成果を引き継ぎ,日本全国を対象にメッシュデータによる都市領域画定の作業を行ったものです.このことによって日本全国の都市地域の趨勢と課題が浮かび上がってきました.なお,科研費の研究プロジェクトとしての正式名称は,以下の通りです.

2016〜2018年度 科学研究費補助金 基盤研究(C)
研究代表者:玉野和志 「メッシュデータによる都市地域(mdbUA)の設定にもとづく全国都市の趨勢分析」

※なお,この研究は,東大CSIS共同研究No.703の成果の一部であり,データの作成・分析においては,前回同様,金澤
 良太,前田悟志両氏に多大な貢献をいただいた.

日本全国を対象に
基準値(人口密度5,000人)を満たすメッシュの分布
都市地域設定の原則
設定されなかった都市
全国版mdbUAの設定
日本全国を対象とした都市領域画定
全国版mdbUA2010: データの公開
都市の趨勢分析
人口推移にもとづく分析
人口推移の3つのパタン
分析の手順と係数の設定
趨勢分析の知見
3つの人口推移パタンの分布
二重の意味での集中
知見が示唆すること
より長期の趨勢分析
日本測地系のデータを用いたより長期の趨勢分析
長期的な人口推移のパタン
より長期の趨勢分析(続)
5つの人口推移パタンの分布
得られて知見と今後の課題

科研費研究プロジェクトの成果 その3


 さらに,玉野和志が2019年度から2021年度までに補助を受けた科学研究費による研究成果の一部を紹介します.上記その1,その2の成果として得られた日本の都市地域の長期的な人口推移にもとづく類型の中でも,特に注目すべき,長期にわたって一定の人口を維持している持続都市を中心に,都市の持続的な発展を可能にする要因の分析を行いましたその結果,都市人口がつねにその周辺部からの人口移動によって支えられていること,日本の都市の成長を規定する産業的な構造の転換が見られることが,改めて明らかになりました.科研費の研究プロジェクトとしての正式名称は,以下の通りです.

2019〜2021年度 科学研究費補助金 基盤研究(C)(一般)
研究代表者:玉野和志 「都市の持続的発展を規定する要因の分析」

※なお,この研究は,引き続き東大CSIS共同研究No.703の成果の一部でもあり,データの作成・分析においては,松村りり子氏に多大な貢献をいただいた.

人口動態──自然増減と社会増減
都市の人口動態
都市ごとの人口動態が示す知見
年齢別人口構成の推移
どの年齢層で人口が増えているか
年齢別人口構成の推移が示す知見
諸要因の相関分析
人口の変化と相関する要因の探索
単純相関と偏相関
まとめ

科研費研究プロジェクトの成果 その4


 続いて,玉野和志が2022年度から2024年度まで補助を受けている科学研究費による研究成果の一部を紹介します.mdbUA2010の設定後,2015年と2020年の国勢調査結果が利用できるようになったので,その後のデータを付け加えて日本の都市地域の変容について改めて分析することにしました.その結果,これまでに明らかにしてきた趨勢のいくつかが確認されると同時に,新しい例外的な状況も明らかになってきました.科研費の研究プロジェクトとしての正式名称は,以下の通りです.

2022〜2024年度 科学研究費補助金 基盤研究(C)(一般)
研究代表者:玉野和志 「メッシュデータによる都市地域(mdbUA2010)の変容に関する研究」

※なお,データの作成・分析においては,鈴木颯太氏に多大な貢献をいただいています.

分析の手順と結果
分析の手順
1.拡大都市の変容
2.持続都市の変容
3.停滞転化都市の変容
4.縮小転化都市の変容
5.縮小都市の変容
知見の整理
その1 変容後の新しい類型
その2 その地理的分布
知見のまとめ

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