(i) | (ii) | (iii) | (iv) | ||
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[文献] ・『岩波数学辞典(第三版)』項目162B(p.429); ・竹内『集合とはなにか―はじめて学ぶ人のために』1章-「空集合」(pp.53-54):「互いに疎」 ・中内『ろんりの練習帳』定義3.1.25(p.144) ・松坂『集合・位相入門』1章§2-B(p.14);1章§2問題2(p.21):解答なし ・松坂『解析入門3』12.1-c(p.7) ・黒崎達『集合論演習』1章W補充雑題(2) (p.26) ・永倉・宮岡『解析演習ハンドブック[1変数関数編]』1.1.2(p.1) ・DeLaFuente,Mathematical Methods and Models for Economists,I-1-1(p.5)"Two sets A and B are disjoint if they have no elements in common." ・Rudin, Principles of Mathematical Analysis (3rd ed), 2.9(p.27) |
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※「互いに素」の述語論理による表現 |
→[交わる/互いに素]冒頭 →[トピック一覧:集合の基本概念−定義と記号] →集合論目次 |
【活用例】 ・外点定義の諸表現/境界点定義の諸表現 【文献】 ・竹内『集合とはなにか―はじめて学ぶ人のために』1章-「空集合」(pp.53-54):「互いに疎」 ・松坂『集合・位相入門』1章§2-B(p.14);1章§2問題2(p.21):解答なし:「互いに疎」 ・黒崎達『集合論演習』1章W補充雑題(2) (p.26):「互いに疎」 | ||
・彌永『集合と位相I』 問題1.9(1)(pp.22-23):証明なし:「互いに疎」 |
【表現1'】・「集合A,Bは交わる」 「集合A,Bは互いに素でない」 は、同じことなので、 互いに言い換え可。 ・論理記号・集合の記号で表すと、 (表現1) A∩B ≠ φ ⇔ (表現1') ¬(A∩B = φ) 【一覧】→「集合A,Bは交わる」同値条件一覧 |
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【「交わる」(表現1)⇔(表現2-1)となる根拠】 |
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【Q】 どうして、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現2-1)「 ( ∃ω∈Ω ω∈A∩B ) 」 という風に、言い換えていいの? 【A】 「≠φ」の同値条件にしたがって、言い換えられるから。 |
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【表現2-1】 「≠φ」を用いずに・「集合A,Bは交わる」 は、 「 A∩Bに属す元が、最低一個は存在している 」 と同じこと。 互いに言い換えてよい。 ・論理記号・集合の記号で表すと、 (表現1) A∩B ≠ φ ⇔ (表現2-1) ∃ω∈Ω ω∈A∩B ![]() ![]() ![]() ![]() 【反意語】・(表現2-1)の否定は、「互いに素」言い換え(表現2-1)。【一覧】→「集合A,Bは交わる」同値条件一覧 |
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【「交わる」(表現1)⇔(表現2-2)となる根拠】 |
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【Q】 どうして、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現2-2)「 ¬ ∀ω∈Ω (ω ![]() という風に、言い換えていいの? 【A】 「≠φ」の同値条件にしたがって、言い換えられるから。 |
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【表現2-2】 「≠φ」を用いずに・「 集合A,Bは交わる 」 は、 「 『すべての《Ωの元》が、A∩B に属してない』 ってことはない 」 と同じこと。 互いに言い換えてよい。 ・論理記号・集合の記号で表すと、 (表現1) A∩B ≠ φ ⇔ (表現2-2) ¬ ∀ω∈Ω (ω ![]() すなわち ¬ ∀ω∈Ω ¬(ω∈A∩B) [竹内『集合とはなにか』1章-「空集合」(p.54)] ![]() ![]() ![]() ![]() 【反意語】・(表現2-2)の否定は、「互いに素」言い換え(表現2-2)。【一覧】→「集合A,Bは交わる」同値条件一覧 |
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【「交わる」(表現1)⇔(表現3-1)となる根拠】 |
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【Q】 どうして、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現3-1)「 ∃ω∈Ω ω∈Aかつω∈B 」 という風に、言い換えていいの? 【A】 [step1] 「≠φ」の同値条件にしたがっ て、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現2-1)「 ( ∃ω∈Ω ω∈A∩B ) 」 と言い換えていい。 [step2] 「ω∈A∩B」 ⇔「ω∈A かつ ω∈B」という同値条件にしたがって、 (表現2-1)「 ( ∃ω∈Ω ω∈A∩B ) 」 ⇔ (表現3-1)「 ∃ω∈Ω ω∈Aかつx∈B 」 と言い換えていい。 [step3] だから、上記step1に引き続きstep2をおこなうことで達成される (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現3-1)「 ∃ω∈Ω ω∈Aかつx∈B 」 という言い換えも、やっていいことになる。 |
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【表現3-1】 「≠φ」「∩」など、「∈」以外の集合概念 を用いずに。・「集合A,Bは交わる」 は、 「 Ωのなかには、少なくとも一個以上の 《集合Aに属し、かつ、集合Bにも属す元》 すなわち《集合A,B両方に属す元》 が実在している」 と同じこと。 互いに言い換えてよい。 ・論理記号・集合の記号で表すと、 (表現1) A∩B ≠ φ ⇔ (表現3-1) ∃ω∈Ω ω∈Aかつω∈B ![]() ![]() ![]() ![]() 【反意語】・(表現3-1)の否定は、「互いに素」言い換え(表現3-1)。【深化】→述語論理への還元【一覧】→「集合A,Bは交わる」同値条件一覧 |
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【「交わる」(表現1)⇔(表現3-1')となる根拠】 |
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【Q】 どうして、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現3-1') ∃ω∈A ω∈B (表現3-1'') ∃ω∈B ω∈A という風に、言い換えていいの? 【A】 [step1] (表現3-1)吹き出しコラムで述べた理由にしたがっ て、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現3-1)「 ∃ω∈Ω ω∈Aかつx∈B 」 と言い換えていい。 [step2] 「∃ω∈A P(ω)」 という記号が、「∃ω(ω∈A かつ P(ω) )」の省略形として定義されていて、 さらに、「∃ω( )」の議論領域Ωを明示した表記が「∃ω∈Ω( )」だから、 (表現3-1)「 ∃ω∈Ω ω∈Aかつx∈B 」 ⇔ (表現3-1') ∃ω∈A ω∈B と言い換えていい。 [step3] 「∃ω∈B P(ω)」 という記号が、「∃ω(P(ω) かつ ω∈B )」の省略形として定義されていて、 さらに、「∃ω( )」の議論領域Ωを明示した表記が「∃ω∈Ω( )」だから、 (表現3-1)「 ∃ω∈Ω ω∈Aかつx∈B 」 ⇔ (表現3-1'') ∃ω∈B ω∈A と言い換えていい。 |
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【表現3-1'】 「≠φ」「∩」など、「∈」以外の集合概念 を用いずに。・「集合A,Bは交わる」 は、 「 集合Aのなかに、 少なくとも一個以上の《集合Bに属す元》 が実在している」 ないし 「 集合Bのなかに、 少なくとも一個以上の《集合Aに属す元》 が実在している」 と同じこと。 互いに言い換えてよい。 ・論理記号・集合の記号で表すと、 (表現1) A∩B ≠ φ ⇔ (表現3-1') ∃ω∈A ω∈B (表現3-1'') ∃ω∈B ω∈A ![]() ![]() ![]() ![]() 【反意語】・(表現3-1)の否定は、「互いに素」言い換え(表現3-1')。【深化】→述語論理への還元【一覧】→「集合A,Bは交わる」同値条件一覧 |
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【「交わる」(表現1)⇔(表現3-2)となる根拠】 |
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【Q】 どうして、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現3-2)「 ¬∀ω∈Ω (¬ ω∈Aかつω∈B) 」 という風に、言い換えていいの? 【A】 [step1] 「≠φ」の同値条件にしたがっ て、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現2-2)「 ¬ ∀ω∈Ω ¬(ω∈A∩B)」 と言い換えていい。 [step2] 「ω∈A∩B」 ⇔「ω∈A かつ ω∈B」という同値条件にしたがって、 (表現2-2)「 ¬ ∀ω∈Ω ¬(ω∈A∩B)」 ⇔ (表現3-2)「 ¬∀ω∈Ω (¬ ω∈Aかつω∈B) 」 と言い換えていい。 [step3] だから、上記step1に引き続きstep2をおこなうことで達成される (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現3-2)「 ¬∀ω∈Ω (¬ ω∈Aかつω∈B) 」 という言い換えも、やっていいことになる。 |
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【表現3-2】 「≠φ」「∩」など、「∈」以外の集合概念 を用いずに。・「集合A,Bは交わる」 は、 「 『すべての《Ωの元》が、 《集合Aに属していて、かつ、集合Bにも属している》 つまり《同時に集合A,B両方に属している》 という行為をおかしてない』 …ってことはない 」 と同じこと。 互いに言い換えてよい。 ・論理記号・集合の記号で表すと、 (表現1) A∩B ≠ φ ⇔ (表現3-2) ¬ ∀ω∈Ω (¬ ω∈Aかつω∈B) [竹内『集合とはなにか』1章-「空集合」(p.54)] ![]() ![]() ![]() ![]() 【反意語】・(表現3-2)の否定は、「互いに素」言い換え(表現3-2)。【深化】→述語論理への還元【一覧】→「集合A,Bは交わる」同値条件一覧 |
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【「交わる」(表現1)⇔(表現3-3)となる根拠】 |
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【Q】 どうして、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現3-3)「 ¬∀ω∈Ω (ω ![]() ![]() という風に、言い換えていいの? 【A】 [step1] (表現3-2)吹き出しコラムで述べた根拠にしたがっ て、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現3-2)「 ¬∀ω∈Ω (¬ ω∈Aかつω∈B) 」 と言い換えていい。 [step2] 「〜かつ─」の否定の性質にしたがって、「¬(ω∈Aかつω∈B)」と「ω ![]() ![]() (表現3-2)「 ¬∀ω∈Ω (¬ ω∈Aかつω∈B) 」 ⇔ (表現3-3)「 ¬∀ω∈Ω (ω ![]() ![]() と言い換えていい。 [step3] だから、上記step1に引き続きstep2をおこなうことで達成される (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現3-3)「 ¬∀ω∈Ω (ω ![]() ![]() という言い換えも、やっていいことになる。 |
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【表現3-3】 「≠φ」「∩」など、「∈」以外の集合概念 を用いずに。・「集合A,Bは交わる」 は、 「集合A,Bが置かれている状況は、 『 すべての《Ωの元》は、 集合Aに属してないか、 集合Bに属してないか、 (あるいはその両方にに属してないか) のいずれか 』 という状況ではないということ」 と同じこと。 互いに言い換えてよい。 ・論理記号・集合の記号で表すと、 (表現1) A∩B ≠ φ ⇔ (表現3-3) ¬ ∀ω∈Ω (ω ![]() ![]() [竹内『集合とはなにか』1章-「空集 合」(p.54) ![]() ![]() ![]() ![]() 【反意語】・(表現3-3)の否定は、「互いに素」言い換え(表現3-3)。【深化】→述語論理への還元【一覧】→「集合A,Bは交わる」同値条件一覧 |
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【「交わる」(表現1)⇔(表現4)となる根拠】 |
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【Q】 どうして、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現4)「¬∀ω∈Ω(ω∈A⇒ω ![]() は、言い換えられるの? 【A】 [step1] (表現3-3)吹き出しコラムで述べた根拠にしたがっ て、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現3-3)「 ¬∀ω∈Ω (ω ![]() ![]() と言い換えていい。 [step2] ω ![]() ![]() (表現3-3)「 ¬∀ω∈Ω (ω ![]() ![]() ![]() と言い換えていい。 [step3] 「( ¬P )またはQ」と「P⇒Q」 とを言い換えてよいという論理の性質にしたがって、 「¬ ∀ω∈Ω ( ¬(ω∈A) または ω ![]() ![]() と言い換えていい。 [step4] だから、上記step1, step2, step3 を引き続き行うことで達成される (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現4)「¬∀ω∈Ω(ω∈A⇒ω ![]() という言い換えも、やっていいことになる。 |
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【表現4】 「≠φ」「∩」など、「∈」以外の集合概念 を用いずに。・「集合A,Bは交わる」 は、 「 『Ωのすべての元は、集合Aに属すならば、集合Bに属さない』 …ってことはない 」 と同じこと。 互いに言い換えてよい。 ・論理記号・集合の記号で表すと、 (表現1) A∩B ≠ φ ⇔ (表現4) ¬ ∀ω∈Ω(ω∈A⇒ω ![]() [竹内『集合とはなにか』1章-「空集 合」(p.54) ![]() ![]() ![]() ![]() 【反意語】・(表現4)の否定は、「互いに素」言い換え(表現4)。【深化】→述語論理への還元【一覧】→「集合A,Bは交わる」同値条件一覧 |
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【「交わる」(表現1)⇔(表現4')となる根拠】 |
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【Q】 どうして、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現4') 「¬∀ω∈Ω (ω∈B⇒ω ![]() は、言い換えられるの? 【A】 [step1] (表現3-3)吹き出しコラムで述べた根拠にしたがっ て、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現3-3)「 ¬∀ω∈Ω (ω ![]() ![]() と言い換えていい。 [step2] ω ![]() ![]() (表現3-3)「 ¬∀ω∈Ω (ω ![]() ![]() ![]() と言い換えていい。 [step3] 「( ¬P )またはQ」と「P⇒Q」 とを言い換えてよいという論理の性質にしたがって、 「¬ ∀ω∈Ω ( ω ![]() ![]() と言い換えていい。 [step4] だから、上記step1, step2, step3 を引き続き行うことで達成される (表現1)「A∩B = φ」 ⇔ (表現4') 「¬∀ω∈Ω (ω∈B⇒ω ![]() という言い換えも、やっていいことになる。 |
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【表現4'】 「≠φ」「∩」など、「∈」以外の集合概念 を用いずに。・「集合A,Bは交わる」 は、 「 『 Ωのすべての元は、集合Bに属すならば、集合Aに属さない 』 ・・・ってことはない 」 と同じこと。 互いに言い換えてよい。 ・論理記号・集合の記号で表すと、 (表現1) A∩B ≠ φ ⇔ (表現4') ¬ ∀ω∈Ω (ω∈B⇒ω ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 【反意語】・(表現4')の否定は、「互いに素」言い換え(表現4')。【深化】→述語論理への還元【一覧】→「集合A,Bは交わる」同値条件一覧 |
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【「交わる」(表現1)⇔(表現5)となる根拠】 |
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【Q】 どうして、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現5)「¬∀ω∈Ω (ω∈A⇒ω∈Bc )」 という風に、言い換えていいの? 【A】 [step1] (表現4)吹き出しコラムで述べた根拠にしたがっ て、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現4)「¬∀ω∈Ω(ω∈A⇒ω ![]() と言い換えていい。 [step2] 「補集合に属す」の同値条件にしたがっ て、ω ![]() (表現4)「¬∀ω∈Ω(ω∈A⇒ω ![]() と言い換えていい。 [step3] だから、上記step1に引き続きstep2をおこなうことで達成される (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現5)「¬∀ω∈Ω (ω∈A⇒ω∈Bc )」 という言い換えも、やっていいことになる。 |
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【表現5】 「∈」「補集合」以外の集合概念を用いずに。・「集合A,Bは交わる」 は、 「『Ωの すべての元は、 集合Aに属すならば、 《Ωにおける集合Bの補集合》に属す』 …ってことはない 」 と同じこと。 互いに言い換えてよい。 ・論理記号・集合の記号で表すと、 (表現1) A∩B ≠ φ ⇔ (表現5) ¬ ∀ω∈Ω (ω∈A⇒ω∈Bc ) [竹内『集合とはなにか』 1章-「空集合」(p.54)] ![]() ![]() ![]() ![]() 【反意語】・(表現5)の否定は、「互いに素」言い換え(表現5)。【深化】→述語論理への還元【一覧】→「集合A,Bは交わる」同値条件一覧 |
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【「交わる」(表現1)⇔(表現5')となる根拠】 |
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【Q】 どうして、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現5')「¬∀ω∈Ω (ω∈B⇒ω∈Ac )」 という風に、言い換えていいの? 【A】 [step1] (表現4')吹き出しコラムで述べた根拠にしたがっ て、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現4') 「¬∀ω∈Ω (ω∈B⇒ω ![]() と言い換えていい。 [step2] 「補集合に属す」の同値条件にしたがっ て、ω ![]() (表現4') 「¬∀ω∈Ω (ω∈B⇒ω ![]() と言い換えていい。 [step3] だから、上記step1に引き続きstep2をおこなうことで達成される (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現5')「¬∀ω∈Ω (ω∈B⇒ω∈Ac )」 という言い換えも、やっていいことになる。 |
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【表現5'】 「∈」「補集合」以外の集合概念を用いずに。・「集合A,Bは交わる」 は、 「『Ωのすべての元は、 集合Bに属すならば、 《Ωにおける集合Aの補集合》に属す』 …ってことはない 」 と同じこと。 互いに言い換えてよい。 ・論理記号・集合の記号で表すと、 (表現1) A∩B ≠ φ ⇔ (表現5') ¬ ∀ω∈Ω (ω∈B⇒ω∈Ac ) ![]() ![]() ![]() ![]() 【反意語】・(表現5')の否定は、「互いに素」言い換え(表現5')。【深化】→述語論理への還元【一覧】→「集合A,Bは交わる」同値条件一覧 |
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【交わる(表現1)⇔(表現6)となる根拠】 |
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【Q】 どうして、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現6) 「¬∀ω∈A (ω ![]() は、言い換えられるの? 【A】 [step1] (表現4)吹き出しコラムで述べた根拠にしたがっ て、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現4)「¬∀ω∈Ω(ω∈A⇒ω ![]() と言い換えていい。 [step2] 「∀ω∈A P(ω)」 という記号は、「∀ω(ω∈A⇒P(ω) )」の省略形として定義されていて、 さらに、「∀ω( )」のΩの議論領域を明示した表記が「∀ω∈Ω( )」だから、 (表現4)「¬∀ω∈Ω(ω∈A⇒ω ![]() ![]() と言い換えていい。 [step3] だから、上記step1に引き続きstep2をおこなうことで達成される (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現6) 「¬∀ω∈A (ω ![]() という言い換えも、やっていいことになる。 |
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【表現6】 「∈」以外の集合概念を用いずに。・「集合A,Bは交わる」 は、 「 『すべての《集合Aに属す元》が、 集合Bに属してない 』 …ってことはない 」 と同じこと。 互いに言い換えてよい。 ・論理記号・集合の記号で表すと、 (表現1) A∩B ≠ φ ⇔ (表現6) ¬ ∀ω∈A (ω ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 【反意語】・(表現6)の否定は、「互いに素」言い換え(表現6)。【深化】→述語論理への還元【一覧】→「集合A,Bは交わる」同値条件一覧 |
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【交わる(表現1)⇔(表現6')となる根拠】 |
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【Q】 どうして、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現6') 「¬∀ω∈B (ω ![]() は、言い換えられるの? 【A】 [step1] (表現4')吹き出しコラムで述べた根拠にしたがっ て、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現4') 「¬∀ω∈Ω (ω∈B⇒ω ![]() と言い換えていい。 [step2] 「∀ω∈B P(ω)」 という記号は、「∀ω(ω∈B⇒P(ω) )」の省略形として定義されていて、 さらに、「∀ω( )」のΩの議論領域を明示した表記が「∀ω∈Ω( )」だから、 (表現4') 「¬∀ω∈Ω (ω∈B⇒ω ![]() ![]() と言い換えていい。 [step3] だから、上記step1に引き続きstep2をおこなうことで達成される (表現1)「A∩B = φ」 ⇔ (表現6') 「¬∀ω∈B (ω ![]() という言い換えも、やっていいことになる。 |
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【表現6'】 「∈」以外の集合概念を用いずに。・「集合A,Bは交わる」 は、 「 『すべての《集合Bに属す元》が、集合Aに属してない 』ってことはない」 と同じこと。 互いに言い換えてよい。 ・論理記号・集合の記号で表すと、 (表現1) A∩B ≠ φ ⇔ (表現6') ¬ ∀ω∈B (ω ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 【反意語】・(表現6')の否定は、「互いに素」言い換え(表現6')。【深化】→述語論理への還元【一覧】→「集合A,Bは交わる」同値条件一覧 |
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【交わる(表現1)⇔(表現7)となる根拠】 |
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【Q】 どうして、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現7)「 ¬∀ω∈A (ω∈Bc ) 」 は、言い換えられるの? 【A】 [step1] (表現6)吹き出しコラムで述べた根拠にしたがっ て、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現6)「¬∀ω∈A (ω ![]() と言い換えていい。 [step2] 「補集合に属す」の 同値条件にしたがっ て、ω ![]() (表現6)「¬∀ω∈A (ω ![]() と言い換えていい。 [step3] だから、上記step1に引き続きstep2をおこなうことで達成される (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現7)「 ¬∀ω∈A (ω∈Bc ) 」 という言い換えも、やっていいことになる。 |
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【表現7】 「∈」「補集合」以外の集合概念を用いずに。・「集合A,Bは交わる」 は、 「 『すべての《集合Aに属す元》が、《Ωにおける集合Bの補集合》に属してる』 …というふうにはなっていない」 と同じこと。 互いに言い換えてよい。 ・論理記号・集 合の記号で表すと、 (表現1) A∩B ≠ φ ⇔ (表現7) ¬ ∀ω∈A (ω∈Bc ) ![]() ![]() ![]() ![]() 【反意語】・(表現7)の否定は、「互いに素」言い換え(表現7)。【一覧】→「集合A,Bは交わる」同値条件一覧 |
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【交わる(表現1)⇔(表現7')となる根拠】 |
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【Q】 どうして、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現 7')「 ¬∀ω∈B(ω∈Ac ) 」 は、言い換えられるの? 【A】 [step1] (表現6')吹き出しコラムで述べた根拠にしたがっ て、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現6') 「¬∀ω∈B (ω ![]() と言い換えていい。 [step2] 「補集合に属す」の 同値条件にしたがっ て、ω ![]() (表現6') 「¬∀ω∈B (ω ![]() と言い換えていい。 [step3] だから、上記step1に引き続きstep2をおこなうことで達成される (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現7')「 ¬∀ω∈B(ω∈Ac ) 」 という言い換えも、やっていいことになる。 |
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【表現7'】 「∈」「補集合」以外の集合概念を用いずに。・「集合A,Bは交わる」 は、 「 『すべての《集合Bに属す元》が、《Ωにおける集合Aの補集合》に属してる』 …というふうにはなっていない 」 と同じこと。 互いに言い換えてよい。 ・論理記号・集合の記号で表すと、 (表現1) A∩B ≠ φ ⇔ (表現7') ¬ ∀ω∈B ( ω∈Ac ) ![]() ![]() ![]() ![]() 【反意語】・(表現7')の否定は、「互いに素」言い換え(表現7')。【一覧】→「集合A,Bは交わる」同値条件一覧 |
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【交わる(表現1)⇔(表現8)となる根拠】 |
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【Q】 どうして、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現8) 「A ![]() は、言い換えられるの? 【A】 [step1] (表現5)吹き出しコラムで述べた根拠にしたがっ て、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現5)「¬∀ω∈Ω (ω∈A⇒ω∈Bc )」 と言い換えていい。 [step2] 部分集合「⊂」の定義より、「∀ω∈Ω(ω∈A⇒ω∈Bc )」 が 「A⊂Bc 」の語義に他ならないから、 (表現5)「¬∀ω∈Ω (ω∈A⇒ω∈Bc )」 ⇔ (表現8)「¬(A⊂Bc)」 と言い換えていい。 [step3] だから、上記step1に引き続きstep2をおこなうことで達成される (表現1)「A∩B = φ」 ⇔ (表現8)「¬(A⊂Bc) という言い換えも、やっていいことになる。 |
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【表現8】 部分集合・補集合のみを用いて。・「集合A,Bは交わる」 は、 「 集合Aは、《Ωにおける集合Bの補集合》の部分集合になってない」 と同じこと。 互いに言い換えてよい。 ・集合の記号で表すと、 (表現1) A∩B ≠ φ ⇔ (表現8) A ![]()
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【反意語】・(表現8)の否定は、「互いに素」言い換え(表現8)。 【文献】・竹内1章-(p.54):互いに素のケース。・松坂1章§2問題2(p.21):証明なし:互いに素のケース。 ・黒崎1章W(2) (p.26): 証明なし:互いに素のケース。 【一覧】→「集合A,Bは交わる」同値条件一覧 |
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【交わる(表現1)⇔(表現8')となる根拠】 |
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【Q】 どうして、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現8')「Ac ![]() は、言い換えられるの? 【A】 [step1] (表現5')吹き出しコラムで述べた根拠にしたがっ て、 (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現5')「¬∀ω∈Ω (ω∈B⇒ω∈Ac )」 と言い換えていい。 [step2] 部分集合「⊃」の定義より、「∀ω∈Ω(ω∈B⇒ω∈Ac )」 が 「Ac ⊃B」 の語義に 他ならないから、 (表現5')「¬∀ω∈Ω (ω∈B⇒ω∈Ac )」 ⇔ (表現8')「¬(Ac ⊃B)」 と言い換えていい。 [step3] だから、上記step1に引き続きstep2をおこなうことで達成される (表現1)「A∩B ≠ φ」 ⇔ (表現8')「¬(Ac ⊃B)」 という言い換えも、やっていいことになる。 |
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【表現8'】 部分集合・補集合のみを用いて。・「 集合A,Bは交わる 」 は、 「 集合Bは、《Ωにおける集合Aの補集合》の部分集合になってない 」 と同じこと。 互いに言い換えてよい。 ・集合の記号で表すと、 (表現1) A∩B ≠ φ ⇔ (表現8') Ac ![]() ![]()
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【反意語】・(表現8')の否定は、「互いに素」言い換え(表現8')。【一覧】→「集合A,Bは交わる」同値条件一覧 |
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