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【表現1】 | ・「A∩B ≠ φ」かつ「A![]() |
集合Aは、集合Bと交わっているけれど、Bを含むわけではない。 |
ないし | ||
・「B∩A ≠ φ」かつ「B![]() |
集合Bは、集合Aと交わるが、Aの部分集合でない。 | |
【表現2】 | ・「A![]() ![]() |
集合Aは、集合Bを部分集合として含まないし、《Bの補集合》に部分集合として含まれるのでもない。 |
ないし | ||
・「B![]() ![]() |
集合Bは、Aの部分集合でも、《Aの補集合》の部分集合でもない。 | |
【表現3】 | 「∃ω∈B ω∈A」かつ「¬ ∀ω∈B ( ω∈ A )」 | 集合Bには《集合Aに属す元》が存在するが、「すべての《集合Bに属す元》が、集合Aに属す」のではない。 |
【表現4】 | 「B∩A ≠ φ」かつ「B∩Ac ≠ φ」 | 集合Bは、集合Aとも《Aの補集合》とも交わる。 |
【表現5】 | 「∃ω∈B ω∈A」かつ「∃ω∈B (ω![]() |
Aに属す「Bの元」も、Aに属さない「Bの元」も存在する。 |
【表現5'】 | 「∃ω∈B ω∈A」かつ「∃ω∈B (ω∈Ac )」 | Aに属す「Bの元」も、《Aの補集合》に属す「Bの元」も存在する。 |
【表現6】 | 「A≠φ かつ A![]() ![]() ![]() |
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![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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⇔ 【どうして?】 |
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⇔ 【どうして?】 |
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「A![]() ![]() ![]() ![]() |
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【どうして?】 交わるの同義表現:「B∩A≠φ」⇔「∃ω∈Bω∈A」
、「A![]() ![]() |
A![]() ![]() ![]() ![]() |
交わるの同値表現(8)(8'):「A∩B ≠ φ」⇔「 A![]() ![]() |
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![]() ![]() |
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どうして、
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【表現1】 「A∩B ≠ φ」かつ「A![]() |
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排中律[野矢p.175;前原p.56;新井p.76]より、 『A⊂BまたはA ![]() 『かつ』の導入則にしたがって、 【表現1】が成立するとき、【表現6-3】を導いてよい。 |
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《かつ》《または》の分配律にしたがって。 | |||
・「A⊂B」⇔「A∩B=A」だから、 「A∩B ≠ φ かつ A⊂B」が成り立つとき、「A∩B=A≠φ」が成り立つ。 ・だから、「『かつ』の導入則」にしたがって、【表現6-2】(a)が成立するとき、【表現6-1】(a)を導いてよい。 |
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「かつ」の除去則に従って、 【表現6-1】(a)「A∩B ≠ φ かつ A ![]() 【表現6】 (a)「A≠φ かつ A ![]() |
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どうして、
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【どうして?】 ⇒ |
「A⊂B」⇔「A∩B=A」だから、 「 A≠φ かつ A⊂B 」ならば、「A∩B=A≠φ」
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⇒ 【どうして?】 |
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一般に、 「命題A⇒命題C」かつ「命題B⇒命題C」は、「『命題Aまたは命題B』⇒命題C」 に言い換えてよいから(→含意の言換3)、 上記は下記に言い換えてよい。 |
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