その6 自県完結型 自給自足経済県

2005年6月、『熱血!日本酒バカ』なる酒本の完成を待って、おいさんは杜の都へ旅立ったんでありました。今回はなんと!!4泊5日のゴージャス版でして、山形へも足を伸ばしたとです。

まあ、4日もいれば街中をリサーチできるじゃろうと、現地でボロ自転車を借り、工具をもって修理をしながら仙台の中心街をかけずりまわったですよ(途中、職質を2度うけた)。

まずは大負け軍団“楽天”のフルキャストスタジアムへ行ってみたが、ほび満席なので入らなんだ。しかしスタジアムの外ではピクニックファミリー、自転車親子がぎょうさんおって、まさに行楽地。その一部に「こしかけ式足湯小屋」があり、老若男女20人ばかりが足湯しながらスクリーンで試合を見ておった。

「ありゃー、また打たれたあー」と、実に負け慣れしとるんですな。試合後、スタジアムの周りでは、宮城県産の農産物を売るテントの出る日もあるとです。フルキャストスタジアムを後にして、県庁・市役所のある勾当台へ行くと、そこでも農産物・海産物を売っとりました。そこにおった行政の人に聞いてみたところ、宮城県はほぼ自給自足できる県じゃそうな。米はもう他県へかなりな量を輸出しとるし、海産物・野菜もそう。お酒にしても県内消費量は楽にまかなう。何でも東京へ、といった一極集中では、災害やらテロに遭った時、とってもあやうい。また、地産地消型だと輸送にかかるエネルギーを減らせるから環境負荷も少ない。CO2やNOxを減らそうとするなら、農産物の集中栽培をやめ、それぞれの地域で、そこの気候にあった品種を育て、地元で消費してゆく経済を展開すべきでしょうね。自県完結型・宮城にてそう思ったです。

さて、今回も冷蔵・冷凍ストックを作りまくってきたとでした。

まずは豚のバラ肉の角煮。醤油とみりんを煮立て、八角の一角と角切り肉を入れて弱火30分。ここでチャック付きビニール袋に写し、空気を抜く。90度の湯にその袋を入れ、弱火20分。自然に冷まして冷蔵庫へ。滅菌状態ですから3週間くらいは平気。

次に若鶏のムネ肉のかたまりをブツ切りにして塩をまぶし、蒸し器で15分。すぐに冷まし、ラップでくるんで冷凍庫へ。これは解凍してスライスすればサラダ・冷やし中華にそのまま使えるし、細切りにすればバンバンジーなどにもよろしい。単純にチリソース、バジルソースであえてもうまい(ウイスキーにあうのぢゃ)。

そのほか、鰈の煮付け・バター焼、油揚げ(30枚200円)の旨煮を冷凍にしてきたです。ついでにそうめん、そば用の濃縮つゆもペットボトルに一本つくったわ。

ここでマル秘酒屋情報。仙台駅東口、榴岡1の6の33、豊屋に上喜元などなど、山形・宮城の銘酒、それも限定品を低温ストックしてあった。仙台駅近辺では最良の店!! ぬかるなっ!

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