その5 お弁当ストックづくり(その1)

みちのく仙台に2005年生まれた野球チームは信じられんくらいの負けっぷりを見せてくれとりますが、あたしゃ他の11球団にひとこと言いたいっ。半世紀ぶりの新球団が生まれるっちゅうのに、もっと協力して選手を出さんかいっ。主力を出せとは言わんが、もっと新球団を育ててやれよう。……そげな怒りとは何の関係もなく、同居人の仙台暮しは続くんであった。

さて、今回はお弁当用のストック作りであります。冷凍にするのは肉、魚のたぐいが中心でして、根菜はよろしくない。又、おひたしも冷凍になるんじゃが、こいつは本人が苦もなく作るそうなんで、あたしゃやらない。今回は冷凍と冷蔵をいくつか作ってきたですよ。

冷凍で1ヶ月くらい美味しく食べられるのが天プラと唐揚げですな。ごぼう、南瓜、茄子、人参等の野菜類、鶏肉、豚肉の一口大に切ったもの等をカラッと揚げ、冷ましてからできるだけ空気を抜いてラッピングする。これらは解凍すればそのまま食べられますけ、お弁当に向いとります。鮭や鱈等の切身は直火で焼いたものと、片栗粉をまぶして油で焼いたものをラッピングして冷凍。鯛やカレイの切り身はみりんと醤油で甘辛く煮付け、これは煮汁からひきあげてから冷凍するとです。煮汁は別にポリ袋で冷凍し、必要な時はカチンコチン煮汁をなべに入れて火にかけ、少しとけたら残りのカチンコチンを再び冷凍。3週間くらいはにおいもつかず、旨く食べられたです。

さて、お次は丼物の具でございます。牛バラ肉切りおとし100g弱に玉葱2/3ヶを1人前とし、5人前くらい1度に作っちゃう。コツは水を使わぬこと。酒を鍋に入れて火にかけ、ふっとうしたらみりん、醤油、ハチミツ、きざみ生姜、玉葱を加える。玉葱がしんなりなったらほぐした牛肉を入れて煮つめる。煮汁をほぼ吸い込ませてから5袋に分けて冷凍。これで牛丼5回分ですな。

牛とくりゃ豚バラも忘れちゃイカン。多目のゴマ油にきざんだニンニクと唐辛子を入れ、そこに玉葱、バラ肉を加えて、紹興酒少々とオイスターソースでやや濃い目に味をつける。冷めたら小分けして冷凍にし、弁当に入れる時には小松菜のおひたしやプチトマト、漬物等を加えるよう指示をする。

今回は冷凍物で行きましたが、次回は冷蔵で1〜3週間日持ちするストックをやりまっす。その次は「根菜たっぷりバージョン」と「手軽に豆たっぷりバージョン」やりまっす。

ところで仙台⇔東京の新幹線は片道1万ちょっとの料金ですが、6時間弱の直行バスなら2500〜3500円。しかしトイレ無し。現地でたまげたのが仙台⇔福島、仙台⇔山形が1時間バスで何と500円とバカ安。だから福島のサラリーマンが仕事の後、仙台へ呑みに来て、終バスで帰るそうな。気の毒なのは呑み屋さんで、店はガラガラ。しかし東北の格安バス戦争もやりすぎると共倒れしちゃいますど。

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