その2 現地下見

仙台の朝市の風景 八百屋さんの店先
「そんなに安いワケじゃないよ」と魚柄さん

仙台ではどんな食材がどのくらいの値段で売られておるのか?こいつを調べにゃならん。仙台には5年前から3〜4回講演に行っとるこのおいさんはその時の資料を引っぱり出したです。

街の地図、スーパーで売られとる物、いただいた名刺などがドッと出てきたわい。と、一枚の名刺に見おぼえが……。とてもいい品ぞろえの若き古本屋「火星の庭」のものじゃった。

さっそく電話をかけたところ、先方もおぼえていて、不動産屋などを紹介してもろうた。おかげで下見に行く前に、こちらの希望に合うマンションを10件くらいリストアップしてくれ、大助り。

仙台の地図とマンションリストで買物、通勤などをシュミレーションするとですよ、このレスキューおいさんは。東京でできる範囲の下調べを済ませたおいさんは2月1日、同居人と共にこまちに乗り道奥二人旅に出たのでした。

仙台はさぶい。そのさぶい中だからこそマンション探しに向いとるのです。底冷えのする北国で家を探すには、日当りや気密性をチェックせにゃならん。4件見てまわり、3件は冷えびえとしとってダメ。6階角部屋南向きの2DK、7・5万円でキマリっ。

コンパスで東西南北を確認し天井裏を懐中電灯でてらしてカビや配管をチェック。手抜き工事もカビも無し。間取、クローゼットなどをメジャーで測量して記録。これでマンション手配完了。

その後仙台駅から歩いて5分の所にある「朝市」へ行き、食材の種類や価格、営業時間などをチェックする。

これで下見を終え、ほやの刺身や握りの詰めあわせ、ワインを買ってこまちに乗り込み、今後の道奥台所レスキュー計画を練る。と、そこでワインのコルクを抜いたんだが、その音がパーン!!とひびき、「な、なにごとかっ!!」と車掌がかけつけ……。

スミマセンでしたあ。

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