
旅行日:2018.06.12~17
2度目の九州への旅に出かけた。20数年前にも永年勤続の記念として妻と行ったことがあるが、今度は別コースで妻の遺影と相棒の三人(?)での旅である。北陸道経由で一気に神戸に向かい、フェリーに乗り込み翌朝には宮崎に到着。あとは相棒に道順はお任せ。幸い天気にも恵まれ、初めて訪れる地に心を踊らされながらの爽快な旅となった。今回も総走行距離は2500キロにも及んだが、文句一つ言わずよく走ってくれた相棒には深く感謝している。

神戸港からフェリーで宮崎へ
黄昏時の神戸フェリー港を一路、宮崎を目指して出港。いままで何回かフェリーでの旅に出かけたことはあるが、いつもわくわくする船旅気分を覚える。

写真:神戸港フェリーターミナルを出港。ひたすら宮崎を目指して。翌朝、宮崎に到着
名所・青島へ向かう
宮崎には早朝の8時40分、定刻どうり到着。市内はフェニックスが立ち並び、南国情緒たっぷりの市内から国道220号線を南下し名所・青島へ向かう。
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(左上)名所・青島に到着 |
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(右上)国指定天然記念物「鬼の洗濯板」 |
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(左下)青島神社鳥居をくぐる |
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(左下)青島神社入口付近 |
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日南海岸を進む
風光明媚な日南海岸を進む。長い間に海床が波の浸食によってできた「鬼の洗濯岩」と言われる海岸が所々に見られる。通行量も少なく所々にフォトスポットがあって快適なドライブコース。

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いるか岬のフォトスポットから |
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所々に「鬼の洗濯岩」が見られる |
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根占港から指宿に渡る
大隅半島、南大隅町の根占港から「フェリーなんきゅう」で対岸の指宿・山川港に渡る。天気は曇りがちながら、風もなく海上は穏やかで揺れも少ない。50分ほどで山川港に到着。今夜は指宿に泊まり名物の薩摩焼酎をいただくことに。
写真:(左)根占港にて (右)鹿児島湾洋上から指宿方面を眺める
日本最南端の終着駅・枕崎へ
台風情報などでよく耳にする枕崎市を訪れた。ここは日本最南端のJRの終着駅になっている。列車の本数も日に5便ほどしかなく、朝の学生を送り出すと午後まで無人の駅になると言う。なんか特別な旅情を感じさせられる。

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(左上)日本最南端の終着駅 |
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(右上)これ以上は先が無い鉄路 |
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(左下)姿形から「薩摩富士」とも言われる開聞岳 |
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鹿児島市、西郷さんを表敬
鹿児島に来たらやっぱり西郷さんにお会いしなければ。眼光するどく、がっちりした姿に圧倒される。観光案内所のおばさんに一緒に写真を撮ってもらったが、とても恐れ多い。城山公園からの桜島の眺めはとてもすばらしい。
写真:西郷隆盛像 と 城山公園から鹿児島市街越に桜島を望む
夕闇せまる熊本市街を歩く
夕闇せまる熊本市に到着。早速、相棒を宿で休んでてもらって熊本城を訪れてみる。案の定、城内には立ち入れない。遠く復旧工事が進んでいる天守閣を眺める。
写真:復旧工事が進む熊本城の遠景 と 大きなビルの窓いっぱいのくまモン
阿蘇山の火口へ
まだ震災の痕が残る阿蘇地域。国道57号線は未だ一部通行止め、そのため阿蘇山方面はミルクロードと言われる迂回路で行くことに。阿蘇の火口へはロープウエイが未だ復旧していないため直接火口付近まで相棒と乗り込む。火口付近の亜硫酸ガスの濃度の変化によって時々、注意勧告のアナウンスが流れる。火口を覗いてみると吸い込まれそう。

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・噴煙を上げる阿蘇山遠景 |
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・不気味な火口を覗く |
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・赤牛が放牧されている草原 |
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阿蘇市から由布院へは快適な高原のやまなみハイウェイ(県道11号)を走る。天気もいいし、気分は最高!!
写真:快適なやまなみハイウェイ
写真:城山展望所からの阿蘇山方面を望む。途中の茶屋で一休み
湯布院温泉(由布市)で長旅の疲れを癒す
旅の4日目は女性に人気(?)の湯布院の温泉に宿泊。宿に着くなり由布岳を眺めながらのんびりと露天風呂に入り、長旅の疲れを癒す。

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(左上)由布岳の遠景 |
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(右上)早朝の湯布院市街 |
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(左下)カラー舗装されたきれいな街 |
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青の洞門を訪ねて
翌日には別府、大分に向かうが途中、景勝地・青の洞門(中津市)を訪ねる。300年程前、禅海和尚が30年かけてのみと槌だけで掘り進め完成させたという隧道。菊池寛の小説「恩讐の彼方に」で知られている。
写真:(左)現在の「青の洞門」 (右)保存されている禅海和尚の手掘り洞門の一部