旅行日:2013.10.30~11.1


 秋深まる青森の下北津軽への旅に出かけてみた。同じ東北に住んでいながら、こちらへの旅は初めて。まず一路、一日目の宿泊地の薬研(やげん)温泉を目指して相棒を走らせる。





薬研温泉


 紅葉真っただ中の薬研温泉で今日は宿泊。外見は普通の民家のように見える薬研荘にお世話になることに。女将さんは自ら近くの山に出かけて山菜を採ってきて食事に添えてくれる。ご当地の新聞にも紹介されている名物女将さんでもある。翌朝、朝もやが漂う渓谷に出掛けてみた。


   

   

写真:(左上)温泉付近の紅葉    (右上)静かなたたずまいの薬研荘   
   (下)朝もやの漂う紅葉の渓谷



霊場・恐山


 むつ市から30分ほど北上すると霊場恐山に到着する。山門を入ったとたん、何か不気味さを感じる。名前からそう思えさせてくれるのだろうか。まず、恐山菩提寺で静かに手を合わせる。順路に従って進むと何か所かの「地獄」にさしかかる。それぞれの思いがあるのだろうか、訪れている人も少なくない。



   
           
  写真:
  (左上)恐山菩提寺
  (右上)大師堂
  (左下)荒涼たる賽の河原


本州最北端の地・大間


 本州最北端に位置する大間町に到着。天気がいい時は津軽海峡の彼方に北海道を望める。石川啄木の有名な「東海の小島の磯の白砂に・・・」の歌は実はこの大間の弁天島が舞台だったという。



   
           
  写真:
  (左上)本州最北端を表す石碑
  (右上)大間町はまぐろが有名 その向こうに弁天島
  (左下)津軽海峡フェリー 函館と90分で結ぶ


奇岩の群れ・仏ヶ浦


 大間から津軽海峡を右手に見ながら国道338号線を南下し佐井村に入る。さらに進むと眼下に鋭い岩がいくつもそそり立つ仏ヶ浦が見えてくる。海辺に下りてみると今にも崩れ落ちそうな白い奇岩には圧倒される。この奇岩は海底火山活動によって造られたものだという。


   

写真:今にも崩れ落ちそうな巨岩・奇岩の群れ



むつ湾フェリーで津軽半島へ


 脇野沢港からむつ湾を横断し、津軽半島の蟹田港まで一時間の船旅を楽しむ。蟹田からは夕やみ迫る中、津軽半島最北端の龍飛崎の宿泊地をめざす。


写真:むつ湾フェリー「かもしか号」



来たかった龍飛崎


 やっと来ました龍飛崎。東北楽天イーグルスの応援歌にも歌われている東北地方の最北端、遥かに津軽海峡を望む。近くには石川さゆりの歌の「津軽海峡冬景色」の歌碑があり、ボタンを押すと大音響で曲が流れるのにはビックリ。宿泊した「ホテル竜飛」では直下を青函トンネルが走り、列車が通過すると「ゴーッ」と響くのにも驚き。


   

   

写真:(左上)風の強い海峡を見下ろす    (右上)龍飛崎灯台   
   (左下)「津軽海峡冬景色」の歌碑   (右下)「ホテル竜飛」の全景



津軽路を行く


 今日は旅の最終日。龍飛崎を後にして帰りの路。のんびりと日本海を眺めながら津軽路を進む。途中、十二湖駅付近で、幸運にも「リゾートしらかみ」とすれ違う。その後、鰺ヶ沢町で舞の海の相撲博物館で一休み。


   

   

写真:(左上)国定公園の七つ滝  (右上)奇岩のそそり立つ千畳敷海岸
   (左下)紅葉の十二湖    (右下)五能線・十二湖駅付近を走る「リゾートしらかみ」





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