
旅行日:2008.8.8
山形県の庄内・出羽三山神社参拝へ出かけた。山形自動車道・庄内あさひICを北方面に30分程で到着。出羽三山とは、月山を主峰として羽黒山、湯殿山、3つの山の総称。いまでも山伏の修行が行はれている山岳霊場となっている。羽黒山にはこの出羽三山の神社を合祀した三神合祭殿がある。

参道入り口
鳥居をくぐり、入り口の門を入ると、いきなり急勾配の石段となっている。前途多難さを感じさせてくれる。
写真:(左)出羽三神社山門 (右) 山門入って直ぐの急勾配の石段
爺杉(じじすぎ)・羽黒山五重塔
参道に入って間もなく、樹齢1000年の杉の大木・爺杉と国宝に指定されている羽黒山五重塔が静寂の中に落ち着きはらってそびえている。五重塔はいまから1050年前に平将門によって建立され、630年前に再建されたものといい、訪れる者の心が清められそう。
写真:(左)爺杉(じじすぎ) (右) 羽黒山五重塔
杉並木と石段の参道
延々と続く2446段の石段を踏んで登る。両脇には特別天然記念物に指定されている約500本の大杉の並木が続く。 途中では修行中の山伏の一団と擦れ違う。
写真:特別天然記念物の杉並木 と その石段。
斎館(さいかん)
石段を登り切ると斎館という大きな屋敷がある。ここでは芭蕉ゆかりの本格精進料理が堪能できるという。山伏修行の宿泊所、食事所として利用され、また、一般参拝者にも食事の提供をしている。
写真:山伏修行の宿泊所、食事所として利用されている斎館
出羽三山神社三神合祭殿
出羽三山(月山、羽黒山、湯殿山)は冬ともなれば深い雪に覆われる。冬季は参拝は難しいので、羽黒山のこの地に三神をこの神社に合祀した。したがって、ここにくれば、三山の神社を参拝できるというもの。多くの参拝客でにぎわっている。ゆっくり登ってきて1時間半で到着。
写真:参拝者でにぎあう三神合祭殿
力餅と俳句大会子供の部入選作品
参道途中に茶店がある。そこではいままでの疲れを癒し、力餅を提供してくれる。あんこにきな粉の餅に抹茶がついて700円。あと半分の行程の力となる。また、この茶店には、全国俳句大会子供の部の入選作品が掲示してあった。芭蕉も草葉の陰でほほえんでいるかも。
写真:(左)おいしかった力餅 (右)全国俳句大会子供の部の入選作品とか