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設定 |
・Ω:普遍集合 (例:R2) ・A: Ωの部分集合 (例:R2上の有界な点集合) ・P: 元 (例:R2上の点) |
[文献]・高木『解析概論』第8章91節(p.326.)・吹田新保『理工系の微分積分学』p.193 ・杉浦『解析入門I』IV章§8(pp.255-256) ・松坂『集合・位相入門』1章4節F(p.39); ・伊藤『ルベーグ積分入門』I§2(p.11); ・盛田『実解析と測度論の基礎』1.2(p.12) |
定義 |
・Ωにおける集合Aの特性関数characteristic function ないし定義関数defining function とは、 ┌ χA(P)=1 (P∈A) └ χA(P)=0 (P∈Ac) すなわち、 元Pが集合Aに属するときには1を返し、元Pが集合Aに属さないときには0を返す という規則 で定められた Ωから集合{0,1}への写像ないし関数χAのこと。 なお、χA(P)をχ(P;A)とも書く。 |
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※ |
Ωにおける特性関数・定義関数を一つ定めることは、Ωの部分集合を一つ選択することとして解釈できる。 [松坂『集合・位相入門』第1章4節F(p.39).] |
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→利用例:面積確定、矩形でない有界集合上のリーマン重積分の定義、1変数の単関数、一般の実数値単関数 |
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定理 |
集合A、集合Bに対して、 (1)χA∩B(P)=χA(P) χB(P) (2)χA∪B(P)=χA(P)+χB(P)−χA∩B(P)
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[文献]・吹田新保『理工系の微分積分学』p.194・松坂『集合・位相入門』第1章4節問題15(pp.40-41). |
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定理 |
・集合列{An}にたいして、
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[文献]・伊藤『ルベーグ積分入門』I-§2(p.11);・盛田『実解析と測度論の基礎』1.3面積と積分(p.25); |
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