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【設定】R: 実数体 + : 実数体の定義‐条件A-0より、Rに定義された加法。 −x: x∈Rに対する加法の逆元。 実数体の定義‐条件A-1-4より、任意のx∈Rに対して存在する。 【定義】実数xの反数とは、 実数xに対する加法の逆元−x のこと。 |
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【設定】R: 実数体 + : 実数体の定義‐条件A-0より、Rに定義された加法。 −x: x∈Rに対する加法の逆元。 実数体の定義‐条件A-1-4より、任意のx∈Rに対して存在する。 【定義】二つの実数b,aの差 b−a(ただしb,a∈R) とは、 「実数b」と、「aの反数:−a」との加法 b+(−a) のことをいう。 つまり、b−a=b+(−a) |
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【設定】R: 実数体 + : 実数体の定義‐条件A-0より、Rに定義された加法。 【定義】どんなふうに、実数x,y,zを選んでも、 ( x+y ) +z = x+ ( y+z ) が成り立つ。 つまり、 ( ∀x,y,z∈R ) ( ( x+y ) +z = x+ ( y+z ) ) 【なぜ?】実数体の定義−条件A-1-1より、 ( ∀x,y,z∈X ) ( ( x+y ) +z = x+ ( y+z ) )を満たす代数系Xを、実数体Rとよび 実数体Rの元を実数と呼ぶのだから、 ( ∀x,y,z∈R ) ( ( x+y ) +z = x+ ( y+z ) )は必ず成り立つ。 成り立たなければ、それらは実数ではない。 |
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【設定】R: 実数体 + : 実数体の定義‐条件A-0より、Rに定義された加法。 【本題】どんなふうに、実数x,yを選んでも、 x+y = y+x が成り立つ。 つまり、 ( ∀x,y∈R ) ( x+y = y+x ) 【なぜ?】実数体の定義-条件A-1-2より、 ( ∀x,y∈X ) ( x+y = y+x )を満たす代数系Xを、実数体Rとよび 実数体Rの元を実数と呼ぶのだから、 ( ∀x,y∈R ) ( x+y = y+x )は必ず成り立つ。 成り立たなければ、それらは実数ではない。 |
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【設定】R: 実数体 + : 実数体の定義‐条件A-0より、Rに定義された加法。 【本題】どんなふうに、実数xを選んでも、 x+0 =0 , 0+x=0 が成り立つ。 つまり、 ( ∀x∈R ) ( x+0 =0+x=0 ) 【なぜ?】実数体の定義A-1-3より、 「単位元0:( ∀x∈X ) ( 0+x=x かつ 0+x=x )を満たす0∈X」が存在する代数系Xを、 実数体Rとよび 実数体Rの元を実数と呼ぶのだから、 ( ∀x∈R ) ( x+0=0+x=0 )は必ず成り立つ。 成り立たなければ、それらは実数ではない。 |
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【設定】R: 実数体 + : 実数体の定義‐条件A-0より、Rに定義された加法。 【本題】どんなふうに、実数を選んでも、 その反数との和は0。 つまり、 ( ∀x∈R ) ( (−x)+x =0かつx+(−x)= 0 ) 【なぜ?】実数xの反数−x、すなわち、実数xの加法に関する逆元−xの定義より、 −xは 「(−x)+x=0 かつ x+(−x)=0」 を満たす。 |
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【設定】R: 実数体 + : 実数体の定義‐条件A-0より、Rに定義された加法。 【本題】どんなふうに、実数を選んでも、 それ自身との差は0。 つまり、 ( ∀x∈R ) ( x−x= 0 ) 【なぜ?】差の定義より、 x−x=x+(−x)。反数の性質より、x+(−x)= 0. |
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日本数学会編集『岩波数学辞典(第三版)』 岩波書店、1985年、項目156A.実数の公理系 (pp. 417-418), 168.順序 (pp.440-441). 項目183数:E.実数 (p. 475).
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