−M−

えむ(軍事/用語)

 米陸軍の装備品を表わすアルファベット。

えむ(軍事/用語)

 アメリカ海軍でマーチン社を表すメーカー記号

えむ(軍事/用語)

 旧日本海軍で三菱を表わす。

M1

えむ・いち(軍事/戦車)

 →エイブラムス

M10

えむ・じゅう(軍事/戦車)

 タミヤのラインナップで"バッファロー"駆逐戦車と名前が付いているのがこれ。M4の車体に高初速の76,2mm砲を搭載した車体で、裝甲が薄い、砲塔がオープントップなどの欠点もあったがそこそこ好評だったようだ。英国では"ウルヴァリン"という名前がつけられたようだが、アメリカ軍がこいつを"バッファロー"と呼んだかどうかはよくわからん。

M13/40

えむ・じゅう・さん/よんじゅう(軍事/戦車)

 アンサルドM13/40中戦車。第二次大戦中のイタリアの代表的な中戦車。砂漠戦を全く想定していなかったにもかかわらず、初戦の舞台はリビアというわけで故障車続出だったそうな。前々からラテン民族ってのは真剣に近代戦争やる気が無い人種なんじゃないかと思ってるんだが、この戦車を見ててもそんな気になってくる。タミヤイタレリからかなりいいできのキットが出てたけど、両方とも今は生産停止かな。タミヤのカタログで言う"カーロ・アルマート"がこの戦車。

M24

えむ・にじゅう・よん(軍事/戦車)

 →チャーフィー

M4

えむ・よん(軍事/戦車)

 →シャーマン

M551

えむ・ごひゃく・ごじゅう・いち(軍事/戦車)

 →シェリダン

MAT

まっと(TV/組織)

 Monster Attack TeamでMAT。対怪獣戦闘専門の戦闘チーム。ちょっとミスするとすぐに「解散だ!」と脅される不幸な部隊。
 →帰ってきたウルトラマン

Me109

えむ・えー・ひゃく・きゅう(軍事/機体)

 メッサーシュミットMe109。第二次世界大戦を通じてドイツ空軍の主力戦闘機の座にあった機体。設計者はヴィリー・メッサーシュミット教授。できる限り小型の機体に、望みうる最強のエンジンを組み合わせ、高速性能を重視した機体で30,000機以上が生産された。設計者、メッサーシュミット教授は理詰めの理論優先タイプの技術者であったため、高性能の反面、搭乗者にはさまざまな点で多大な負担を強いる機体であったといわれる。なお、この機体は昔から、正式には「Bf109が正しい」「Me109でいいのだ」という論争が定期的に発生する(Bfとは当時メッサーシュミットが社長をしていたBFW社)が、最近はBfがやや有利なようだ。個人的にはメッサーシュミットが作ったんだからMeでいいじゃん、って思うけど。

Me110

えむ・えー・ひゃく・じゅう(軍事/機体)

 "駆逐戦闘機"というジャンルで鳴り物入りで開発された双発複座の大型戦闘機。ただし、売り物の"駆逐"というコンセプトに関してはけちょんけちょんな結果しか残さなかった。後年、夜間戦闘機としてそれなりの活躍をして面目を保つ。

Me163

えむ・えー・ひゃく・ろくじゅう・さん(軍事/機体)

 メッサーシュミットMe163"コメート"ロケット戦闘機。コメートは英語読みすれば"コメット"、彗星のこと。世界初の実用的なロケット機であったが、肝心の実用に使える時間が最大でも8分程度しかないこと、ロケットの噴射に使われる2種類の液体燃料、T液C液がともにきわめて不安定かつ危険きわまりないものであったことなどの問題があったこと、連合軍側はMe163の基地を迂回してしまえばそれでいいことなどもあって大きな戦果を上げることはできなかった。

Me262

えむ・えー・にひゃく・ろくじゅう・に(軍事/機体)

 旧ドイツ空軍初の実用的ジェット戦闘機、Me262シュワルベ。シュワルベは"ツバメ"。当時各国で作られていた機体が、まだ直線翼を採用した旧泰然としたデザインであったに対して、初めて後退翼を採用、デザイン的にも近代的なジェット機のスタイルとなっていたが、この後退翼採用は飛行性能の向上よりも大型のジェットエンジンを搭載するため、機体の重量バランスを適正に保つための処置であった。革新的な性能を持つ機体であったが、試験飛行を見たヒトラーが同機を戦闘爆撃機として生産するよう設計変更を命じたために戦争への投入が遅れたことがドイツにとっては災いしたといわれ、これをヒトラーの致命的な判断ミスとする説がある。ただし、時期的に高性能の戦闘爆撃機を生産すること自体は間違いとはいえなかった、という説もある。

MiG−15

みぐ・じゅう・ご(軍事/機体)

 ミグ15ジェット戦闘機。NATOコードネームは"ファゴット"。ミグとはミコヤン・グレビッチ設計局の略称。ドイツから押収した様々な資料をベースに、英国製、ロールスロイス"ニーン"ターボジェットエンジンをコピーしたクリモフVK-1エンジンを搭載した、ソ連初の本格的なジェット戦闘機で、朝鮮戦争で突然その姿を現し、西側諸国の機体を圧倒する性能を見せ、あわてたアメリカは急遽新鋭機F-86を朝鮮に送り込んだ。この両機はその後何度も激しい空戦を演じ、最終的な勝敗はF-86の圧勝であった。ただ、機体の性能、武装ではMiG-15が勝り、照準機の精度とパイロットの錬度でF-86が優位に立っていたといわれる。

mpc

えむ・ぴー・しー(模型/メーカー)

 アメリカのプラモデルメーカーの老舗の一つ。amt同様、カーモデルで有名だが、両社とも"スター・ウォーズ"や"スター・トレック"関連のキットも出している。