023:竜宮十字路〜(長沢新道)〜土場〜富士見田代
このコースの見所・撮影ポイントは、
富士見田代にある池塘:小沼越しの逆さ燧ヶ岳
急坂からの尾瀬ヶ原の光景
ミズバショウ、リュウキンカの大群落 などです。
このコースには1ヶ所のベンチは設置されていますが、トイレ・水場はありません。
長沢新道は、鳩待通りにある、下の画像の標識から始まり、尾瀬ヶ原:中田代の竜宮十字路まで下り続けるコースです。
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富士見峠まで200m、尾瀬ヶ原まで4km |
標識の下部には「富士見田代 標高1,890m」と書いてあります。
この標識を背にして尾瀬ヶ原:竜宮十字路に向かうコースは急激な下り木道で始まり、
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長沢新道は単線の急激な下り木道でスタートします |
直ぐ先で右手:富士見小沼へ分岐します。小沼越しには燧ヶ岳が間近に見え、風の弱い晴れた日には水面に燧ヶ岳の姿が映り込んでいますが、冬になると水面に波がたったまま凍りつきます。
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10月12月の富士見小沼と燧ヶ岳 |
ゴゼンタチバナが特に多いと感じるコースは、木道が暫く続きますがやがて、小石だらけの道となり、再度木道が出てくると前方に、
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土場のベンチは長いです |
このコースで唯一のベンチがある土場が見えてきます。長沢新道は尾瀬ヶ原に突き出している尾根につけられていますので、あまfり平坦な個所はないのですが、ここは広場となっていて、長いベンチも設置できるようです。ベンチの前にはヤマハハコの群落があり、ハリブキ、ヒロハテンナンショウ、エゾシロネなども目に付きます。
上の画像でベンチの先に写っている標識が、スタートしてから「1.8km」の標識で、竜宮十字路までは残り「2.4km」となります。ダケカンバの若木が多い笹原のような個所を進んでいくと
やがて中間点の標識が目に付きます。
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中間点の標識 |
中間点ですから富士見峠から2.1km、竜宮十字路への2.1kmの位置にあり、上の画像でもお分かりになるように、その先から急激な下りがづ〜っと続きます(^^♪
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ツタウルシ |
この辺りからツタウルシが枯れ木を覆いつくすのが目に付き、10月には真っ赤に色づいているのが、コースの横に続いております。
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竜宮十字路と池塘 |
急激な下りが続くコースからは尾瀬ヶ原が見えることもあり、ちょうど長沢新道の終点:竜宮十字路そのものが見える個所に差し掛かりました。
小岩だらけの木道の全く無い下り坂を降りて行くのは、膝に負担が掛かって快適ではありませんが、10月初旬〜中旬には赤・黄色の紅葉が見事で、このコースの最適通過時期は10月です。
付近にはツルリンドウ、カメバヒキオコシ、タケシマラン、ヤマソテツ、コシアブラなどが多く目に付きます。
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下田代・赤田代 |
やがて今度は木々の間から下田代の赤田代分岐(東電小屋分岐)と、元湯山荘・温泉小屋の建っている赤田代方面が見える個所に出ました。
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長沢 |
右手からせせらぎの音が聞こえてくると間もなく、眼下に長沢の流れが見えて、10月にはカエデも色づいております。コースの横にはアキノキリンソウが目に付くようになると間もなく、
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残り800mです |
富士見峠から「3.4km」の標識が見えてきて、その直ぐ先で小さな木橋を渡り、
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小さな木橋 |
暫く進むと長沢を渡る通称:長沢橋に到着します。
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長沢橋 |
長沢橋を渡った直ぐ先の左手に、尾瀬では渋沢温泉小屋の近くでしか見かけたことのないギンランが生えていて、その先はブナの巨木が続く森を通る平坦な登山道が続いていて、秋には黄葉が見事な所です。
やがて右から寺ヶ崎と呼ばれる尾根が近づいてきて、その尾根を右手に見ながら複線式となった平坦な木道を進んで行くと前方に、多くのハイカーが通過・休憩している竜宮十字路が見えてきます。
ふと左手を見ると、5月下旬〜6月上旬にはミズバショウとリュウキンカの群落が見える、あまり知られていない花の名所となりますので、その時期に竜宮十字路を通過される方は、200mほど長沢新道を富士見峠の方に寄り道してみて下さい、きっと満足されると思います。
容量の関係で、その素晴らしい光景は別なページとしますので、ここをクリックしてみて下さい。
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