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尾瀬の花図鑑 | 尾瀬と花 | 尾瀬自然保護ネットワーク |
標準和名 | 科・属名 | 漢字表記 |
タケシマラン | ユリ科 タケシマラン属 | 竹縞蘭 |
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中部山岳地帯〜東北の山地・亜高山・高山の針葉樹林に分布する多年草。 葉は卵状被針形で基部は茎を抱かない。春先6月頃に葉のわきに淡紅色の小さな花をつける。よく似たオオバタケシマランは葉の柄が捩れ基部は茎を抱くので区別できる。果実は球状で秋に真っ赤に熟す。どうして竹縞蘭との名称がついたかは不明。 |
尾瀬ではタケシマランは少なくないが、真っ赤な実が熟するまで、山野草好きを除いて注目する人は少ない。 尾瀬にはタケシマランの他にオオバタケシマランと、タケシマランより小さなヒメタケシマランがあるが、タケシマランにも小さな固体、ヒメタケシマランにも大きな固体があり、あえて区別しない向きもある。 尾瀬沼東岸道、北岸道、南岸道、燧ヶ岳登山道:長英新道下部、至仏山登山道(鳩待峠〜トカゲ岩)、オヤマ沢田代田代分岐〜悪沢岳、段吉新道、燧裏林道などの日陰で、タケシマランは5月末〜6月初旬に花を咲かせ、8月初旬には真っ赤な実を生らしている。 |