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尾瀬の花図鑑 尾瀬の花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
カメバヒキオコシ シソ科 ヤマハッカ属 亀葉引起し
中部〜東北の山地・亜高山の林縁・湿った登山道脇などに分布する多年草。

最初にカメバヒキオコシと聞いた時には「噛めば引越し」と文字が浮かんできましたが、実際には「カメ(亀)に似た葉」の「引起し(薬効が強くて寝ていた病人が直ぐに直って起き上がるほど)」という意味で名づけられたようです。

葉を見ると、確かに甲羅と尾があるカメのように見えます。
尾瀬では、尾瀬ヶ原や尾瀬沼周辺ではあまり見かけず、平滑ノ滝から三条ノ滝に向かう湿った登山道、大清水から一ノ瀬に掛けての登山道の右側(片品川側)にあります。

また富士見林道(富士見峠〜富士見下)の富士見下と田代原の間、道行沢(沼山峠バス停から七入に向かう旧沼田街道)の道行沢橋二番橋手前(沼山峠側)辺りに多く生育し、9月中旬過ぎには青い可愛らしい花を咲かせています。