7月28日(金)事務所のひっこし・・?
 今日はゆうスペースにお一人新しい方がみえた。先日のシンポジウムにも来てくださって、あんなにしっかり成長されてるお子さんを見てると、大丈夫と思う反面、うちの子はあんな風になれるんだろうか?と不安にもなった、とおっしゃっていた。一人一人ほんとに子どもは違う。不登校だからといって一くくりに出来ないし、何か障害があってもその子なりの感じ方はそれぞれ違う。家に子どもさんと二人でいるとピリピリした空気が張り詰めてしんどい・・親の方がどうにかなってしまいそうだ。待ってていいのか、なにかできる事はないのだろうかと、自らを責める姿は共通する想いかもしれない。でもしんどい時ばかりじゃないからね・・・この時間はずっと際限なく続くわけじゃないからね・・・。お話するうちに、少し肩がほぐれたわ、と言ってくださった。ほんのひと時でも体がほぐれると、何日かは楽になる。そんな自分にとって楽になる場所があると何とかなるもんです。きっと・・・・。
 午後からは新しい事務所の候補の物件をスタッフで見に行ってきた。明るくて、静かで、駅からも近くて、「いいね」と話しながら帰ってきたらスコールのような夕立。さて、秋から新事務所になるかな・・・?(小梅)


   7月26日(水)ンポジウムの余韻
 7月23日のイベントのあと、はじめて顔を合わすスタッフ。シンポジウムを「あーだった。こーだった」と振り返りながら、持ち帰った資料の整理や、通信の編集、発送準備をする。少し送れて ユキがアンケートを持って来ると、またまた、手を止めて、シンポジウムの話題に花が咲いた。すばらしい内容だったとの感想や励ましの言葉とともに、次への期待も書いていただき、とてもうれしい。また当日アンケートを書く時間がなかったからと、お手紙で感想を寄せていただいたか方もあり、まだまだシンポジウムの話題が絶えない事務所である。
 ユキとフェルマーターの娘さんが相次い事務所に。二人とも母を訪ねてのことだが、成長した姿にどきまきし、眩しく感じるのは、スタッフが語らいの中でお互いの子どもを知り、見守ってきたからかも知れない。心身ともに子どもたちに追い越される時期が近い事を感じた日であった。(マーガレット)


   7月23日(日)子育てシンポジウム「親子で振り返る 不登校の経験」
 キャンパスプラザ第4講義室で、♪あんだんて♪主催のシンポジウムを開催した。ハッキリしないお天気にもかかわらず、参加者は満席に近い72名。母親だけでなくご夫婦や子どもさんとの参加者も目にとまった。また不登校の支援活動をされている方も多く参加してくださった。
 立命館大学教授の春日井敏之先生をコーディネーターにお招きし、不登校を経験した親子3組がそれぞれの経験を語るという「めずらしい」形のシンポジウム。3人の子どものうち、2人はこういうがは初めて。最初は緊張感も見えたものの、春日井先生の暖かいお人柄に助けられながら、それぞれが自分らしく、自らの経験を振り返り語ってくれた。隣に座る親の方はどんな話が飛び出すかヒヤヒヤ状態だったが、自分を守ってくれた親に対する気遣いの言葉もあり、そこに流れる温かいものを感じることができた。(さくら)詳しくは
♪あんだんて♪レポート特別編へ


   7月21日(金)シンポジウムの準備
 フェルマータ、さくらが電話をとるたびにシンポジウムの申込がふえる。不登校の親子とは私たちもそうだけど、改まって不登校について親子で話すことないから、とても興味深いシンポジウムだ。
 さくらが手際よく本や資料を梱包。Cocoが自筆でシンポジウムのタイトルやパネラーのお名前を書いてくれた。このときとばかりに私用もリクエストした。(爆)
 それぞれが荷物を持ち帰り23日に集合する。わすれものないよね?(ユキ)


   7月19日(水)打ち合わせの一日
 午前中、「山科醍醐こどものひろば」のHさんがお見えになる。助成金を受けて、地域の子どもたちに配る「山科区の情報誌」を発行されるのだが、その中の不登校のページをお手伝いさせていただくのだ。Hさんは親の会の世話人も長い間されてきているので、打ち合わせ中も話が発展し、その中からいろんなヒントが出てくる。
 子どもがしんどそうな時や学校に行けなくなった時、「一人で悩まないで、どこかにつながって欲しい」という思いを込めて、学校内の支援、相談機関や親の会を紹介するようなページにすることになった。この機会を利用して、行政機関にも取材させていただいて、意見交換やお願いもする予定だ。また発達障害などの相談先も掲載したいとか、話はどんどんふくらんでいく。掲載は2ページの予定で、何もかも載せることはできないが、必要な情報をしっかりと載せたいと思う。

 午後からは23日のシンポジウムの打ち合わせ。自宅の周辺が大雨で、交通機関が混乱する中、全体司会のマーガレットが出てきてくれたので、詳細をつめていく。マーガレットは長くボランティア活動に関わってきてるだけあって、こちらがお願いすることをてきぱきと具体化してくれる。パネラーの名前やシンポジウムのテーマは、筆の達人Cocoが書いてくれる。会計のユキも、当日支払っていただく会費の計算をちゃんとやっている。質問用紙など当日の資料はラスカルにおまかせ。イベントも3回目となると、いろんなことがスムーズに運んでいく。
 あれこれ打ち合わせをしている傍らで、支援会員のYさんが、会計の入力をしてくださった。今年度は会計項目も少し見直し、あれこれお願いしたのだが、私たちの無理も快く引き受けだくださり、本当にありがたい。
 帰りには会場のキャンパスプラザに寄って、会場を見せていただいた。フェルマータとユキと3人で当日の手順を確認した。シンポジウムまであと4日だ。(さくら)


   7月14日(金)シンポジウムの打ち合わせ&まだまだ足りない
 今日は、23日シンポジウムの打ち合わせに、立命館大の春日井先生のところへ行くことになっていた。昨日、急に京都新聞の記者からシンポジウムの件で取材にきてくださると連絡があり、今朝一番にお約束した。それで、さくらとラスカルと3人でイケメンの(?)若者たちに混じって、学食でランチを食べようと予定していたけれど、二人には先に行ってもらうことにした。でも、さくらも四条通りを通るバスに乗ったら、祇園まつりの宵々山のため渋滞にまきこまれ、ゆっくりランチどころではなかったらしい。私も、取材を終えて急いで向かったが、ぎりぎりセーフ。K先生は、不慣れなおばちゃんたちが広い学内で迷っていないか、きっとご心配されたことと思う。
 最初のプロントントンからパザパ、2号・・・とどれをとっても、春日井先生のご協力をいただいている本ばかり。今回のシンポジウムも先生にコーディネーターをお願いしたので、なんだか大船にのった気持ちで、当日の進行もなにも決めないまま打ち合わせに行った。近年とみに、あちこちの講演会やシンポジウムにひっぱりだこの春日井先生。私たちのとりとめのない要望や話をうまく調整し、まとめてくださって、またたくまに当日のプログラムが出来ていった。
 不登校を経験した親子がセットで、それも3組も出るのは、前例がないとおっしゃっていた。当事者が中心になって活動しているあんだんてならではの企画ですね、と評価していただきうれしかった。どうぞ、他ではみられないシンポジウムになりそうですので、ご参加くださいね〜。(フェルマータ)

 フェルマータが取材を終えたあとはPC苦手なメンバ、ーコーヒーカップとユキなので電源おとしてもらって、お手伝いに来てくださっているGさんとたのしく話ながら、通信用の封筒をつくった。問い合わせの電話があり、私の知る範囲をお知らせしたが、ほかにもあるのか、知らないだけなのか。まだまだ足りない情報。(ユキ)


   7月12日(水)相次ぐシンポジウムの申込
 シンポジウムまであと10日。当日の進行や役割分担についてつめながら、本や通信の発送準備を進める。今月の通信はシンポジウムの報告も掲載する関係で、発行が8月始めになる。お手元に届くのが遅くなりますが、ご了承くださいね。
 参加申込も、メールやFAXなどで届き始めているが、「どうも出足が遅いような気がする」とフェルマータがちょっと心配そうにつぶやいたとたん、電話が鳴った。シンポジウムの申込だ。そのあとも相次いで申込がある。どこでお知りになったかと聞くと、親の会でチラシを見た、知人が紹介してくれた、インターネットで見たという方も多く、私たちの活動の広がりを感じる。結局帰るまでに10組以上のお申込があった。金曜日には京都新聞の取材があるし、日曜日にも京都新聞の福祉欄に掲載予定だ。もっと多くの方がこのシンポジウムのことを知ってくださればうれしいなあ。
 ゆうスペースは開店休業。例年この時期はご相談が少ない。5月、6月といきづらくなった子どもたちも、夏休みを控えて少し気持ちが落ちついたりするのだろうか。しかしこの夏休みもどんどん短くなっていると聞くし、補習やクラブ活動でゆっくり休む間のない子もいる。受験を控えた子どもは、「この夏が勝負ですよ」と脅し(?)をかけられたりもするようだ。学校から解放される時間が短くなり、しんどさを感じている子どもたちも多いのではないかと心配にもなる。子どもたちがのびのびと、本当にやりたいことのできる夏休みが過ごせたらいいのになあ。(さくら


   7月8日(土)アイ・メンタルスクール寮生死亡事件を考える集い
 京都市内で若者の社会参加を支援している「情報センターISIS」の主催で、4月に名古屋のひきこもりの若者更生施設「アイ・メンタルスクール」で起こった死亡事件を考える集会が開かれた。出演者は評論家の芹沢俊介さん、精神科医で立命館大学の忠井俊介さん、愛知教育大の川北稔さん、ISISの山田孝明さん。芹沢さんは昨年もお話を伺い、共感するところがたくさんあったので、今日のお話も楽しみだった。詳しくは♪あんだんて♪レポートへ(さくら)


   7月7日(水)静かに七夕の日は過ぎて
 さくらと事務作業していると、午前中滋賀県の単位制高校の管理職の先生が訪問してくださった。中学時代行きにくかった子どもたちを積極的に受け入れていらっしゃる。高校へ進学してもまだしんどさが抜けていないと、また行けなくなる子どもさんも多い。学校として、そんな子どもたちになにができるかを考え、前向きにさまざまな対応をしていらっしゃる。少子化に伴い、有名大学も高校時代から優秀な生徒を見出して、専門的な勉強の基礎作りをしようとしているそうだ。そういった大学との連携も考えていらっしゃるとか。また、子どもたちにとって選択肢や道が増えるようだ。
 大阪市の行政機関から「パザパ」の御注文。パザパがいろんな方面から注目されてきているようでうれしかった。オンリーワンにお一人いらっしゃった。(フェルマータ)


   7月5日(水)スタッフ会議
 朝から雨がふったりやんだりのややこしいお天気だったが、今日の運営会議には6人が集まった。主に23日のシンポジウムをどのような方向で進めるか、また当日の仕事の割り振りなどを決めた。
 今回のパネラーの子どもたちは中学校にはほとんど行かず、家を中心として育った子どもたちだ。現在は20歳から18歳ぐらいになっておられるが、それぞれに個性的で魅力的な若者だ。彼らを見ていると、学校を中心に過ごそうと、家を中心に過ごそうと、子どもの育ちにはあまり関係ないように思える。
 中学時代や思春期というのは学校へ行っていても行かなくても、なんだかごちゃごちゃする時期のようだ。荒れたり、引きこもったり、やんちゃしたり、沈み込んだり。そして、この嵐のような時期、あるいは真っ暗な夜の時期を過ぎると、子どもたちはなんとも穏やかな表情を見せてくれるようになる。子どもから大人へと成長する過程には、そういう時期がどうしても必要なのだろう。このしんどい時期を、「明けない夜はない」と信じて見守ってくれる大人がそばにいれば、それだけで(不登校であっても、そうでなくても)大丈夫なんだと思う。当日の彼らの姿を見て、皆さんにもそういうことを感じてもらえるといいなあ。
 帰り際になって、相談の電話。cocoが丁寧に話を聴いてくれる。1時間近く話しておられたかも。cocoの温かい言葉にきっと癒されたことでしょうね。今度はぜひ事務所に来て、笑って帰ってくださいね。 (ラスカル)


1月 2月 3月 4月 5月 6月
7月 8月 9月 10月 11月 12月