2月24日(金)周囲は温かいまなざしで
 午前中オンリーワンにひとり見えた。子どもを親がゆっくり見守ってやりたいと思っていても、祖父母や親戚から「いつまでもそんなことしててどうする?」と言われ、親がプレッシャーを感じて落ち込むことも多い。ことに嫁の立場になると、ことさら重圧が重く、余裕をもって子どもを見てあげられなくなってしまう。元気を取り戻し、成長されている経験者にきくと、周囲の温かい目がたくさんあったことに気づく。それが追い風になって、落ち込みが少しずつ回復し、気がつくとふわっと浮上しているのだ。厳しい言葉は一見良識あるように思えるが、弱っている者には回復が衰えこそすれ、けっして励ましにならないということを、今日のお話からも実感した。
 京都新聞に「プロントントン2号」の記事が載ってから、ご注文のFAXがたくさん届いている。またどこかでしんどい子どもさんが楽になってくれるといいなと思って、発送している。(フェルマータ)


   2月22日(水)「プロン・トン・トン2号」発注に大わらわ
 宇治のS先生や丹後の親の会より「『プロン・トン・トン2号』を10冊送ってほしい」という注文があった。「今度の2号は、親の会からの注文が多いね」とさくらと話していた。それだけ親の声が反映された本だということだと思う。今悩んでおられる一人でも多くの方に、この本が届いてほしいと願う。
 午後はKサポート校の先生がお二人来訪される。在校生は年齢も幅広いそうで、先生ご自身も「人生の勉強をさせてもらっています」とおっしゃっていた。Y島にある本校での体験学習もあり、自然豊かな地で、おとなしい子もやんちゃな子も、学び直しをしている感じだった。子どものことを一人ひとりよくわかっていて、学校全体で生徒を見守っているという雰囲気が伝わってきた。K先生はSボクシングジムのトレーナーでもあり「スパーリングだけでもしますよ」と気さくに言ってくださった。子どもだけでなく、親ごさんもストレス解消などにスパーリングもいいかも(!?)(Coco)


   2月17日(金)にぎやかな事務所
 今日は、旧知のSさんも来てくださったので、いつものランチタイムが一段とおしゃべりが弾んでにぎやかだった。Sさんはあんだんての活動がはじまった当初から、経理のお手伝いをしてくださっている。きちんと毎期の決算書ができるのも、この人のおかげ。本当にありがたい。 
 午前、午後とオンリーワンの方がみえた。環境によっては、いじめが常態化していたり、ちょっとしたきっかけでいじめの対象になったり。今の子どもたちは学校で、今までにないほど緊張した人間関係になっているのかなと思った。学校へ行っていないと、こうしたストレスからは無縁でいられる。それが、社会に出てやっていけるのだろうかという不安の原因でもあるのだが、家庭で家族がお互いに受け入れる人間関係を経験していると、子どものエネルギーが出てきて、大勢の人間関係のなかでもやっていけるようだ。
 先週会員のMさんが組んでくださったパザパ最新データ版を製本していった。高校を中退したり、不登校の中3生が最後の進路選択をする時期。そのような子どもさんが、いろいろな選択肢があるのを知って、気持ちが明るくなってくれたらと思う。(フェルマータ)


   2月15日(水)遠くからオンリーワン
 今日は遠く横浜からご夫婦で、オンリーワンに来てくださった。息子さんのために、お母さんはあちこち相談に行かれたり、勉強に行かれたり。そしてお父さんも、お母さんを支えよう、子どもを理解しようと一生懸命努力されていた。いつかその思いが、子どもさんにも伝わることと信じたい。
 自分自身もこのところ、子どものことで悩むことが多く、子どもの孤独やさびしさがびんびん伝わってきてとてもつらかった。親として、何とかしてやりたいのに、何もしてやれない無力感。相談に来られた方のお話を聞いて、自分のことと重なることが多くて、思わず涙が出てきた。フェルマータがまた上手に話を聞いてくれるので、ついつい私まで自分の気持ちを吐き出してしまった。お話を聞かせていただく立場だったのに、申し訳なかったなあ。でもほんと、皆さんのお話を聞きながら、自分自身の気持ちの整理もできていくのです。ありがたいことです。

 午後からは京都新聞の方が2号の取材に来てくださった。取材と聞いて、「しまった。もうちょっとましな格好をしてくればよかった」と話していたのに、残念、写真は撮られず。さすがに「撮ってください」とは言い出せない私たちでした。
 2号の発送も大変だった。今日はお世話になった相談機関や病院、親の会の方々に送らせていただいた。はやく読んでいただきたいなあ。感想を聞かせていただくのが楽しみだ。 (ラスカル)


   2月10日(金)発送作業は続く
 2号作成に協力していただいた方々にプロン・トン・トンともに送り状を入れる。相手先によって送り状や同封するするものが違うこともあるので、もう頭がいっぱいいっぱい(笑)伝票に記入するため、重さごとに数えていたら、同じ宛先の封筒が見つかった。あぶないところだった。まだ発送準備の封筒はまだまだある。一刻もはやくプロン・トン・トン2号をお届けしたい。
 昨年、編集や校正でバタバタしているときにメールをくれた学生さんが、事務所に来てくれた。あれやこれやの情報提供とできたての本を買っていただいた。「これからの勉強に役立つこと間違いなし」と自画自賛(爆)。(ユキ)


   2月8日(水)その一言を待ってました
 「プロン・トン・トン2号」が完成し、息をつくまもなく発送作業が始まる。作成協力金や協賛広告をいただいたところ、アンケートにご協力いただいた関係機関、など発送しなければならないところがたくさんある。それと同時にこの本を多くの方に知ってもらうために新聞社に取材をお願いしたり、本を置いてくださる書店への連絡もある。さらに「PAS A PAS」の京都滋賀版も多くのお申し込みがあり、1冊もなくなってしまった。追加印刷をしたがその製本作業も必要だ。
 あれもこれもとみんなの頭がフリーズしかかったところに、♪あんだんて♪会員のMさんがお見えになる。ゆうスペースの時間を間違えられたということだったが、「時間があるので、何かお手伝いすることがあれば・・・」とポツリ。それを聞き逃さないスタッフ。「その一言を待ってました」とばかりに、早速『京都滋賀版』の製本をお願いすると、ありがたいことにお昼までにほとんどやり終えてくださった。いやあ、本当に助かりました。「また何かあったらお手伝いしますよ」と言ってくださったが、その一言が怖いのよ(笑)きっとまたお願いすると思います、どうぞよろしく。
 午後からはゆうスペース。久しぶりにお見えいただいた方もあり、話が弾む。それぞれのお子さんにいろんな動きが出ているが、親の目からはその変化がわからないことも多い。でも、みんなで話している中で、「前はそんなことできていなかったのに、成長されたね」と言われると、少し自分の子どもが客観的にみられて、いろんな気づきがある。ホッとしたり心配したり、正直疲れるなあと思うときもあるけれど、子どもが何らかの形で立ち止まらなかったら、そんなふうに子どものことを見たり、考えたりすることもなかっただろうなあ。そう思うと、この時間がとてもいとおしくなる。(さくら)


   2月4日(土)各地のイベント、親の会に参加
 青少年の自立をサポートする人たちの「サポーターズミーティング」
       (大阪府受託事業「不登校・引きこもり青少年自立支援事業」)

 森之宮の青少年会館で開催されたシンポジウム。あんだんてからは、大阪が地元の小梅、MOMOと京都からフェルマータの3人が参加した。クロスロードのSさん、フォロのHさんなど、あんだんてとご縁の深いフリースペース関係者も発表者として呼ばれており、興味をそそられた。A会場「不登校の子どもたちを支える」B会場「就労支援とニートを支える」C会場「ひきこもりを支える」の3つのテーマに分かれて、それぞれに3人ずつ講師が選ばれており、それぞれちがうテーマのレクチャーの時間が40分ずつとられた。だから都合9人の講師が会場と時間を変えて、9つのテーマでレクチャーをしたことになる。参加者は自分の興味のあるレクチャーの会場に入っていける。こういう進め方は初めてだが、時間が細分化されて講師も参加者も欲求不満になりそうかなと感じた。
 3人が、それぞれ好きな会場にわかれてレクチャーをきいた。それぞれの会場で、レクチャーの後のワークショップに入ったが、参加者が会場を時間ごとに移っていたらしくて、たとえばA会場のワークショップに入っても、レクチャーを最初から最後まで聞いていた人が少ないので、全体を把握しづらかった。私の入ったC会場のワークショップでは、コーディネーターが3人の講師の話を最初に要約してくれて、ワークショップの論点をはっきりさせてくれたので分かりやすかった。コーディネーターの力量によるところが大きいので、なかなか大変だなと思った。
 支援者のための会議なので、当事者の思いや考えが脇におかれるような歯がゆさも感じたが、全体的には、より当事者の立場にたった支援のあり方を考えていく姿勢と熱意が感じられた。くわしくは、♪あんだんて♪レポートを見てください。(フェルマータ)

宇治城陽久御山子どもと育つ親の会例会
 月2回例会が開催されているが、今回は立命館大学教授の春日井敏之先生がお話しされると聞き参加した。春日井先生には「プロン・トン・トン2号」にもお忙しい中ご寄稿いただいた。現場をへて研究職となられた先生のお話には、いつも納得するところがたくさんある。今回いただいた原稿も、不登校を理解する大きな手助けとなると思う。
 先生をお見かけして早速お礼とともに、昨日届いたばかりの本をお渡しした。早速中身にざっと目を通して「いい本ができたね。発行が遅れたのは、それだけ手がかかってるんだ」とうれしい言葉をかけてくださる。親の会の世話人さんや参加者の皆さんからも暖かい言葉をかけていただき、改めてこの本を作ってよかったなと思った。
 春日井先生からは寄稿していただいた原稿と同じく「不登校・引きこもりの子どもたち・青年からのメッセージ『大人は何を聴き取り、どう向き合うか』」をテーマにお話があり、 その後、初めて参加された方を中 心に交流会があった。不安いっぱいで参加された方も自分の思いを話し、先生や世話人さんからの声掛けで、ホッとされているのがよくわかる。私もこの親の会には何かにつけ助けていただいた。その時の気持ちが、今の活動に繋がっているのだ。詳しくは♪あんだんて♪レポートへ(さくら)


   2月3日(金)「プロン・トン・トン2号」が届いたよ
 今日は、お当番だから早めにいかなくちゃと思っていたけど、やっぱりいつものように階段をかけあがる時間になってしまった。でも、もう一人のお当番のユキがもう来てくれていて、ほっと一息。
 今日は、待ちに待った「プロントントン2号」の搬入の日。本の山を収納する場所を作らなくてはならない。収納名人のユキと相談しながら、今までたまった不要のものを処理しているところへ、さくらが「おはよう!」。 片づけでバタバタしているところへ、今日の個別相談のかたが、子どもさんといっしょに来てくださった。
 学校でひどいいじめに遭ってしまわれたとのこと。担任の対応に一層傷ついて、今は学校へ行っていないそうだ。いじめが常態化している学校では、教師もいじめがあって当たり前という感覚になってしまっているのを、感じることが多い。だから、いじめを乗り越えられないあなたは、もっとたくましくならなければ、という論理になってしまう。いじめられた子が傷つくのは、いじめられたことも深刻だが、それを知ったときの周囲の大人の対応に傷つき、人間不信に陥ってしまう。先生には、いじめる、いじめられる、という表面的な問題の奥に、その教室のなかで子どもたちがなにを感じているのか、子どもたちの人間関係がどんなものなのか、よく見ていただきたい。いじめる子どもはストレスがたまっていると聞くが、その子どもが、いじめっ子になる前には、なにかサインを出しているのではないだろうか?先生同士のチームワークのよい学年では、いじめが起こりにくいとも聞いたことがある。 先生が孤立せず、なんでも相談できる体制が学校には必要なんだと、今日のお話をうかがってあらためて思った。
 昼から、K印刷さんが「プロントントン2号」を持って来てくださった。表紙の仕上がりをみて「わあ、きれい!」と感激。早速、3人で運び上げる。Kさんも運ぶのを手伝ってくださった。これから、予約の方、協力金を寄せていただいた方、アンケートにご協力いただいたネットワーク先など、発送に忙しくなる。ひとりでも多くのかたに、この本を読んでいただき、子どもさんとの関係づくりに役立てていただけたらと思う。(フェルマータ)


   2月1日(水)今日はスタッフ会議の日
 いよいよプロントントン2号が出来上がったと連絡があり、金曜日には事務所に届く予定。そして、会議ではこれからの♪あんだんて♪の活動の仕方についてという根幹的な話題となる。
 それぞれのスタッフは仕事・家事・健康面などさまざまな事とバランスを取りながら活動に参加している。個人的な負担が偏らないように・・というのも限界に近く、もう一度それぞれが♪あんだんて♪との関わりに付いて見つめ直してみようという事になった。かくいう私もなかなか事務所に出れないでいる。
 お昼をはさんで通信の発送など事務処理に追われた1日だった。 (小梅)


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