9月30日(金)FAX活躍してます
  オンリーワンに一人お見えになった。ゆうスペースはまだちょっと参加するのに抵抗がおありのようで、スタッフ数名とお話しさせていただいた。いろんな形で自分にあったサポートにめぐりあうといいんだと思う。
 昨年アンケートに答えてくださった大阪の私学にデータ確認のFAXを今日中におくらなければと電話を酷使してたら、親の会のIさんが「電話してもつながらないので来たほうが早いから」と事務所に来てくださった。これからも電話が話し中になったり、いろいろミスが出たりすると思いますが、懲りずにおつきあいくださいますように。(ユキ)


    9月28日(水)当事者の立場に立った支援とは
 午前中おもちゃライブラリーを主催されているIさんが来てくださった。軽度発達障害をかかえた子どもさんの不登校についてお話を伺った。一口に不登校と言っても、その背景に自閉症やアスペルガー、学習障害といった問題を抱えている場合、その対応はより個別化し難しくなる。しかしその一方で、学校の先生や親、支援者が専門的な知識を持ち、その子にとっての適切な対応の仕方がわかれば多くの問題が解決する。ところが、今はまだ行政の支援の在り方も試行錯誤の段階。学校現場でも理解のある先生とない先生との差が大きく、結局親ひとりが奮闘し、あちこちの相談機関などを走り回り、子育ての不安をひとりで抱え込んでいるというケースが多いようだ。やはりここでも、当事者通し、親同士が繋がっていくことが大切なのだと感じた。

 午後から来られたオンリーワンの方も、まさにそう言った問題を抱えておられた。学習障害などと診断がおりて、「そうだったのか」と子どもに対する理解が進む一方で、素直にその診断を受け入れられないでいる親もいる。診断が出たから、それで終わりではない。じゃあどうするか。これからどう支えていくか。そこからが大切なのだ。しっかりした支援体制があれば、こんなに親は苦しまずにすむのにな。(ラスカル)


    9月26日(月)京都府公立高校、長期欠席者特別入学者選抜
 京都府の公立高校の入試では、中学校3年間の報告書の評定が大きな比重を占め、不登校の子どもたちにとって公立高校の全日制に合格することは、とても難しかった。しかし来年度の選抜から、長期欠席者を対象に評定を問わない枠ができることになった。詳しいことを知りたいと思っていたところに、「登校拒否・不登校を考える京都連絡会」から府教育委員会高校改革推進室に話を聞きに行くという連絡を受け参加した。詳しくは♪あんだんて♪レポートへ(さくら)


    9月24日(土)近江兄弟社高等学校単位制 公開講座 講演「交じり合い、学びあう教育を!」
 臨床教育学を開拓し、広めていらっしゃる田中孝彦氏(都留文科大学教授・臨床教育学専攻)のお話は、ぜひ一度聞いてみたいと思っていた。臨床教育学を専門に研究されている先生方には、不登校の子ども、問題を抱えている子どもに温かい目線を感じていたからだ。「温かい」などというあいまいな心情的言い方は誤解をまねくかもしれない。この社会や学校における子ども達の現実をいつも直視し、教育や家庭の現場でなにが起こっているか、わかっている先生方だと思う。それは、非行の子ども達と直に接している弁護士や支援者にも言える。現実を知れば知るほど、子ども達に今なにが必要なのか、身をもって感じられるのだと思う。このような研究が、マスコミの報道にも反映され、もっと社会的にひろまり、教育政策にも活かされればいいのになと思う。あんだんてレポートへ(フェルマータ)


    9月23日(金)「ゆうスペース」
 秋分の日、祝日だが第4金曜日なので「ゆうスペース」は開催、お二人参加、スタッフもさくらと私の二人で、話が弾む。進路の話題に、去年の今ごろは不安いっぱいの自分だったことを思い出した。お一人が学校行事の案内に描かれたご自分のイラストを「見てもらおうと思って」とお持ちくださった。楽しい音楽が聞こえてきそうな絵に感動。事務所に戴いたので来所のときはご覧下さい。(マーガレット)


    9月21日(水)活気づくあんだんて事務所
 今日の事務所はファックスの着信音、イベントの問い合わせや申し込みのお電話、その合間には来月発行予定の「『パザパ』高校情報最新データ」作成のための作業の確認、今回は大阪の情報も盛り込むという事ではりきっている私ですが、家庭の事情でなかなか時間がとれずにいる。
 わたしが情報に助けられたように、そんな方はたくさんいらっしゃるだろう。個人的にもどんどん聞いてくださったら知ってる限りお伝えしたい。進路のことでは慌しくなるこの時期、子供たちの気持ちも揺れているんだろね。親も揺れちゃうけど、淡々と情報を集めるというのも精神的に助けになるかもしれない。

 さて、そんな中、オンリーワンにお一人。あまり時間が取れず、かつ片付かない事務所の中でも、話す事で自分の気持ちも確認できるし、落ち着くもの。吐き出す場所、特に支える家族には外にそんな居場所が必要なんじゃないかしらん、何度か来てくださってる方で、「しゃべれてよかった」といって帰っていかれた。動かない時ももちろん見てる方はしんどいが、動き出してる時も見てる方ははらはらする、トントンとうまくいくとは限らないし、大丈夫かしら?きっと大丈夫よね?と心の中で葛藤があるものですもんね。きっと大丈夫よ!!

 午後からはシンポジウムの打ち合わせにパネラーの方が集まってくださった。熱い思いがいっぱいあるとても素敵な方々で、打ち合わせの話を聞いているだけで充分思いが伝わってきて私も熱くなってしまった。きっとみなさんのお役に立てるシンポジウムになることは間違いないので、迷っていらっしゃる方がいらっしゃったら足を運んでみてください。最初の一歩は勇気がいると思うけど、新しい発見がきっとあります。
 とても内容の濃い1日だった。(小梅)


    9月17日(土)お父さんの会(?)
 今日は土曜ゆうスペース。フェルマータ、ユキ、ラスカル、私と4人のスタッフが集まるが予約も入っていないので、とりあえず昨日できなかった通信の発送作業に掛かる。今回の通信はあけぼのフェスティバルの広報のために、少し早めの発送だ。また通信制高校などには来月発行予定の「『パザパ』高校情報最新データ」作成のためのアンケートも封入して送る。先日は「プロン・トン・トン2号」の協賛広告のお願いにも取りかかり、2冊の情報誌を同時に発行というハードな状況ながら、着実に作業は進んでいる。書店から「いつ発行ですか」の問い合わせもあり、必要な情報を求めている方が、まだまだたくさんいらっしゃることを感じる。がんばらねば。

 そうこうしていたら、ドアがノックされ、一人のお父さんが来られた。お名前を伺うと、ゆうスペースに定期的に来てくださっている方の旦那様だ。作業でバタバタしている私たちに、申し訳なさそうにされるが、お父さんの参加は大歓迎だ。
 お話を聞いていると、子どもさんのことを理解しつつも、お父さんご自身が置かれている厳しい状況や価値観などもあって、不安を抱えて子どもさんを見つめられている。子どものことを認めよう、理解しようという思いが強いほど、苦しい思いをされるのかもしれない。特に、子どもさんが成人の年に近づくと不安も増大する。
 こんな時、母親は親の会に参加したり、カウンセラーに相談したりして、自分の思いを語り、人の話を聞いて自分の気持ちを整理する場を持ちやすいが、父親の集まる場所は非常に少ない。お父さんの参加をと呼びかけても、母親ばかりの会には・・・と気後れされる方も多いだろう。うちの夫も、親の会などに参加したことはほとんどない。でも、父親にも繋がる場所は必要なはずだ。土曜ゆうスペースは平日にお仕事で来られない方のためにと始めたが、なかなかつながりを持てないお父さんの参加がもっと増えればいいなあ。今日来られたお父さんは「お父さんの会があると聞いたんです」とおっしゃっていたが、そんなふうにちょっと夫に声掛けをしてみてもいいかもね。(さくら)


    9月16日(金)通信15号、もうすぐお手元に届きます。
 今日は、朝一番にさくらと待ち合わせて、通信の印刷に行った。9月発行の15号に加えて、10月16日のシンポジウムのちらしも印刷しなければ、とふたりで意気込んで行ったのに、この日の印刷機はどうもご機嫌ななめ。「いつものおばちゃんたちやで。オトコマエはいないけど、言うこときいて!」とわけのわからんことを口走る二人。社協のお姉さんに調整していただいて、なんとか印刷できるようになり、ほっとした。刷り上った通信を抱えて、事務所に戻ると、ユキとCocoが発送の準備をして待っていてくれた。きっと二人で、ジャニーズの話題で盛り上がっていたにちがいない。
 3人で発送作業にとりかかっているところへ、京都新聞のO記者が、シンポジウムの記事掲載のため、取材に来てくださった。今回は、いくつかの新聞に早くから取り上げてくださったので、盛況になると思う。うれしいけれど、いいシンポジウムにしなければというプレッシャーもあって複雑な気持。でも、パネラーの方々が体験豊かで話題の豊富な方ばかりなので、今からすごく楽しみだ。
 親アンケートで評判の良い医療、相談機関アンケートをお忙しい先生方に電話でお願いしている。取りようによっては不躾な質問もあろうかと思うのに、快く応じてくださり、とても有難く情報誌作成の励みにもなる。有難いことだ。行き詰ってしんどい子どもさんが、早くよい支援者に出会えるようにと願っている。(フェルマータ)


    9月14日(水)望まれる先生の対応とは?
 9月に入って初めてのゆうスペース。朝はどなたも予約がなかったが、次々と電話が入り7人の方の参加となった。久しぶりに来られた方もいて、お子さんの近況をお聞きする。どなたも夏休みを十分にゆっくりと過ごされていたからか、なんだか元気になったお子さんが多かった。こんなことをやってみたいと意思表示をされてたり、マイペースでじっくりとエネルギーを充てんされているような感じを受けた。そんなお子さんの様子を話されるお母さんの笑顔がとても素敵でした。(もちろんここまで来るまでには山あり谷あり、いっぱい葛藤もされたことでしょうが) また今回は担任の先生に対しての意見も多かった。子どもが興味を示していることに関心を持ち、少しでも近づこう理解を深めていこうという先生がいる一方で、まだまだ自分の気持ちや考えばかりを押し付けるような「え〜そんな!!」というような先生もいるようだ。どうすることが子どもにとって一番良いのか考えて、義務からでなく気持ちのこもった対応を望みたい。 (Coco)


    9月9日(金)ちょっと静かな事務所
 事務所に着くとすでに電話相談を受けているスタッフがいた。少しでも心が軽くなられたらうれしいと思う。
その後は、電話も来客もなく、パザパ2号発刊に向けて、広告のお願いを発送したり、アンケートの整理、校正をしたりと黙々と仕事をするメンバー、いつもより静かな雰囲気だった。(マーガレット)


    9月7日(水)運営会議は盛りだくさん・今年もやります進路相談会
 運営会議は通信のことや10月16日のイベントのことなど盛りだくさんだった。『2号』の編集は相変わらずなかなか進んでいないが、それに加えて、パザパの高校アンケートの改訂版も出すことになった。大阪の私学もたくさんアンケートを返してくださっているのでこの情報も必要としている方に早くお知らせしたい。
 午後からはオンリーワン。子どもさんのしんどさがいろいろ体に症状があらわれるようで、それを抑えようとして余計に緊張してしんどくなってしまうようだ。子どもさんに合った高校がないだろうかと相談に来られた。今年も11月と12月に進路相談会を行なうことになったが、やはり不登校に対して理解があり対応のいい高校の情報をたくさん集めて提供していくことが大切だと思った。(ラスカル)


    9月2日(金) 子どもの一番の味方は母親
 午前中は、イベントの原稿作りやパンフレットづくりなどで仕事開始。まもなく引きこもりの若者と家族の支援活動をつづけてこられたYさんが来訪。活動を安定して継続していく事のご苦労をお話くださった。お話はいろんな方向に発展していく中で、お互いにやはり自分の子育てを振り返ることも多く、社会の中の大人として、家庭の中の親として、今を子どもたちときちんと関わっていくことの責任を感じた。
 午後は、オンリーワンでお母さんお一人が相談にお見えになる。軽度の発達障害の診断を受けたものの、自分の子どもに最もあった学びの場を一生懸命探してあげようと頑張っているお姿に頭がさがる。ピンチにたっている子どもにとって一番の味方は、やはり母親だと思う。
 相談機関で長期間待たされた上に、なかなか信頼をよせられる専門家に恵まれずにガッカリすることはある。 そんな時は、子ども中心に考えてみる。ありのままの子どもをまず見てみよう。そこで、あきらめず、あせらず、子どもにとって一番必要なものは何だろうかと考えてみる。それから、足を運んで、自分の目で見て、その時に親がピンとこなくても、そのうちに子ども自身が自分にしっくりあう居場所を見つけてくれると思う(momo)。


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