6月29日(水) 行商活動展開中(笑)
 今年は梅雨に入ってからあまり雨が降らないが、今日は晴れていたかと思うと突然雷が鳴り、土砂降りになるような一日。当番のCocoと電話相談を受けたり、事務処理をしていると携帯が鳴る。フェルマータからだ。「出るのが遅くなったけど、大丈夫?」との問いかけに「Cocoといるからちゃんとやってるよ」と言うと笑いながら「雷が鳴っているから・・・」と言う。そういえば去年、事務所で何度も雷に遭い、そのたびに大騒ぎをしていた私。ひとりで怖がっていないかと心配してくれていたんだ。見かけに寄らず(?)、結構恐がりの私。心配性でもあって、子どものことも細かく気にしすぎてしまう。こんな時、スタッフが第三者としての意見を言ってくれて、冷静に見直すことができる。私自身が♪あんだんて♪に助けられているといつも実感している。

 さて、6月に入りあちこちの親の会で、記念行事が催されている。どの会も興味深いテーマで開催されるので、都合がつく限りスタッフが参加してお話を聞かせていただく。そしてその折りには必ず「今だから話せること」や「PAS A PAS」な どの本を持っていき、販売させていただく。親の会の方から依頼されることもあり、ありがたい。
どの会も新聞などで広報をして、多くの方が集まられるので、♪あんだんて♪や私たちの本を知っていただくいい機会だ。参加者の皆さんも本を手にとってくださり、いつもかなりの売り上げがある。「今だから話せること」は手作りなので、午後から表紙を印刷して製本作業をした。この本は経験者たちの本音が聞けると言うことで、とても好評だ。もっと多くの方に読んでいただきたいな。

 先日までは事務所の開いている日は必ずというくらいにオンリーワンの予約や電話相談があったりしたが、1学期も終わりに近づき子どもたちも落ち着いてきたのかここ2、3回は来訪者も電話も少ない。この機会にたまった事務処理をそれぞれがてきぱきとこなしていく。会計処理、助成金の申請、アンケートの処理、活動を初めて2年経ったせいかそれぞれ手慣れたものだ。口も動くが手も動く(笑) これはやっぱりおばちゃんパワーかな。 (さくら)


    6月24日(金) 名前は忘れてもあの笑顔は忘れられない!
 午前中、ゆうスペース。中学、高校のお母さん5人参加。子どもさんの近況報告からはじまり、「○○なんや!」「あっ、うちもそうそう」とお互いに共感されていた。次々と話すことがあるようで、いつのまにか時間がたち、気がつくともう1時。その時のみなさんの小さい笑顔、大きい笑顔は忘れられません。(コーヒーカップ)


    6月22日(水) 梅雨のなかやすみ・・・
 今日はアンケートの集計の準備や発送準備に手が動く。パソコンの調子もすこぶるよさそう・・・。
 お昼をはさんで来訪されたS先生と子ども達のプライドの話になった時、ほんとにその通りだな・・と思った。
子ども達は認められて、自信をつける。それを繰り返しながら成長していける。だから否定されてプライドがズタズタになった子ども達は立ち止まって自分を守る。そんな時に追い詰められずに安心して休息できる場所があって欲しいな。。と願う。それぞれにいい出会いがきっと待っているはずだから。
 3時をすぎてお当番のさくらと近況をおしゃべりしながら、日ごろ自分の思ってる事を人に聞いてもらったらずいぶん気持ちが整理されて帰る頃にはすっきりしていた。(小梅)


    6月17日(金) 思春期の子どもは・・・。
 さくらのディズニーランドの話で盛り上がっているところへ、ユキがやって来た。ユキは今ハマっているコンサートが明日から始まるので、気分はもうすっかりそちら?!ディズニーもジャニーズも夢や魔法がいっぱい、というところでは、同じかも。

 午後からオンリーワンの方が見える。思春期の子どもは、学校へ行っている行ってないに関係なく気持が不安定な時期だと思う。機嫌が悪いかな、と思ったら、テレビを見て笑ってたり、兄妹でじゃれあっていたり・・・・。子どもに振り回されず、ドーンと構えるのが一番、と頭ではわかっていても、なかなかそうもいかない時もある。
 いつかの新聞のコラムに、「思春期の子どもは『ほっとこ子育て』」とあったが、ほどほどの距離でということか。なるほどなと思った。(Coco)


    6月15日(水)よ〜く、働いた日
 朝、一番に「定通みんなの会」のS先生からお電話があった。5日の講演記録をテープ起こしして下さっているそうだ。話下手な講演をきちんと残してくださるなんて、恐縮しつつも感激。 
 今日は、一日オンリーワンもなく、ユキと二人きりだった。ちょうど、「プロントントン」が売り切れたので書店の在庫数と請求をしなくてはと思っていたところ。ユキが、あちこち書店へ電話してくれた。烏丸4条のJ堂で2冊。北大路のO書店本店ではゼロ、京都駅前A書店もゼロ。とほぼ売り切れ。ただし、O書店系列の書店によっては、返品の電話があったので、まだ2,3冊残っている所もあるかもしれない。欲しい方は、お近くの書店を紹介しますので、在庫があるかどうかお問合せください。 それにしても、書店販売には、疎い私達。書店のご担当者さんには、呆れられているかも。今後ともよろしくお願いしま〜す。

 「プロントントン2号」も、そろそろアンケートの集計にかかる予定です。今日も一件、「遅くなりましたが」と、ご回答をいただいた。いえいえ、まだ間に合います。 ご経験のなかで、お勧めの学校、相談先、医療機関などありましたら、あんだんてまでお知らせください。誌面に反映したいと思っています。
 「なんだか、今日は良く働いたね〜」とユキとおたがいにねぎらい合って帰った。(フェルマータ)


    6月10日(金)自分らしい生きかた
 午前中、フエルマーターとさくらはPCに、私はコピー機に向かいプロントントン2号の準備、「今日は静かやね、電話もないし」と言いながら、昼休みにはそれぞれの近況報告、みんな変化変化の連続みたいだ。
 私の娘は、希望の高校に合格、小、中学生時代と大ちがいで、休むことなく、1時間余りの道のりを通っている。授業中居眠りをしたり、買い食いをしたり、友人とショッピングやカラオケに寄り道したりして息抜きが出来るよううになった事が、私にとってうれしい変化だ。もちろん、ハラハラ、ドキドキする場合もあるが、どんなときもマイペースな娘にゆっくり付き合っていきたい。
 午後、オンリーワンにTさんが見えると対話の花が咲きにぎやかに。「スタッフの皆さんが明るい」と評価してくさった。あんだんてには愚痴も悩みも 『ふわぁ』と包み込む暖かさがあると自負している。あんだんてに来られる方が、少しでも元気になってくださればうれしい。

 朝、事務所に向かう電車の中で、ぐずる子どもにおっぱいを含ませるお母さんを目にした。あまりにも自然な振るまいに関心して見入ってしまった自分にビックリ。あわてて周りに男性の視線がない事を確認してほっとした。帰りにも、隣に座っている女性が用意したのであろう『オムライス』をおいしそうに食べている青年が・・・・。人目を気にしない生きかたっていいなぁと思った1日だった。(マーガレット)


    6月8日(水)見えないところで成長していることを信じて
 午前中は、選択して入学した高校なのに、学校の方針が変わって合わないから転校したいという子どもさんのお母さんがオンリーワンにお見えになった。スタッフもお話を伺いながら、自分の子どもが通学している(していた)単位制高校や通信制高校のシステムについてお話する。細かいところは、やっぱり学校へ行って直接聞いてみるのが一番いい。子どもが行けなくても、お母さんが行ってみて、感じたことを子どもに話すだけでもいい。「とにかく、今の自分のことを考えてくれる者」がいるというだけで安心するかもしれない。

 午後からはゆうスペース。久しぶりの方も混じえ、7名のお母さんとお話する。学校を辞めるか、変わるか、そのままでいるか、二つに一つの選択をしなければならないという状況におかれるよりも、いくつかの選択肢の中から選べるという状況の方が、子どもの負担は少なくなり、自分をみつめる作業に専念できるような気がする。その作業をしてこそ、自分のペースを見つけることができるのではないだろうか? いつまでこの状態がつづくのか・・とため息が出ることもある。子どもは自分の作業をしながら、見えないところで成長していることを信じて、待ってやりたい。(momo)


    6月5日(日)定通みんなの会総会・記念講演
 年1回の総会に呼んでいただいた。世話人の親御さんたちが、今年の講演依頼先に選んでくださったとか。みんなの会は、子ども達の最後の学びの場を守ろうとして、地道な活動をしていらっしゃる。親と教師が同じ目線でそれぞれの立場から、いっしょに子どもの成長を見守っていこうとする熱意が感じられる。全日制高校では、これほど親と教師が平等にオープンに話し合える関係は見当たらない。おりしも、夜間定時制の統廃合が進んでいる時期で、活発な論議がされていた。昼間定時制やフレックスタイムの単位制高校も他府県で進んでいる。時代のニーズがあるので、それらも必要だと思うけれど、もともとの発想が子どもを主体に考えていないので、単に高校スリム化を図るための方便につかわれる危険性がある。
 どんな体制の高校をつくるにしても、子どもがより学びやすく、行きやすい学校をつくってほしい。民間の通信制サポート校など、不登校の子どもを積極的に受け入れている学校はあるが、どうしても、教育費が高くなる。公教育でどんな子どもでも学べる保障をしてほしいと思う。私学と進学競争をするより、もっと公教育の使命があるのではないか、という意見も出た。

 講演といっても、不登校の子どものことも、学校現場の問題も、すべてよくご存知の方ばかりなので、なにを話しても釈迦に説法のような気がした。一緒に行ったさくらに「なにをしゃべったらいいかまだ迷ってる」と弱音を吐くと、「私たちの活動のなかから日ごろ思っていることを話したら・・・」とアドバイスをくれた。終わって、世話人の方々から「こんな話が聞きたかった」といっていただけてほっとした。持っていった本もたくさん売れたので、さくらがひとりで販売に奮闘してくれた。(フェルマータ)


    6月4日(土)京都子どもと家族と支える会
 隔月に開催される定例会にさくらとユキが参加した。今回は何度かお会いしているが、ゆっくりお話を聞く機会がなかった子どもの強迫(OCD)友の会のIさんだった。
 今までに不登校関連の本を読んだり、いろいろな話を聞いたなかで、強迫神経症ということばは聞いたことがあるけれど、強迫神経症イコール強迫性障害ではないといわれる。強迫障害は脳の神経伝達物質の不調整や心因性の問題など、さまざまな原因でおこる不安障害で、子ども時代に発症することも多く、生活上で強迫的な考えにとらわれ、こだわりの強い行動をやり続けてしまい、生活に支障をきたして、本人も家族も苦悩に陥ってしまう。まだまだ子どもの強迫の情報は少ないし、支援体制も整ってないというのが現状だ。
 子どもが発症したとしても、いつも母親がよく言われてしまう、育て方が悪いのではということでかたづけられたりして、病気だとわかるまでに時間がかかり、本人はじめ家族やまわりの人達がもう相当に消耗してしまう。そうこうしているうちに、理解してくれる人に出会えたり、この病をかかえる当事者家族で交流して支えあいながらよりよく生きていこうという願いから自助グループができたそうだ。
 昔から母は強しっていわれるけど、子育てしてると強くならざるをえない状況がでてくるからなんだな。出産は女性しかできないけど、ひとりの子が育っていくなかで多くの人が関わっている。ある程度子どもが大きくなると、親、家族以外の影響が大きくなるように思う。(ユキ)


    6月3日(金)まずお母さんが肩の荷を下ろして
オンリーワンの方が午前と午後とお一人ずつ来られた。お一人は担任の先生から♪あんだんてを知ったそうだ。「不登校が多くなっている」と言われても、自分の子どもが不登校になってみて「不登校ってなんなんだ!?」と思うことが多いだろうし、何が起きたのかわからなくて、右往左往してしまうことも多々あるのではないかと思う。進路にしても具体的な物が見えてこないと不安にもなる。
 来られた方が最後に、ちらがあってよかったです」という言葉に♪あんだんて♪を知っていただける機会が一つでも増えて、まずお母さんが肩の荷を軽くしていただけたらなと思った。



    6月1日(水)今日はスタッフ会議???
 毎月第一水曜に開いているスタッフ会議。今月は月が変わって早々ということでフェルマータもすっかり忘れていた様子。しかも開始時間の11時になっても、集まっているのはフェルマータ、ユキ、Cocoと私という、いつも集まるメンバー。みんな忘れているんやろうか・・・・、と心配していた中、11時半くらいになってみんなが集まり始めた。それぞれに用事があって、朝でるのが遅くなったらしい。よかったよかったと、とりあえず来月の当番を決めていると、定通みんなの会のS先生がお見えになった。5日の定通の会の総会で、フェルマータが記念講演をすることになっていて、その打ち合わせだ。

 テーマとして、保護者の目から見た教育ではどうかと提案される。子どもが不登校になって、見えてきた物がいっぱいある。また最近各地で不登校支援進んできているが、不登校になった子どもを何とかしようという視点ばかりで、不登校を生み出さないという視点がない。不登校になってしまったらまず休むことが大切なのに、「支援」と称した登校刺激が行われ、子どもがますますしんどくなる。そこに力を注ぐより、今行っている子どもたちがしんどくならないような、教育環境を作ることが大切だ。また、教員のゆとりもなさすぎる。頑張っている先生が体調を崩し、休職されるという現実。ゆとりがなければ、子どもたちを一人ひとりを大切のすることもできない。根底から今の教育を見直さないと、これから先は本当に不安ばかりだ。そんなことも含めて、お話しさせていただくことになった。

 さて会議の方だが、「プロン・トン・トン2号」編集の打ち合わせが中心だ。続々返ってくるアンケートの集計、取材や寄稿の依頼、相談機関のアンケート、協賛広告のお願いなどこれからの仕事は山積み。他にも「PAS A PAS」の資料の改訂も必要になってきている。こんなにいろいろ課題があるのに、私たちの話は「『プロン・トン・トン2号』出版記念イベント」のことで盛り上がる。まず目の前の仕事を片づけていかないとね、と反省するが、楽しいことも考えることが、私たちのエネルギーだから仕方ないな。

 午後からはお一人、オンリーワンにお見えになった。中学3年生の男の子、進路のことや思春期の体や心の変化で不安定になりやすい時期。うちの子もこの時期、アトピーがとても悪化して心配した。普通に学校に行っていてもこの時期は不安定になる。上手く過ごしていくにはどうすればいいのか、一緒に考えたら、親は少し楽になれるよね。(さくら)
 


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