10月28日(金)親の記憶 子どもの記憶
 ゆうスペースの日、3名の参加者にスタッフが6名とにぎやかなゆうスペースになった。あけぼのフェスティバルに参加くださり初めてお見えのかたもあった。
 さまざまな話が進む中で、「親が覚えていることでも子どもは忘れている事がある」との話に私も「そのとうり」と思った事があった。古い連絡帳を見たらしい娘が「おかさん、私、幼稚園のとき1ヶ月以上ずーっと休んでたことあったんやね。びっくりしたわ」「エッ!覚えてへんの!あんた不登園もしとったんやで」「ふーん・・・・」
 次々学び覚える事がいっぱいあるから忘れるのも当然かも知れないが、あの頃の私の葛藤はなんだったんだろうと思うと淋しい気もする。「過去は肥やし」と言った人があるがこうやって子どもは親を越えていくのかも知れない。
 今日、参加された方がシンポジウムのテープおこしを手伝ってくださることになった。あんだんてはいろんな方の支えがあって運営できている。 (マーガレット)


    10月26日(水)進路情報改訂版・大阪版、もう出来上がります!
 今日は相談の方もなく、スタッフ同士でおしゃべりを楽しみながら、作業をする。さくらが中心となって編集してくれている来年度の進路情報を校正。これだけ詳しくアンケートを書いてくださった学校の先生方、ありがとうございました。そしてこれを入力してくれたmomo、小梅、さくら、ご苦労様でした。
 養護教諭のアンケートもたくさん戻ってきた。養護の先生とクラス担任の先生との間で、不登校の認識や子どもたちへの対応のずれがあるようで、もっと先生同士協力連携が取れるといいのになあと感じる。

 午後から、定通のS先生来訪。支援団体同士のネットワークの世話人に、あんだんてを推薦してくださった。私たちの活動をとても評価してくださりうれしかったが、お引き受けするにはちょっぴり荷が重い。あんだんての活動が充実してきた分、周りからの期待も大きくて、それに応えていくのはとても大変。一部のスタッフに負担がかからないように、みんなで支えていかなくてはね。(ラスカル)


    10月23日(日)スクールソーシャルワークしが例会「不登校の子どもの進路を考える」
 中3の進路選択の時期なので、昨日の「大津・湖南のつどい」に引き続き、お呼びいただいた。1ヶ月位前に、読売新聞滋賀版に載ったと聞いていたが、やはり見てくださって来られた方が5人いらっしゃった。大津市、草津市など京都寄りの市では、3世代同居もめずらしく、支援機関も多いので、比較的不登校も過ごしやすい感じがする。滋賀の湖東、湖北になると、昔からその地域で住んでいて、しかも3世代同居の家庭が多く支援機関も少ないので、事態が深刻になりやすいようだ。
 家長の権威がまだ強い風潮があり、それも親の世代より、祖父母の世代が権限をもっていたりすると、子どもの不登校がなかなか認められず、母親も追い詰められる程度が増している。それでも、学校の先生に理解があったり、相談機関に支えられたりしていると、お母さんが明るくなり、子どもも元気になっていく。
 まずお母さんが明るくなれるように、周りの人たちが関わってほしいと思う。それは、優れたカウンセラー、医師、教師、さまざまな支援者の共通の認識でもある。(フェルマータ)


    10月22日(土)大津・湖南交流会「進路と自立 〜親の思い、子どもの思い〜」
 昨年に引き続き、この会によんでいただいた。
 初めにフェルマータが「不登校の理解と支援のために〜親の立場から支援」と題して、進路の時期をどう子ども達と過ごすかについて話をした。参加者は20名ほど。フェルマータの優しい語り口は、聞いていてホッとする。どなたも真剣にでも柔らかな表情で話を聞いてくだっていた。
 この時期はなかなか動き出さない子どもに、親の方もイライラしたり、焦ったり、気持ちが落ちつかない時期だ。しかし子どもは口にはしないものの、自分なりに進路のことを考えている。焦る気持ちはこういった親の会ではき出して、あくまでも子どもを主体にした進路選びをしていくことが大切だ。
 まだ学校に行かなくなってあまり時間がだっていない子どもさんは、まずゆっくり休ませることが必要だ。少し落ちついてきて親と普通に話ができるようになってきたら、学校からの調査など機会を捉えて話し合うこともできる。子どもさんの状態に合わせて押したり引いたりするなかから、その子の進む道が見えてくるのではないだろうか。まだ子どもさんがしんどい状態でも、親がとりあえず情報を集めるということはできる。とってもしんどい時期だけれど、今できることをやりながら、子どもとともに考えていけたらいいね。

 後半は進路に関する話とそれ以外の話に分かれて交流会を持ち、私は進路の方に参加させていただいた。滋賀県は私学の通信制やサポート校がなく、また全日制私学も少ない。そこで全日制公立高校を志望する子どもさんが多い。そんな子どもたちのために、入試においては副申書や自己申告書が取り入れられ、不登校を経験した子どもたちに進学の道が開かれている。だが全日制公立高校は18年度入試から全県一区になり、各学校の志望状況が読めないことで、不安が募っているようだ。私は滋賀県の状況がわからない部分も多く、世話人のMさんにも助けていただきながら、情報交換をした。先輩のお母さんから実体験のアドバイスなどもあり、生きた情報が得られたのではないだろうか。
 持っていった「PAS A PAS」や「18年度高校情報最新版」もたくさん買っていただいた。また会は終始和やかな雰囲気で進み、この会を続けてこられた世話人さんのご尽力を改めて感じた。お招きいただき、ありがとうございました。(さくら)


    10月21日(金)「熟年離婚」で盛り上がる
 明日、大津湖南のつどいの進路相談会に参加するため、朝から「『PAS A PAS』18年度高校情報最新データ(京都・滋賀版)」を印刷し、製本する。
 昼食時、スタッフ4人でテレビドラマ「熟年離婚」について盛り上がる。自らのことも語り合い、大笑い。そこには不登校を含めた育児を乗り越えた者の余裕のようなものも感じられた。子育てを夫婦で助け合うと、後々の関係がよくなったみたいな話をよく聞く。お父さんはお母さんの子育てのしんどさを聞いてあげるだけでも、子育て参加になるのでは?子どもに関わってもらうと(時間の多少に関わらず)なおよいのでは。まあそのあたりは、自分流でやってみては。(コーヒーカップ)

 私は「乗り越えた余裕」とはまだまだ言い切れずよたよたしているが、コーヒーカップのような先輩の話がきけると安心できる。♪あんだんて♪は私自身の大切な居場所だ。 (さくら)


    10月19日(水)一段落する間もない
 子育てシンポジウム「不登校から見る子どもの育ち」が多くの参加者を迎え、無事に終了した。気持ちがほっこりする話、しんどかった頃のことを思い出してホロッとする話、今の子どもをとりまく状況を考え直すきっかけとなる話など、パネラーの方々の話はいくら時間があっても足りないくらいだった。参加者の皆さんのアンケートを読むと、それぞれの立場や状況により、本当に様々な思いを書いてくださっている。いい時間を持てたと感じてくださっているようだ。改めてパネラーの方々、参加してくださった皆さんにお礼を申し上げます。ありがとうございました。当日の状況は、改めてレポートしますのでお楽しみに。
 さて、シンポジウムが終わって一段落と言いたいところだが、まだまだ目の前にはたくさんの仕事が山積みだ。22日土曜日によんでいただいている「湖南のつどい」の進路相談会に合わせて、「PAS A PAS」改訂版の編集が大 詰め。各学校から送り返していただいたアンケートを最終チェックして、編集していく。その合間に「プロン・トン・トン2号」の協賛広告の打ち合わせ。1P全面広告をお申し込みいただいたところは、取材記事も入れることになり、取材日程も決まった。シンポジウムや改訂版に手を取られなかなか作業がはかどらない「2号」だが、それでもスタッフで手分けして地道に編集を進めている。それぞれにできることを集めれば、大きな力になるね。

 午後からは親の会の世話人さんが来られた。参加者の方がお子さんの進学された学校のことを書いてくださった手記を持ってきてくださる。受け入れ態勢がとてもよかったそうだ。他にも世話人さんはいろんな情報をお持ちで、参考になるお話が伺えた。また先日のパネラーが開かれている親の会からたくさんの本の注文もあった。会でご紹介いただけるようだ。10月に入り、中学校から「PAS A PAS」の 注文が続く。聞くと支援会員になってくださっている適応指導教室の先生がご紹介くださっているということだ。この本はぜひとも先生方に読んでいただきたいと思っていたから、とてもうれしい。多くの方のご支援を改めて感じ、活動への新たなエネルギーがわいてくる気がした。(さくら)


    10月16日(日)子育てシンポジウム「不登校から見る子どもの育ち」
 2005あけぼのフェスティバル参加事業 「子育てシンポジウム『不登校から見る子どもの育ち』子育てから子育ちの支援へ」を開催した。当日参加もあり、会場はいっぱい。参加者は、パネラーの皆さんの興味深い発言に聞き入っていた。詳しくは♪あんだんて♪レポートへ(準備中)


    10月14日(金)もうすぐシンポジウム&協賛広告もつぎつぎと
 シンポジウムまであと2日。今日は、準備を済ませておかねばならない。字のきれいなCocoが、模造紙に大きく「不登校から見る子どもの育ち」と書いてくれた。予約だけでも、もう椅子が足りなくなりそうなほど。いいシンポジウムになりますよう、と祈るような気持ちだ。 
 プロントントン2号の協賛広告をお願いしていた単位制高校、通信制高校、サポート校などからお申し込みが入ってきている。1号では、ご縁の無かった学校からもお返事をいただき、うれしいかぎり。あんだんてのペースだけど、確実に発行に向かっている感覚があり、励まされている。「もう出ていますか?」とよく聞かれるので、期待されているのがわかり、うれしくもあり、申し訳なくもあり、フクザツ。(フェルマータ)


    10月12日(水)シンポジウム間近・・・
 今日も「シンポジウム、まだ間に合いますか?」と、問いあわせや申込みの電話が入った。シンポジウム間近になり、参加の人数が随分増えている。その後、プログラムやチラシ、通信など、当日持っていく物の準備をした。
 午後のゆうスペースはお二人参加。今日は少ないので、じっくりお話をお聴きすることができたように思う。子どもの変化や成長が顕著でないように見えても、丁寧に子どもの様子を追っていくと、着実に成長していることを改めて実感することが多い。そんなお子さんの成長をゆうスペースで実感してもらえると、 お母さんもほんわりとした笑顔で帰って行かれる。それがスタッフにとってもうれしい。(Coco)


    10月7日(水)シンポジウムの申込み受付中
 さくら、ユキ、フェルマータのいつもの3人が出番。16日のシンポジウムの申込みが、メールや電話で次々に届いている。3紙の新聞で掲載してくださったのと、パネラーからのご紹介、あんだんてのつながりなど、多方面から申し込んでいただいている。やはり、不登校の子どもを持つ親御さんが、ほとんど。電話の向こうの思いつめた声を聴くと、どうかシンポジウムで先に明るいものを見出してくださればいいなと思う。
 進路相談会にむけて、大阪の学校アンケートがどんどん返送されてくる。お忙しいなかを、きっちり訂正を書き込んで送信してくださり、ありがたいことと思う。プロントントンの医療機関アンケートは、専門的知識のない私たちが、親としてお聞きしたい質問をいっぱい並べたもの。専門家にとっては要領をえない質問もあろうかと思うが、ていねいにびっしりと書き込んでくださる先生もあり、これをどうしたら一番生かせるか、責任重大だと思う。
 秋になり、あんだんての活動もたけなわ。スタッフみんなでにぎやかに頑張って行きたい。(フェルマータ)


    10月5日(水)スタッフ会議
 本日は、月初めの会議の日。16日のシンポジウムの打ち合わせに始まって、パサバの編集、ブロントントン2号の企画など、決定事項がホワイトボードにぎっしりと書き込まれている。いつもは話が脱線していってしまうのに、こんな時には、日頃のチームワークよろしくテキパキと決定していく。担当や分担なども決まったところで、ちょっと遅い昼ごはんにする。
 午後には、技能連携校の先生が事務所を覗いてくださった。経営陣には現場の先生方の思いが通じないことが度々ある。お話の中で、限られた環境で、ご苦労の多い中でも、生徒の信頼にきちんと応えて行こうと頑張っておられるのがひしひしと感じられる。それを見て、生徒たちも逆に先生を励ましててくれるのだそう---。
 先生と生徒の間に限らず、人とこのような関りを持てることができるということが、子どもたちにとってはこれからの人生を築いていく基盤となっていくように思う。自分の居場所として自ら選んで行った学校を誇りに思って巣立っていってほしいと願う(momo)。


    10月1日(土)子どもと家族と支えあう会
 子ども支援センターのかたがお話ししてくださった。「京都子どもネットワーク」構築の一環として行政区内における子どもとその家庭に対する支援ネットワークの拠点として、各区役所・支所福祉部(福祉事務所)に家庭児童相談室を機構改革した「子ども支援センターが平成11年9月より設置された。子どもの健全育成と子育てに関する総合相談の実施、各区内の関係機関のネットワーク化を通じた地域サービス充実の取り組み及び地域子育て支援ステーションとの連携のもとで子どもの人権擁護と家庭での子育て支援を推進することに取り組んでいる。京都市内に14ヶ所あり、それぞれに職員の人数、地域性などにより活動は多様である。相談員、地域活動員は非常勤嘱託なので、勤務時間や権限が制限されているなか、工夫されて活動されている。相談機関のひとつとして支援センターを一度思い浮かべてみてはいかがでしょう。(ユキ)


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