♪あんだんて♪日記

2004年
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    12月24日(金)今日も一日あっという間に過ぎました
 今年最終のあんだんて。ゆうスペースには、お忙しい中なのに2名参加された。中学生のお子達についてのお話だった。行き渋りの始まったときは、親も子供もかなりの動揺があってあたりまえだが、渦中にいるときは、なかなか余裕をもって考えられない。そこで今日のように自分の思いを話してもらうことで少しは、元気になってもらえたらうれしいと思う。似たような立場で話すと、なぜかほっとする。
 午後からは、大掃除をして仕事納め。不登校者のシンポジュウム報告集も形が整い尽力してくださった方本当にお疲れ様でした。では皆さんお元気で。来年もよろしくおねがいします。(花)


    12月22日(水)今日も一日あっという間に過ぎました
 年末年始のお休みがあるので、当分あんだんてに来ない。午前中はひとりだったので、静かなうちに事務処理をやってしまおうと思っていたら、残り少ないプロン・トン・トンの注文があったり、ゆうスペースに参加希望の連絡があったり、親の会の例会のお知らせをいただいたいたりと今年の一年をものがたるような充実した時間をすごせた。午後からはスタッフもふえてさらに拍車がかかった。(ユキ)
 ようやく印刷にこぎ着けた「シンポジウム報告集」。表紙にする紙がなかなか見つからず、お世話になっているK印刷さんに相談すると、うちにある紙を見に来てくださいと暖かいお返事をいただき、早速フェルマータとCocoの車で見に行った。フェルマータの娘さんが書いてくれた素敵な絵に合う紙をとあれこれ注文をつける私たちに、イヤな顔ひとつせずにいろんな紙を見せてくださる。その上、B5サイズにカットもしてくださった。
 事務所に戻ると、ユキがひとりで電話番をしてくれていた。忙しかったみたいだ、ごめんね。持って帰ってきた紙に表紙を印刷してみると、とてもいい感じに仕上がった。とりあえず予約いただいた方に、1日でも早くお届けしたい。もうしばらくお待ちください。またご入り用の方は、お申し込みくださいね。(さくら)


    12月18日(土)小沢牧子さん講演会
 来年4月に開校する「大阪YMCA学院高等学校 表現・コミュニケーション学科」主催の講演会に、ユキ、Cocoとともに参加した。
 この学校はYMCA学院高等学校の技能連携校で、高卒資格取得を目指すとともに、芸術や情報に関する選択科目があり、自分の興味に合わせて学ぶことができる。また体験学習を通して、「じぶんを知り、じぶんも相手も大切にし、グループワークを通じて相手とコミュニケーションできる力を身につけること」を一番の目的としている。系列のインターナショナルスクール、通信制高校での経験を生かした、きめ細かい配慮のある学校といえそうだ。昨日できあがったばかりのパンフレットも置いてくださることになった。
 小沢牧子さんは「『心の専門家』はいらない」という著書で有名な方だが、その本を読んで以来、一度お話を伺いたいと思っていた。ご自身が臨床心理学の現場にいながら感じられてきた、「心のケア」という言葉への疑問や「心のケア」に重点が置かれることから生じる懸念など、独自の視点からのお話しには納得するところもたくさんあった。詳しくは♪あんだんて♪レポートへ。(さくら)


    12月17日(金)素敵なあんだんてパンフレット
 以前から作らなければと言っていた「あんだんてパンフレット」を印刷。挿絵もやさしい色で、素敵なものができあがった。そこにはあんだんての1年半の足跡、そして将来への発信音が見え、聞こえます。これから親の会などに配布しますので、あんだんてを紹介してくださる方は、どうぞお役立てください。
 午後からは技連校の先生が「News Letter」を持ってみえる。「生徒がしゃべってくれるようになった」と、とてもうれしそうだった。そういえば半年前に、学校に来れない生徒の対応で悩んであんだんてに来られたことを思い出した。先生のご苦労の成果では、拍手(コーヒーカップ)


    12月15日(水)不登校って家庭の問題?
 コピー機の調子が悪く、午前中にCocoと二人でメーカー修理部に持ち込んだ。力のあるCocoがいてくれて助かった!その間、さくらがひとり事務所でイベント報告集の校正をしながら留守番。
 午後からオンリーワンの方がみえた。カウンセリングに行っておられて、家庭の問題を不登校の原因と言われ、落ち込んでいらっしゃった。私たちの経験やあんだんてのご相談の例から見ると、家庭内の問題を即、子どもの不登校に結びつけるのは早計と思う。関係なくはない、というくらいの距離で考えたほうが当たっているようだ。学校のクラスやクラブの中での問題、家庭の問題、子ども自身が成長過程で悩んだり、意識が変化していくことなど、多くの場合はさまざまな要因が重なり、行けなくなっている。
 大きくは社会全体の影響もあるだろう。諸外国に比べ、日本の中学生が、将来に希望をもてないでいる子どもが多いという統計を新聞で見たことがある。カウンセリングがともすると、個人の問題を追求するあまり、全体の中の個としての視点が落ちてしまわないだろうか。
 小沢牧子さんの「カウンセラーなんかいらない」という主張(あんだんてレポート参照)も、そういう意味で理解できる。と言っても、決してカウンセリングが必要ないというわけではない。私自身が良きカウンセラーに出会い、どれほど支えられ、元気をとりもどしたか、身をもって体験したのだから。
 「家庭の問題で、子どもさんが不登校になったんじゃありませんね」と言うと、「あー、胸のつかえが取れてほっとしました!」と来られたときと打ってかわって明るい表情で帰られた。ヨカッタ、ヨカッタ。(フェルマータ)


    12月11日(土)新しい親の会が生まれました。
 彦根市のYさんご夫婦が、不登校を考える親の会を立ち上げられた。数年前、子どもさんが学校へ行けなくなったとき、お二人で親の会「マイペンライ」へ来てくださり、私たち夫婦の経験をお話させていただいたことを、「大変参考になりました」といまだに喜んでくださっている。その経験を今悩んでいる方たちに活かしたいとのこと。支えられた人が支え手になっていくのを目の当たりにして、私のほうが元気をいただいた。これから、彦根市を拠点にまた支援の輪が広がっていくようで、楽しみにしている。(フェルマータ)


    12月10日(金)心づよい助っ人ふたり、現れる
 今日はめずらしく、会計をPCに入力してくれている支援会員のSさんが、自分のノートPCを持ち込んで来てくれた。あんだんての会計処理をしているユキの頼もしいアドバイザーだ。こうした陰の力であんだんての運営もやっていけている。
 昼からは、あんだんてのイベント以来、なにかとお手伝いを申し出て、てきぱきとやってくださるTさんが来てくれた。これから、中3の進路決定の時期にむけて、パザパを広めたいので、京都市の公立中学に案内をメールで送る予定。PCの操作に慣れているTさんにこれをお願いした。どのくらいパザパのお申し込みをいただけるか、楽しみでもあり、不安でもあり。
 先日、オンリーワンに来られた中3の親御さんから問合せのあった高校の情報を、さくらがネットワーク先に電話して調べて、メールで返事を出していた。口コミ情報は、あんだんての得意とするところ。大いに利用していただきたいな。(フェルマータ)


    12月8日(水)お肌つやつや、でも小じわが・・・・・
 今日はゆうスペースの日。本当に久しぶり、という人がきてくれた。♪あんだんて♪として活動する前にお会いしたきりだから、もう2年ぶりくらいかな?お子さんは低学年からの不登校だが、「学びのパートナー」さんが来る日は学校の別室に行っている。近所に同じような状況のお子さんがいて、よく遊んでいるようだ。その子なりのペースで学校と繋がっているんだな。でもお母さんとしては、低学年からの不登校ということで、勉強のこととか社会性のこととか、心配が募っているようだ。勉強のことも、社会性のこともそんなに心配することはないというのは多くの人の話を聞くとわかるのだが、目の前の子どものことになると心配になるのも仕方ないよね。

 義務教育期間がすめば、通信制高校やサポート校などいろんな形態の学校がある。でも義務教育期間中は私学に行くか、地元の学校しか選択肢がない。しかもそこに毎日行くことが当然だと見られ、休みがちな子は「不登校」と見なされる。サポート校に行っているうちの子は週3回のペースで登校しているが、その学校はそのペースが普通だから「不登校」ではない。フェルマータの子どもは週1回学校に行って先生と遊んでいる。だから「僕は不登校とは違うよなあ」なんて言ったりもするみたいだ。文科省は「年間30日以上欠席」を不登校の基準としているが、そんなふうに子どもの心を線引きすることはできない。学校に行っていなくても、家庭や地域でしっかりと「学んでいる」子は多い。「ホームスクーリング」が認められているところが海外にはある。日本では学校でしか学べないとという風潮があるが、その子なりのペースで学校とも関わり、自分のやり方で学ぶことがもっと認められれば、今苦しんでいる子どもの気持ちも、それを見ている親の気持ちももっと楽になるんだけどなあ。

 さてこの方が最初にビックリされたこと。「皆さん、2年前と違って何だか若返られたみたい、お肌つやつやで」。そしてユキを見て「一番変わられたように思うんですけど」なんて言ってくれる。ユキは今ジャニーズに若い子にハマっていて、そのせいかなあとみんなで意見が一致。すると話題はその若い子の話で盛り上がる。何だか高校生のように、笑い転げてばかり。こんなんでいいかなあ、とちょっと心配したが、帰り際に「こんな風に笑うことができてとても楽しかった。また来ます」と言ってくださってホッ(笑)。「また来てください、お肌つやつやになりますよ」と調子に乗る私たち。ただし、小じわは増えますが・・・・。

子どもが学校に行けなくなっても、それなりにしっかりと自分のペースで生活し出す。家の中や地域で活き活きと暮らしていれば、いずれは学校に通い始めたり、いろんな人とも関われるようになるのだが、それを待つ間の時間が長い。たまにはこうして大笑いすると、気持ちも晴れますよ。最近笑ってないなあという方、ぜひ♪あんだんて♪にお越しください。(さくら)


    12月4日(土)京都子どもと家族と支える会
 京都子どもと家族と支える会の2ヶ月に1回の定例会。今回も学校の先生や医師、民間や行政で子どもを支えている人たちが参加し、意見交流をした。今回のゲストは、公立病院の精神科にお勤めのS医師。エネルギッシュに、でもちょっと(かなり?)早口で話をされる中で、「♪あんだんて♪のファンなんですよ。、『プロン・トン・トン』を学校に置いてくださるといいですねえ」なんて言ってくださる。私とユキは心の中でガッツポーズ(笑)貸してあげると返ってこないそうで、随分買い足してくださったようだ。またひとり、いい医師と出会えた。(さくら)詳しくはあんだんてレポートへ


    12月3日(金)京都ダイアリー 
 午前のお当番さくらが午後のお当番Cocoにバトンタッチ。 午前中は12月中に発行すると宣言している報告集の校正をしていたり、パザパのちらしを作ったりした。 午後は親の会で進路相談会をされていて、その時のパザパの代金をいただいた。パザパが進路決定の参考のひとつにしてもらえればいいなと思う。
 京都ダイアリーを届けてくださった。とても素敵。2月のページにあんだんてが載っています。プロン・トン・トン、パザパを置いてもらっている本屋さんにもあります。(ユキ)


    12月1日(水)今年最後の運営会議 
  今日は今年最後の運営会議、ちょっとスタッフの出足は鈍く、6人だった。みんなそれぞれに事情があって忙しく、なかなか足並みがそろわない。電話やメールでも頻繁に連絡を取り合っているが、やはり顔を見ながら話さないと、話が前に進まない。逆に、一部のスタッフだけで、話が進んでいることもあったりして・・。こういう自主的な活動を維持していくのはなかなか難しいものである。
 さて、会計さんの報告から、なんと「プロントントン」が在庫わずかとなっていることが判明した。早速に「来年にまた2号を発行したい」と言う意見がでた。するとそこから一気に盛り上がり、出版記念イベントのゲストまでもう候補が決まった。何とも気の早いメンバーである。しかしながら、浮かれてばかりも居られない。「プロントントン」にひきかえ、「パザパ」の売り上げは伸び悩んでいる。いい本なのになぜ売れぬ?宣伝が足りないのか?進路決定の最終段階を向かえて、中学の進路指導の先生方にチラシを送らせていただくことになった。どうぞよろしくお願いしますね。それから、何よりも急がなくてはならないのが「シンポジウム報告集」である。こちらの方はピッチをあげて、年内には発行したい。みなさまお楽しみにね。
 会議のあと、オンリーワン予約の方が来られた。やっぱりこうして♪あんだんて♪は必要とされているのだね。というわけで、仕事・課題山積みの♪あんだんて♪であるが、何とかみんなで協力し合って乗り越えていきたい。(ラスカル)



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