♪あんだんて♪日記


     3月31日(水)うわさをすれば・・・・
 ♪あんだんて♪通信の発送作業の続き。「プロン・トン・トン」に掲載した相談機関、居場所、親の会などには私たちの活動を知ってもらうためにもこの一年は通信を送ってきた。そのおかげで、通信を交換したり情報を提供しあって、ネットワークが出来つつあるし、私たちの活動を理解してくださる方も増えた。しかしその一方で、その通信費などが負担になっていることも確か。そこで来年度は通信や情報を交換しているところや公的機関以外には、支援会員になっていただくようお願いすることにした。また、進路ガイドで全寮制の高校も紹介することになり、アンケートを実施することに。早速両方の発送準備を始めたが、送付状ができてなかったり、不備があったりで作業がストップ。フェルマータのPCは使えるのだが、プリンターがない。プリンターは随分安くなったので、購入を検討しないといけないな。
 午後からはフェルマータとユキが取材に。Cocoと二人で、静かな時間(私がいても静かだよね・笑)。とそこにM高校の校長先生がそこの先生とともに来てくださった。実は午前中にアンケートを整理しながら、この1年に事務所にたびたび顔を出してくださった学校関係者の話をしていた。「最近来られないねえ」とうわさをするとなぜか現れる方たち。M高校もその一つで、あまりの偶然にビックリ。先生と話している中で、子どもたちから教えられるものがたくさんありますね、と意見が一致。そして私たちは♪あんだんて♪に来てくださる多くの方たちからも、たくさんのことを学んでいる。子どもが不登校にならなかったら、こんなことを思うこともなかったなあと、改めて思った。(さくら)
 JR大津駅にある滋賀大の教育相談室を訪問した。小学校教諭としてのご経験が豊かなK先生に取材をお願いしていた。取材内容は、→小学校から中学に入学する際に、親としてできることはしておきたいというのが親心。子ども状態を見きわめて、という大前提はもちろんあるのだが、同じクラスにして欲しい友達、してほしくない友達、担任の先生に不登校に理解のある先生をお願いするなど、積極的にお願いしていっていいようだ。そのことが、学校へ行っている子どもにも良い影響があるのだから、胸を張って申し入れしていいのですよ、と大いに励ましていただいた。詳しい情報は、進路ガイドブックを読んでね!(フェルマータ)


     3月26日(金)ゆうスペースに遠方より参加
 それぞれ小学生、中学生の子どもさんのお母さん、二人参加。スタッフ4人。途中しばしばお二人の会話になり、学校に対する思いが対照的で興味深い。でも子どもに対する思いがお二人とも共感し合っていて、家で子どもさんをしっかり見守っておられる様子が伝わってきた。
 午後、この春高校進学が決定したKさんより「進路ガイドブックの体験者用アンケートは、しめきりが過ぎてしまいましたが、まだ間に合いますか?」と電話があった。うれしくて「是非お預かりします」と伝えた。今日もO高校より進路ガイドブック支援金を送っていただいた。フェルマータが早速お礼の電話。
 午後(さくらが帰ったあと!・・・笑)は静かな半日で、ユキとフェルマータと3人で通信発送の作業をしながらいつものように雑談。夕方には、あんだんて会員、支援会員の方々に通信6号を発送できた。(コーヒーカップ)
 私が帰ったら静かになるって・・・・・、ウソだぁ(笑)(さくら)


     3月25日(木)♪あんだんて♪通信6号印刷
  今回も情報満載の♪あんだんて♪通信。ラスカルのがんばりもあって、何とか完成にこぎ着けた。あれも入れたい、これも入れたいとわがまま放題なのに、いつもうまくまとめてくれて本当に助かる。今日はフェルマータ、ユキと一緒に山科社協で印刷。ここの印刷機はとてもお利口さんで、ほとんど無駄を出さず、効率的に印刷ができる。ありがたいことだ。また毎回バックナンバーの印刷も必要になる。新しい会員さんに発送したり、イベントで配ったり。今回も500部刷ったが足りるかな?でも多くのかたの手に渡り、♪あんだんて♪のことを知ってくださるとうれしい。
 また今回は「OUR OPINION」というコーナーが登場。講演会で聞いた話や本で読んだことを元に、私たちなりの提案をしていく場としたい。第1回は「スクールカウンセラーを活かすために」。各学校に配置されながら、どうもうまく活用されていないと思われるスクールカウンセラーについて考えてみた。皆さんのご意見も、掲示板などに書いてもらえたらいいな。また取り上げてほしいテーマなどあればお知らせください。(さくら)


     3月24日(水)今日のあんだんてはひっそりと(?)3人で。
  午前中電話もなくて、さくらと二人で通信6号の校正をしていた。通信も回を重ねるごとに内容が充実し、ページも増えていく。それだけ、スタッフの活動が盛んだからだろう。花から電話があり、4月から仕事に出るので事務所のお当番はできなくなるとのこと。「仕事が決まってよかったね」と言いつつ、花と同じようにこの春から仕事に出る人が多いので、スタッフの拡充を考えていかなければとも思う。かく言う私も、いつまでボランティアをしていられるのか、スタッフはだれも家計とのバランスを見ながらあんだんての活動をつづけている。だけど、この活動が自分自身の前向きな気持ちを支えてくれているのも事実なのだ。
 進路ガイドブックの支援金も今日までに10口カンパしていただいている。お願いしていた経験者の体験手記やアンケートの回答を読ませていただくと、一人一人の不登校を経てきた思いがつまっていて、この貴重な情報を次の世代に活かしていかなければと思う。
 午後から、ユキが来てくれて、いつのまにか3人で女性が子育てと家事と仕事をになう状況についてハナシが広がった。不登校の問題もいろいろ知ってみると、女性問題と関わってくるところが大きいなと思う。(フェルマータ)


     3月19日(金)広がる支援
  事務所に着く早々、進路ガイドの取材をお願いしている滋賀大の教育相談室のK先生から連絡があった。お忙しい方なのにとても丁寧に対応してくださる。そんなお心遣いがうれしく感じた。またM高校の窓口の方からの電話もあった。日々保護者の方との対応の中から感じるものがあり、♪あんだんて♪に連絡をくださったようだ。「ご自分の気持ちから」というのがうれしいな。(Coco)
 こうして支援が広がって、頼もしいです(コーヒーカップ)


     3月17日(水)進路ガイドのアンケート、回収中
 午前中はCocoと二人。進路ガイドの通信制高校やサポート校にお願いしたアンケートの締め切りが15日だったこともあり、数校からの返送があった。これで20校弱のアンケートがそろった。滋賀、京都、大阪にある学校に手当たり次第に発送したのだが、思った以上に協力いただけたように思う。このアンケートの書き方にも各学校の取組み姿勢がでていて、興味深い。また体験談や親と子どものアンケートもたくさん返送されてきている。子ども本人のアンケートを見ると、それぞれが自分の不登校時代を振り返って、自分自身の人生の中での意味づけをきちんとしていることに、親としてホッとするところがある。初めは学校に行けなくなった自分をマイナスにとらえていても、時間の経過とともに「自分の生き方を考えることができる時間」とプラスにとらえられるようになり、生き方を模索していく。子どもの成長は親の成長よりもずっと早いことを実感する。
 お昼前にはフェルマータ、ユキ、そして支援会員のSさんも来てくれて、急ににぎやかに。来週に通信の印刷を控え、原稿の検討、発送の準備などすることはたくさんだ。またもやSさんまでもこき使って、会員さん向けの発送準備は完了。あとは編集をきちんとして仕上げるだけだ。今回は京都西院ボクシングジムの取材記事やスクールカウンセラーについての考察、本の紹介などまたもや盛りだくさん。好評の「Q憩」も、これまた興味深いものが届いている。その他会員の更新や、「進路ガイドブック」作成支援金のお願いもある。会員の方にはいつもご負担をかけて申し訳ないが、通信を読んでいただき、趣旨をご理解の上、ご協力いただければありがたい。私たちも皆さんのご期待に添うよう、いっそう活動を充実したものにしていきたいと思う。(さくら)
 きょうはお当番だったが、午前中に用事ができてしまい、さくらにかわってもらった。お昼には事務所で通信発送準備をした。進路ガイドブックの編集会議にも重なる「進路をどのように決めたか」、スタッフ同士でそれぞれの子どもたちのことを思い浮かべながら話ていた。進路は子ども自身が決めるものと思いながらも、親の意向を知らず知らずのうちに押し付けているのではないかと思ったりする。親と子の意向が一致している場合もあるし、子どもも親の意向に乗ることでラクになれることもある。親である自分が何かを決めたりするときに、自分の親(子どもにとっておじいちゃん、おばあちゃん)の意向や、やり方に大いに影響されている。時と場合により、一致したり、対極したりしている。(ユキ)


     3月13日(土)ボランティア交流会議
  「不登校への取り組み」のテーマで分科会があった。パネラーは、ノートルダム女子大の「不登校外来」で家庭教師として活動している学生さん、フリースクール「安養寺」と居場所「恒河沙」を主催しているFさん、そして「あんだんて」のフェルマータの3人。コーディネーターとして府立大のT先生が来て下さった。20人定員のところ28名参加で盛況だった。
 始まる前、さくらとユキと3人でお弁当を食べてたら、花粉症が急にひどくなって、くしゃみと鼻水が止まらなくなってしまった。どうしようと焦っていたら、さくらが2個のど飴を持っていて1個くれた。それを口に入れてたら、うそみたいに治って本番はくしゃみにも悩まされずスムーズにしゃべれた。なにしろ20分しか持ち時間がないので焦った。「時間がないから台本をそのまま読みます」と言ってしゃべりはじめたら夢中になり、身振り手振りでしゃべっているフェルマータであった。
 不登校の子どもと親がどんなにしんどいか、行き渋りの段階から、家で安定している時期、外に向かう時期、次のステップへ歩みだす時期、とプロセスをたどりながら話していった。母親としては、自分の子育てを否定的に見られるのがなによりつらくてしんどいことを分かってもらおうと思って話した。分かってもらえたかなー。(フェルマータ)
 ひと・まち交流館でのシンポジウムに参加した。午前の部ではボランティアの歴史から現在のありようまでをお話いただき、あらためてボランティアの活動を認識した。
 午後からは場所が変わったのだが、上の階がみえているにもかかわらず、階段がみあたらない。ぐるぐるまわって見つけた。会場につくとスタッフの姿が見えない。携帯で助けを求めた。すぐ近くにいたのに発見できなかった。(笑) 午後のシンポジウムではT先生が短い時間でうまくまとめられていた。不登校支援の団体が顔をあわせて話し合うことで、さらに何が必要であるかが気づかされる。(ユキ)
 取材活動にほとんど参加できていなかったわたしにとって、きょうのシンポジウムは、とても参考になった。というのは、支援活動されているいろいろなグループや機関の方たちのお話が生で聞けたからだ。勿論、文献等でも参考になるのだが、やはりお顔を見ながら、臨場感を味わうのも素敵だ。(花)
 私は、他の分科会に迷い込み、そこの係りの方がわざわざ「不登校」の会場まで案内してくださり、感激。
そしてシンポジウムに参加して、不登校支援が「ここまで進んできたんだなあ」とうれしく思いました。わが♪あんだんて♪のパネラーの話は、とてもよく分かりやすかったのでは。居場所(恒河沙)のパネラーの方の元気さが印象的でした。きっとそこの子どもたちにエネルギーをもらっておられるのでしょう。(コーヒーカップ)
 本番前のくしゃみ連発にあわせ、コーディネーターの先生を人違いしてしまうフェルマータを見てちょっと心配したが、やはり彼女は本番に強かった。作戦通り、伝えたいことをほぼ制限時間内にきちんと話してくれた。他のパネラーたちの発表が自分たちの活動紹介(宣伝?)に近い形の中、経験者の母親の立場から見えたものをわかりやすく話したのは、よかったのではないか。参加者の中には地域で子育て支援をしている人もいたが、まだ不登校のことには詳しくないかたが理解するためのお手伝いができたのではと自画自賛している。
 ただ、こういう場にあまりなれていない私たち。質問や発言がなかなかうまくできない。思っていることをうまく言葉にできなかったり、ちょっと遠慮がちになったり。(指名されて、話そうかどうか一瞬迷っている間に、マイクを持っていかれちゃったスタッフも・笑)。応援団のつもりで参加したが、ちょっと力不足だったかな?でも私たちには私たちのカラーがあるし、この素人っぽさがいいのかもね(笑)(さくら)


     3月12日(金)ボランティア交流会議の準備
  事務所に着くなり電話のベルが鳴った。「新聞記事をみました。3月26日のゆうスペースに参加したいのですが、・・・でも、都合が悪くなるかもしれません。それでもいいですか。」という内容。きっと緊張しながらかけてきてくださったのだろう。うまくお会いできるのを祈る。
 午前中は、昨日スタッフが西院ボクシングジムに参加した感想を楽しそうに話していた。私は、昨日不参加だったが、その話を聞いていて、ボクシングを通して青少年や大人が、元気になれる居場所になっているのだなと感じた。私も、ボクササイズをして汗を流してみたら気持ちいいだろうなと思ったが、目下、五十肩との苦戦中。残念。
 明日は、人まち交流館での交流会。フェルマータも話をするので、一人でも多く参加してくださるといいな。(花)
 明日の交流会は、分科会のパネリストとしてフェルマータが、私たちスタッフは応援団として参加する(笑)。何しろ立場の違うパネリストが短い時間で話をする。どうすれば参加者に私たちの思いがうまく伝わるか、いろいろ話し合った。私たちは言いたいことを言っているが、まとめるフェルマータは大変だ。とにかく一番大切なことだけ話して、他の部分はレジメに譲ることにした。まあ、本番に強いフェルマータのこと。心配することないよね。(さくら)


     3月11日(木)京都西院ボクシングジム
  去年の秋にリンク依頼を受け、相互リンクを張っているこのボクシングジム。リンクを張る際にHPを見て、元教師のやっているボクシングジム、元暴走族や不登校ひきこもりの経験をした子どもたちが生き生きと活動している場と知り、ぜひとも会長のSさんにお会いしたいと思っていた。そこで♪あんだんて♪通信の取材を依頼した。快く受けてくださったものの、HPのお写真を見ると少々いかつい(笑)。こういう人ほどすごく優しいんだよと言いつつ、ちょっと緊張して、フェルマータ、息子のRくん、cocoの4人でお邪魔した。
 地図を持ちながらもよく分からずウロウロ。道を尋ねた地元の人にも助けられ、何とか到着。そこで迎えてくださったのは、思った通り写真とはまったく雰囲気の違う優しい笑顔の会長さん。私たちがホッとしたのは言うまでもない(笑)会長さん自身も「あの写真は・・・」を気にされている。思わず変えられた方がいいですねと言ってしまった。
 詳しい話は次号の♪あんだんて♪通信で報告するが、大人に反発しながらもボクシングに出会った高校生のころの自分のこと、バイクに打ち込んだこと、教師をしていたころのこと、ボクシングジムを開設した思い、今の活動のこと、いろいろお話ししてくださった。とてもシャイな方で言葉少なだが、その言葉ひとつひとつに思いがこもっていて、納得することが多かった。
 ご自身も6ヶ月の女の子のお父さん。お子さんの話になると顔がいっそうほころび、本当に目に入れても痛くない存在だということが伝わってくる。娘さんにいっぱいの愛情を注いでいらっしゃるんだろう。ここに通う子どもたちはボクシングの楽しさに惹かれている以上に、この会長さんの人柄に魅力を感じているということが感じられる。実際に体験されては、と声をかけていただいたが、体力に自信のない私たち。取材だけで失礼してしまった。でも機会があればまた訪れてみたい、そんな気持ちにさせる魅力ある会長さんだった。(さくら)


     3月10日(水)ゆうスペース 卒業式の話
  ゆうスペース、3人のかたが参加された。今日は医療機関での対応について考えさせられた。医療機関と繋がりたいと思っても、なかなか子どもを連れて行くというのはむずかしかったりする。そんな時、お母さんだけでもOKという対応だったら望ましいのになぁ。
 またこの時期の悩ましい問題、卒業式に関してもいろいろ意見が出た。学校や校長の立場ばかり強調されたり、それで親も子もしんどい思いをしたりする。子どもの気持ちの行き所がなくなることのないよう、本人の気持ちを一番に考えて、大事にしていくことで、どんな形をとろうと、納得のいくものになるのではないだろうか。(Coco)
 卒業式の参加の仕方にはいろいろな例がある。練習から参加する、当日だけの参加、卒業証書をもらうときだけ参加、別室で別の時間に行う、親だけが参加する、家庭訪問の形で行うなどいろいろ。学校側が提案してくれることもあるが、子どもと相談して親の方から提案してもいいと思う。どうしても学校に遠慮してしまうが、出来るだけ子どもと話し合って子どもの気持ちを学校に伝え、納得のいく形でむかえられたらと思う。(さくら)
 卒業式の時期、あちこちで学校から本人が来ることを求められ、しんどくなる子どもがいる。学校の先生方にとっては「けじめ」として大事な機会と思われるだろうけれど、ずっと学校に行っていない子どもにとっては「けじめ」という意味づけができるのだろうか疑問に思う。学校から離れると、6・3・3制の区切りというものがその子にとって苦痛になる場合もある。その孤独な心の中に思いをはせて、義務教育期間を終えたことを承認してあげてほしい。式場(学校)には来ていないけれど、君の前途を応援しているよ、という気持ちで送り出してあげてほしいと思う。その思いは形に見えなくても、子どもがいつか自分で歩き出す力になっていることをたくさんの例から感じている。(フェルマータ)


     3月5日(金)久しぶりのQ君来訪
  いつもはみんなと話しながら作業をすすめているが、 きょうはひとりでいる時間があって、きょうは何をするんだったかなとひとりごとを言いながらいつもの作業にとりかかった。そうこうしているとフェルマータがきてくれた。(ユキ)
 お昼前にあんだんてに電話してみたら、ユキがひとりで当番してくれていた。当番は2人決まっているのだが、最近、みんな色々所用が入って当番を代わることが多いから、行き違いになってしまったようだ。今日は来客も、本の発送もなく、二人でゆっくりと資料の整理などじていたら、ひょっこり訪ねてきてくれた若い男性。久しぶりにQ君が来てくれたのだった。しばらく会ってなかったので急に大人になった感じ。Q君は、自分のPCが壊れてしまったので、掲示板もしばらくご無沙汰していると気にしてくれていた。今、試験勉強で忙しいのに、いつもあんだんてのことを気にかけてくれていてありがたいなと思う。もうすぐ、修理に出しているのが戻ってくるそうなので、また掲示板に登場してくれる日も近い?楽しみにしている人も多いだろう。(フェルマータ)


     3月3日(水)充実の運営会議
  ♪あんだんて♪2年目(5月から)の活動を検討する。会員の登録更新,事務所の運営等、これからもいろんな方の支援をいただきながら活動を進めていきたい。進路ガイドの編集に関しては、体験アンケートも次々届いている。協力して下さった方に感謝。小学校から中学校へ進学するときの情報も加えてと,会議を重ねるごとに深く濃い内容に膨らんでいくようだ。ご期待ください。
 会議が一段落したところで、山科区社協より講演に行ったときの聴講者の感想アンケートが届いたので、みんなで読ませていただいた。「体験者の話で不登校に対する考え方が変わった」「不登校をしている子どもが一番しんどいことがわかった」等々理解を深めて下さったことがうれしい。講義を担当した、フェルマータ、さくらはもちろん、他のスタッフも機会があれば語っていくことが大切だと感じたひとときだった。(マーガレット)


     3月.2日(火)CAP小学生高学年向けプログラム
 CAPは、Child Assault Prevention(子どもへの暴力防止)の略で、子どもが暴力から自分を守るためのプログラムである。今日は、きょうとCAPの大人向けワークショップに参加した。以前からどんなこと教えてくれるのだろうと興味があった。単純に危ない場面からの逃げ方や護身術かなと思っていたのだけど、もちろんそれも教えてくれるが、もっと重要なことを伝えてくれているのだと分かった。
 まず、こどもの(おとなも)権利がどんなものかわかりやすく説明することから始まった。子どもの権利とは、・安心する権利・自信を持つ権利・自由に行動する権利の3つがある。もしこれらの権利がうばわれそうになったら、「NO、GO、TELL」→「いやだと言おう、その場を離れよう、誰かに相談しよう」というものだ。それから「暴力」にはいろいろあって「学校では、いじめ、体罰など」「家庭では、虐待、DV、きょうだいげんか、など」「国では、戦争、テロ、内紛など」「社会では、痴漢、恐喝、けんか、など」「自分への暴力は、自傷行為、自殺など」がある。小さい頃からなにが暴力なのかきちんと知っておくのは大切だ。そして自分の権利を守るとともに、友だちの権利も守らなければならないと知ることも。友だちが危ない目にあったときは自分にできるやりかたで助けてあげられると言うことも。
 このワークは学校でもときどき行われているそうだ。もっともっと学校に広まれば、いじめも減って、子ども同士の仲間意識が育ち、不登校も減るんじゃないかと思った。こういう知識を得た子どもが、自分の身に受けた虐待をだれかに相談する(TELL )かもしれない。学校が「安心していられる、自分を認められて自身が持てる、お互いの自由を尊重し、のびのびとしていられる」そんな場所になれば、不登校は減ると思う。ひとつの可能性を感じてうれしくなった。(フェルマータ)



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