フェルマータのパソコンも復活し、なんとか通信5号が完成した。今回の取材は京都市教育委員会の特区中学校だけだが、他にも投稿の原稿や私たちが参加した講演会のレポートなどがあり盛りだくさん。あれも入れたい、これも入れたいをうまく編集してくれるのがラスカル。パートもしているのでなかなか事務所に出てこられないが、電話やメールで連絡を取り、通信の編集作業はいつもお任せだ。かわいいイラストも入って、いい出来だよ。
早速山科社協に印刷に向かう。ここの印刷機はいつも調子がいい。原稿だけセットして、後は印刷機に任せて私たちはいろいろと「打ち合わせ(?)」というのがいつものパターンだが、今日は出てくる原稿が暴れまくり(笑)うっかり目を離すとくしゃくしゃになりそう。そばで見ていると大丈夫なんだけど、目を離したとたんダメ。印刷機もたまにはちゃんと見守ってやらないといけないみたい。とにかく大騒ぎしながら印刷も完了。午後からとりあえず♪あんだんて♪会員さんと支援会員さんへの発送も完了した。今回は発送もれがありませんように。
また今日は支援会員のSさんも来てくれた。支援会員として支えてくれるとともに、かつての経験を生かして会計処理や書店管理など事務面でも私たちを助けてくれている。会計担当のユキと花が記帳しているものをNPOでも使えるソフトで入力して、決算の準備をしてくれた。事務処理の苦手な♪あんだんて♪の強力な助っ人だ。また彼女は子育て支援のことにも詳しく、いつも客観的な意見を言ってくれる。いろんな人に支えられている私たち。このつながりが財産だね。(さくら)
お昼を食べながらおしゃべりしていると、小学生の不登校の話になった。子どもが小学校での不登校経験があるスタッフたちが当時のことを思い出しながら話していくうちに白熱の論議になった。不登校児の対応として出されていることも小学校低学年の児童にはちょっとあてはまらないこともある。(現役小学生のお母さんからも指摘されている、適応指導教室なども低学年の受け入れはない)また、年齢が小さいほど、親の支配力が大きいので、無理に学校に行かせると行くこともあった。学校に行ったから問題ないということではない。子どものしんどい気持ちに耳を傾けられる余裕があるといいんだけど。
時代がかわるにつれ、親の価値観もかわってきているが、子どもが希望をもって生きていけることを願っているのは同じではないかな。(ユキ)
小学校低学年の不登校は、先生が迎えに行ったり、母親が付き添ったりすると行ける事もあるから、なんとか行けるように、周囲が働きかける。でもどこまで子どもにがんばらせていいのか、本当に難しい。そのときの事情、その子ども、その親の思い、
状況によってひとりひとり違うことだし、どれが正解なんてない。それは高学年、中学生、高校生であっても同じ。一組として同じ親子はないし、だれだってわが子に最善をつくそうと一生懸命子育てしている。春日井先生の言葉じゃないけど、母親として「そんな自分をいとおしく思っていい」んじゃないだろうか。結果は、子ども自身が死ぬときに感じてくれる、と言ったら無責任だろうか?白熱したおしゃべりからいろいろ考えがとびまわったのでした。(フェルマータ)
スタッフはそれぞれいろんな体験をしている。でもその体験はその人個人のもので、それを人に当てはめることはできないし、してはいけないこと。こうやって本音の議論をすることで、自分の体験を客観視し、視野を広げることができる。白熱のおしゃべりは手を止めてしまうけど、私たちには必要なことだね。(ふたたび、さくら)