子どもが学校に行けなくなるきっかけが、クラスやクラブでの人間関係のトラブルであることが多い。そんなとき、なんとか状況をよくしてもらおうと、担任に掛け合い、それでうまくいかない時は校長など管理職と、あるいは教育委員会などと話をすることもある。そこでしっかり話を聞いてもらい、上手く解決できなくても気持ちを受け止めてもらうことができれば、親として納得できる。しかしかえってこちらにすべての非があるかのごとくに、傷つく言葉を投げかけられたという話もよく聞く。
今日、オンリーワンに来られた方も、子どもを守るために懸命に学校と戦い、いっぱい傷を負っていらっしゃった。どこに行っても、気持ちを受け止めてもらえなかった時に、『プロン・トン・トン』に出会われたらしい。「この本に救われました」という言葉。そして今までの思いをはき出された後に、「もっと早く来たらよかった」とも言ってくださった。
相談に行って傷ついた経験があると、また他のところに出向く力がでないこともある。先日、お世話になっている春日井先生から『生活教育』という月刊誌の原稿を依頼され執筆する中で、子どもが学校に行けなくなってからのことをずーっと思い返した。学校や相談機関で傷ついた私の気持ちを救ってくれたのは、思い切って出かけた親の会であり、ある講座で出会った♪あんだんて♪の仲間だ。この支援の輪を広げ、ひとりでも多くの方が気持ちを楽にしてくださることが、私たちにできることのひとつだと思い活動している。今ひとりで思い悩んでいる人がいたら、思い切って連絡してみてください。同じ思いをしてきた仲間は、たくさんいますよ。またお仕事の都合で、土曜、日曜にしか来られない方も多い。土曜のゆうスペースも考えないといけないな。(さくら)