♪あんだんて♪日記


     2月27日(金)医療にどうつなぐ?
 今日はゆうスペースの日。会員さん3名、スタッフ3名で始めたが、途中参加があり最後には9名になった。参加者に始めての方がいなかったので、それぞれの近況報告から始めた。その中で話題になったのが、医療へのつなぎ方。早い段階で医療につなぐことで、子どもが楽になり早く動きが出ることもある。また子どもが荒れたり、気になる行動を見せたときには、何か医学的に心配なことがないか、専門家に見てほしいという親の気持ちもある。しかしどう医療につなぐかが問題だ。学校へ行けないこと自体は病気ではないし、子どももなぜ医療にかかるのか疑問に感じるだろう。高校生の場合は、病名がつくと出席日数が考慮される場合もありつなぎやすいが、中学生以下の場合は難しい。しかも理解のある医者でないと、かえって傷つくこともある。参加しているスタッフは医療につないだ経験がないので、今まで取材の中で出会った理解ある先生を紹介し、とりあえず親御さんが相談されてはとお話しした。親がいい先生やいい支援者に出会うことで元気になると、子どもが親はどこで元気の元をもらってくるのか興味を示し、その先生に会いたいと言い出すこともあるそうだ。いい先生に出会えたらいいね。
 また仕事のことも話題になった。お二人は休職中、お一人はフルで働いていらっしゃるが、少し働きやすい部署に変わることも考えられているとのこと。子どもが行きしぶりをしたり不登校になると、生活が一変する。その時に仕事や自分のかかわっている活動をどうするか、母親としては大きな問題だ。しかし子どものためというのでなく、自分自身がどう生きていくかを見つめ直すいい機会なのかもしれないと参加者から発言があった。私たちも子どもが不登校をしていなかったら今頃どうしていたんだろう。♪あんだんて♪の仲間と出会うことも、こどもの生き方や学校のあり方、子育て環境のことなどを深く考えることもなかった。そう思うと人生って不思議でおもしろい。(さくら)
 今日は、午前中ゆうスペースには出られなくて、残念だった。午後から「進路ガイドブック」のデータになるアンケートを通信制、単位制高校、技能連携校へ送った。近畿圏はほとんど網羅したつもり。さて何校が協力してくださるか?たくさんアンケートが返ってきて欲しい。京都府福知山市のF高校と美山町のM高校から、早速発行支援金を送ってくださった。お電話でお礼申し上げる。うれしくて恐縮で、「ごめんください」と言うところを「ごくろうさま」なんて言ってしまった。ま、いいか!(フェルマータ)
 ゆうスペースのあと、通信制高校、技能連携校にアンケート送付のための作業をした。あんだんての活動を知ってもらうための資料にあれもこれも入れ忘れた、と何度も封をしなおした。またあんだんての弱点を暴露してしまった。(笑)(ユキ)


     2月25日(水)こちらもあんだんて?進路ガイドの編集
  オンリーワンにお一人来られる。自分にピタッとくるカウンセラーに出会うということが、自分を納得させるのに、いかに大きなことであるかを感じた。あちこちの行政機関へも行かれたようだか、どこも対応の悪さを痛感されていた。スタッフもうなずくばかり… 行政はいつの時も、でてきた声を真摯に受けとめる姿勢でいてほしいと願うばかりだ。(Coco)
 山科社協の講演準備や雑用のためになかなか進まない「進路ガイドブック」の編集(言い訳だな)。とりあえずアンケートからと、体験者に発送したアンケートが返ってくる。皆さん、丁寧に自分の経験を書いてくださっている。ご本人の解答もあり、本当にありがたい。
 また進路相談会のときに実施した「私学アンケート」に準じ、通信制高校、サポート校、技能連携校にもアンケートを取ることに。早速宛名書きなど発送作業に取りかかる。あまりなじみがなくて、実態のつかみにくいこれらの学校。しかし、不登校や高校中退の子どもたちの大切な進路のひとつになっている。進路を選択するときの手助けをする資料となればいいな(さくら)


     2月23日(月)山科社協主催「不登校って何だろう?――親の立場から」講演
  しょっちゅう講演会やシンポジウムに行ってるけれど、いつもは聴衆なのに今回はなんと”講師”として。去年は、滋賀県の教師の研究会でお話させていただいたが、今日は民生委員さんや主任児童委員さんなど、地域を陰に日に支えていらっしゃる方々。ほかに児童館のスタッフ、子ども家庭支援センターのスタッフなど、日ごろ子どもと関わり、支援してくださる方々が対象。ということで、さくらと二人、何度も打ち合わせをして、内容を詰めていった。2週間くらい前から、あんだんてのスタッフとこの講演のためと言うわけじゃないけど、いろんな話をしてきたが、それもすごく参考になり、講演に盛り込んでいった。
 当日、さくらと事務所から講演会場に車で向かったが、さくらのだんなさんに聞いて来たという道がどうもあやしい。直線コースのつもりが、道が曲がったり、途中で途切れたり・・・。ええいままよと前のトラックに付いていったら、途中で工事現場にはいっていってしまった。例のごとく冗談をとばしながら、それでも10分前には会場に到着。
 会場には、70名くらいの方がきてくださっていて、民生委員とおぼしきご年配の恰幅のいいおじさまやおばさまがいらっしゃる。若い方もたくさん来ていらして、「わあー、ちゃんと話できるかなあ」とちょっと不安になった。でも、「私は悩んでいる親御さんやしんどい子どもたちを代表してきてるんだ、ひとりでもたくさんの人に分かってもらうために話に来たんだ」と思ってガンバッタヨー。
 前半さくらが自分の子どもが学校へ行けなくなった「正にそのとき」を目に浮かぶように上手に話してくれて、私も自分の子どものしんどい時を思いだし、横で聞きながら涙が出そうになった。あんなに丁寧にわかりやすく話してもらったら、もうだれも「子どもがなまけてる」、とか「親が甘いから」なんて言えないだろう。後半の、私が不登校を生み出す社会的背景を話したのも好評だった。
 講演の後、福祉事務所や他の支援の方とも交流できた。プロントントンもたくさん売れたし(いつのまにかユキとCOCOが来て販売してくれてた)、たくさんに謝礼もいただけて、あんだんての運営も楽になるわとうれしかった。これで味をしめたので、さくらと講演の行商して歩こうかなー。(フェルマータ)
 地域の人や行政の方がたくさん参加してくださった講演会。この場をコーディネートしてくださった山科社協のYさんに、改めて感謝。
 本当にしんどいときは地域の人たちの視線に敏感になった。だからついつい「自分の周囲の人たちとの関わりたくないと思う」。そんな時期もあった。しかし気持ちが落ち着いてくるにしたがって、周囲の人たちの気遣いを受け止めるゆとりができて、いろんな面で支えてもらっていることを感じることが出来る。そんなことを思い返しながら、子どもが学校に行けなくなって感じてきたことを話した。
 また親の気持ちと同時に、不登校を生み出した社会的な背景を理解してもらうことも必要だ。今回のフェルマータは母親の視点からの話は、参加者の方から「今までにあまりなかった視点。でも地域の人たちにはよく分かっていただけたのでは」と言っていただいた。視野を広げることも大切だけど、私たちの原点である「母親の視点」は大切にしていかないといけないね。
 かつて私たちがそうだったように、子どもが学校に行かなくなって「今」つらい思いをしている人たちが、少しでも気持ちを楽にして地域で生きていけるようお手伝いさせていただくことも、私たちに出来ることのひとつだと思う。地域の人たち、行政の人たち、そして学校現場の人たちと、それぞれの思いを交換できる場があれば、積極的に参加していきたい。(さくら)


     2月22日(日)「不登校問題フォーラム シンポジウム」
  京都市不登校児童・生徒適応支援連携協議会と京都市教育委員会が主催するこのフォーラム。第1回が平成13年に開かれて以来、今回で4回目を向かえるそうだ。この「連携協議会」は学校、スクールカウンセラー、保護者、医療、行政などがともに行動することをめざしている。いいお話が聞けそうと、ユキと参加した。
 シンポジウムは京都大学大学院教育学研究科長の藤原勝紀さんをコーディネーターに、生野学園理事長の宇都宮誠さん、スクールカウンセラーの竹村洋子さん、保護者の山口幸子さんをパネリストにして開催された。宇都宮さんは日頃の子どもたちとの関わりの中から、日常生活を通して、悩みながら関わり続けることのことの大切さについて話された。子どもは本気で向き合ってくれる人に近づいてくる。「本当の自分を見つけるために」学校の中で何が出来るかを考え、全寮制という特長を生かしながら、生活全体で関わり支援されている様子が伝わってきた。また山口さんはご自分の子どもさんの不登校を通じ、人の輪が出来ていくことを感じられたそうだ。中でも信頼できるカウンセラーさんに出会い、思いの丈をじっくり聞いてもらえたことに支えられたということが印象的だった。
 また竹村さんは、ご自身の医院での患者さんとの関わりの中で、患者さんの体験から学ぶことの大切さを感じられている。「添うて聞くしかない」ということばに、竹村さんの姿勢が表れている気がする。その中から「子どもが不登校になったことに家族は自責の念を持っている。また教師も同じように自責の念を感じている。でも今こそ親に(教師に)自分の思いを話せる時期が来たんです。ゆとりのないときはどうしようもなく『ずれる』ことが、受け止めて形に出来る『機が熟した』んです」と話された。親や教師の自責の念が取れてくると、子どものことや子どもが求めているものがよく分かる。成長という縦の線で見る親と、同じ世代の子どもたちという横の線で見る教師とが「チームを組む」ことができるようサポートすることが、スクールカウンセラーとしてとしての役割ということばに、支援の本質を見たような気がする。また「一番困っている人が気を遣いながら生きている」と地域で暮らすことのつらさに言及されたのも印象的だった。
 さらに「不登校の解決とは」という会場からの質問に、「その子の資質をいかに育んでいくか。『あなたの資質を生かした普通ってなんだろう』と子どもに問いかけつつ、柔軟に自分の中に溶かし込んで生きていくことではないか」と答えられたことばのなかに、子どもに対する視線の温かさも感じた。
 藤原さんの柔軟な姿勢により会場からの意見も取り込んで、得るもののあるシンポジウムだったように思う。(さくら)


     2月20日(金)きょうは静かな一日
 相談1件。2月23日の社協講演の打ち合わせ。進路ガイドブック作成のためのアンケートを6部発送。
(本当に長い付き合いだなあと、お母さん達の顔を思い浮かべながら、用紙を封筒に入れる)進路ガイドブックのタイトルCoCoより名案。「PAS A PAS(パザパ)」、一歩一歩という意味とのこと。
 きょうは静かな1日でした。昼食は5人で、午後は3人で雑談。楽しい中にも、中味ありでした。 (コーヒーカップ)
 コーヒーカップもユキも子どもが緘黙傾向であった。そのときはどうしようかと悩んだものだが、できるだけ子どもの気持ちに寄り添えたらいいかな。それぞれいろんな育ち方があるんだから。(ユキ)

     2月18日(水)三人寄れば
 一度ご夫婦で事務所にきてくださった方から本の注文があった。これまでにも本を読まれた方がお知り合いの方にも紹介したいと再度注文してくださる方もある。こうして人から人へと伝わっていくんだな。ささやかな役立ち感!
 今日は来客もなく、フェルマータ、さくら、ユキで三人寄れば○○の知恵?講演会のレジュメ作りに頭をよせていた。
 メール便のお願い電話をしてから、追加があり、準備ができてないのに、ドアの開く音。「もう取りにきてくれはったんや」、とおもいきや、Hさんでした。緊迫した。3月14日に開催されるイベントの案内を持ってきてくださった。 (詳しくはイベント情報で)。 空気でおどろかせてしまったかしら。(笑)(ユキ)
 講演会は2月23日(月)に山科の東部文化会館で開かれる。講師として♪あんだんて♪を呼んでくださった。地域の人たちに不登校のことを分かってもらういい機会だ。持ち時間は質疑応答も含めて1時間半だが、話したいことがいっぱいで何時間あってもたりない(笑)多くのかたが来てくれるといいな。(さくら)


     2月14日(土)第3回SSWしが研究会・空いろの会記念講演
 第3回SSWしが研究会に行ってきた。今回は、米原だったのでちょっと遠かったが、やっぱり行ってよかった。午前の部は、中学の養護教諭とS市民会館の職員。午後の部は子ども家庭相談センターの職員と、「川西市子どもの人権オンブズパーソン」のスタッフが日ごろの子どもとのかかわりから感じていること、問題など話してくださった。
 市民会館の職員のかたは、自称「ゲリラ」と言っておられたが、会館でじっとしていてと言われるけれど、実際に目の前で問題を抱えている子どもを何とかしなくてはと、家庭に行って、最初は親にも本人にもいやがられながらも、子どもと気持ちを通わせて支えていかれる様子を話してくださった。他の行政の支援者にも感じるのは、親が何らかの事情で子どもを放っているケースが多いということ。親が悪い、と批判するのは簡単だけど、実際に目の前にいる子どもにとっては、具体的な手立てがなければ何も改善されない、という現実を前にして同じ職員からは「そこまでしなくてもいいのに」と冷ややかに見られ、入っていった家庭では親にうるさがられ、やんちゃな子どもに罵倒され、連携したくても学校のかべにぶつかり・・・、と困難な状況で、本当に子どものために何かしようという気持ちがないとできないな、と思う。それでも地道に子どもとかかわっていくと、子どもが少しずつ変わり、それを見て親が認めて受け入れていく。
 養護の先生が多かったが、先生たちの話から、学校での先生のランク付けがあるらしく養護の先生は一般教科の先生より発言権がないらしいとわかり、寂しい気持ちになった。地域差もあるのかもしれないが。
 川西市オンブズパーソンは子どもの権利条約に則して、子どもの問題を解決していく活動をしていて、全国でもはじめての試みで注目されているのだが、ここも去年、予算削減のため廃止されかかったそうだ。その動きを知った子どもたちや市民から抗議が来て、「ぼくの首がつながりました」と言ってらした。ここの報告からも、学級崩壊やクラスになじめない子がいて大変なときやいじめが起こっているとき、適切な第3者が教室に入っていくと、解決していくことが多いことがわかった。学校には教師以外のおとなが入っていくことが、いろいろおきている問題解決のキーになると思う。それから、1学級の人数を減らしてくれたらねえ。(フェルマータ)

 空いろの会は宇治市にある親の会で今年5年目になる。講演の前のミニコンサートでは学生さんたちの演奏があり、ほのぼのとした。
 講演は団士郎先生でユニークな口調の中にも現実、事実をふまえて自分にあったかたちで変化してみてはというメッセージがあった。人はいつも同じ方法で解決している。今その方法でうまくいかないなら、なにかちょっと変えることで変わることもあるのではないかな。(ユキ)


     2月13日(金)笑える情報交換会
 今日はマーガレット、CoCo、フェルマータ、さくら、ユキ、Sさんもきてくれたのでとってもにぎやかになった。編集会議後それぞれの得意分野、不得意分野の情報交換会となった。箸がころげてもおかしい年頃にタイムスリップすることも。 春に発行予定の進路ガイドブック(仮称)にむけ、資料整理、発送作業をおこなった。(ユキ)


     2月12日(木)シンポジウムの打ち合わせ・母親カウンセリング教室
  3月13日にひとまち交流会館で、京都市社会福祉協議会主催の「ボランティア活動研究交流会議」があり、分科会シンポジウム「不登校への取り組み〜本当に“たいせつなもの”を見つけよう〜」のテーマで参加することになった。今日は、シンポジウムのパネラーの打ち合わせ会。メンバーは、不登校や引きこもりの若者が対象の共同作業所「恒河沙」のFさん。ノートルダム女子大心理相談室の「不登校外来」で、家庭教師派遣のボランティアをしているOさん。そしてあんだんて。コーディネーターとして、京都府立大のT先生が来られた。
 打ち合わせでは、支援者と不登校で実際に悩む当事者の意識のギャップを感じた。この日の話の中で「母親には、だれよりもわが子をかわいいと思って一生懸命ここまで育ててきたというプライドがある」と私は言ったが、ともすると不登校の原因を親の子育てや子ども自身の中に見る視線を感じるからかもしれない。「なんにも反省はないんですか?」とずばり聞かれて「欠点のない人はないように、だれも理想的な子育てをしてきたというひとはいない。そういう意味では、見直すところや反省するところはあります」と答えていた。率直に問いかけてくれると、日ごろの正直な思いが言葉になるものだなと、我ながら感じ入ったシダイデアリマス。全国の不登校の子のおかあさんへ・・・「学校へ行ってようと、行ってなかろうと、みんな悩みながら、精一杯子育てしてきたんだよね〜!」シンポジウムの案内はイベントのページに。見に来てね!(フェルマータ)

 「プロン・トン・トン」にも紹介した「京都北山カウンセリング・センター」で「母親・カウンセリング教室」が開催されるので参加した。主宰されているカウンセラーのMさんは、大学職員のときに学生の相談を受けることになり、それが縁でカウンセリングの勉強を始められた。その後ワークショップなどを経験され、自宅にカウンセリングセンターを開設された。仙台などの母親教室にも参加され、その経験を生かして今回の教室を始められたと言うことだ。
 「教室」と銘打っているが、Mさんが何か話をされるという形ではなく、参加者のフリートークを中心に進め、コメントをはさまれるという形式だ。カウンセリングの勉強をされた奥様も参加された。参加者は初対面ということもあり、初めは話も弾まなかったが、時間がたつに連れうち解けてそれぞれの悩み、そこから得たもの、自分の生き方などについて奥深い話ができたように思う。途中ではさまれるMさんのコメントも、漢詩などを引用され、暖かいものだった。「教室」と聞くと何かを教わるように思うけれど、子どもとのかかわり方、自分の生き方は自分でその答えを見つけていくものだよね。そう思うと、今日の2時間は貴重なもののように感じる。
 「母親・カウンセリング教室」は今後も2ヶ月に1回、第2木曜日に開催、次回は4月8日の午前10時30分からの予定。(さくら)

     2月11日(祝)休日のゆうスペース
 今日は、祝日だったがゆうスペースを開いた。休日のゆうスペースは初の試みだったけど、6人の方が参加してくださった。「今日は仕事が休みだったからちょうどよかった」と好評で、どきどきは休日に開くのもいいかもしれないね。
 スタッフはフェルマータ、さくら、ユキ、ラスカルの4人。中学卒業後の進路の話や、学校の対応のまずさなど、話は尽きない。学校現場で傷ついた子どもたちだが、どこかで新たないい出会いをして、元気を回復してくれるといいな。学校に限らずいろんな出会いの場があるはずだから。(ラスカル)
 思いがけずたくさんの参加者のあったゆうスペース。同じ不登校といえども、年齢も置かれている状況も違う。短い時間なので、思うことが言えなかったり、かえってしんどくなった方がいないかふと心配になる。本当にしんどいときは、思ったことがことばにならないもん。ゆっくり話をしたいということがあったら、オンリーワンもご利用くださいね。(さくら)

     2月7日(土)京都子どもと家族と支えあう会
 2ヶ月に1回の定例会があったのでユキと参加した。
 今回のテーマは「児童虐待」。先日、大阪であまりにも悲しい事件があったが、その時に学校と児童相談所との連携が大きな問題になった。事例として提供されたのも、実際に学校現場で発覚した虐待。担任の先生を初めとして、学校はできる限りのことをしたが、なかなか状況は好転せず、随分歯がゆい思いをされたようだ。もちろん、児相などとの連携も図られたのだが、現実にはもっと重篤なケースでないとかかわってもらえなかったり、例え連携が取れても職員の転勤、子どもの進学などで継続することが難しいのも現状のようだ。
 今日の参加者は、医師、教師、里親会のかた、その他大学院生や行政関係の方など多方面に渡っているが、それぞれの現場で、児相などとの行政機関とかかわり、うまく連携が取れないことに困っていることがよく分かった。児童虐待防止法が施行されて3年あまりたつが、子どもにかかわる多くの機関の連携がしっかり取れなければ、子どもを救うことができないことは明らか。児相の職員が短期間で転勤してしまうこと、そのために財産ともいえる「経験」を積むことができないことなど現場の職員の努力だけではどうにもならないことも多い。目先のことだけにとらわれずに、早急に根本的なところから見直さないと、悲しい事件は後を絶たない。こんな状況の中で私たちに何ができるのか、しっかりと見つめていきたいと思う。(さくら)

     2月6日(金)せめぎあって、折れ合って、お互い様
 今日も朝から厳しい冷え込み。進路相談情報集作成のため高校への援助金依頼の郵送作業を始めた。まだ発送まですすめられなかった。できるだけ多くの学校に助成してもらいたい。
 お昼前にオンリーワンの相談に1人おみえになった。お子達の進路のこと、夫婦仲のこと、同居されているお舅さんとのかかわり方等いろいろな出来事で悩んでおられる様子。本当に大変だろうな、でも、お母さんがしっかりお話されていたので今日来られたことで少しでも気持ちが楽になって下さったらいいなと思った。
 私が家族関係で行きづまったときには、富田富士也先生が言われる「せめぎあって、折れ合って、お互い様。」を心にかみ締めて、たてなおしている。すっきりと前向きになれるときばかりではないが。そんな話も織り交ぜながらフェルマータの富田先生講演CDをお貸しした。 帰られるときに、笑顔で、「また、きます。」といって下さり、お互い心があったかくなったように感じた。(花)

     2月4日(水)富田富士也さん「ライブな講演会」と会議
  南区社会福祉協議会の子育て支援事業の一環として、子ども家庭教育フォーラムの富田富士也さんの講演会があった。傷つくのが怖くて「いい人」で楽をしていると自分を見失ってしまう。人は傷つくリスクを背負わなければ、癒されない。魂の還る家(houseでなく、home)があるか・・・。人間関係を築いていく、根っこになることばが先生から発せられてくる。 先生のお話はいつもあったかい。
 子育て真っ最中のお母さんもいっぱいの会場で、終始なごやかで、、温かい雰囲気だった。いっぱい笑って、ホロッと涙して。ほんとにとってもライブな講演会だった。(coco)
 午前中、富田先生の講演を聴いた後、ホテルで昼食バイキング。心もお腹も満たされた後、午後から事務所を開けて運営会議。 まずは会計報告。今のところ、何とか食いつないできているが、事務所の維持費が大きな負担。これを今後どのように確保するかが最大の課題ということを改めて実感した。進路情報ガイド(仮称)は4月発行に決定。経験者の方にアンケートをお願いして、情報を集めることから始めよう。みんなの忙しいスケジュールも調整して編集会議もしていかなくては。
 親向けの講座はフェルマータが中心に計画を立ててくれている。日程は、働いている人も出席しやすい土日を中心に考えた方が良さそうだ。午後からの会議と言うことで、時間もたっぷりあったので、いつものように脱線しながら、しゃべりまくった。ああ、のどが渇いた。(ラスカル)

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