シールドライガーMk-2

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ShieldLiger Mk-2

共和国

型式番号

RPZ-07

シリーズ

B/O

タイプ

<ライオン型>

発売

-

全長

21.6m

定価

-

全高

9m

オペレーション

バッテリー

全幅

6m

ライト点灯

重量

110t

使用電池

単3×1

最大速度

240km/h

部品点数

-

乗員

1名

ゴムキャップ

E(シルバー)25個

搭載ビークル

主成形色

-

主要目的

格闘戦

キャッチフレーズ

-

ギミック

-

その他

-

装備

装備名

搭載数

特徴

レーザーサーベル

2

二連装加速ビーム砲

1

三連衝撃砲

1

キャノンビーム砲

2

特徴

-

掲載バトルストーリー

-


 完成しましたシールドライガーMk-2。しかし、グレートサーベルの時とは違って、商品としてのシールドライガーMk-2にギミックだけを追加した形にはなりませんでした。装備面ではほぼ同じ、今出来る範囲での完成を見た、と言ったところです。

 シールドライガーの改造に成功してから、いつかやりたい、とずっと思っていたMk-2の改造ですが、なかなか作業に踏み切れずにいました。その理由は大きく二つ有ります。

 一つは、シールドライガーMk-2が本来持っている、キャノンビーム砲の展開収納の手動ギミックを残しながらキャノンビーム砲に動きを伝える方法が思いつかなかったこと。もう一つは、キャノンビーム砲のギミックの動き方の問題です。どうしても口が閉じたときキャノンビーム砲が水平になり、口を開いたときにキャノンビーム砲が上を向くような動きにしたかったのですが、その方法が思いつかなかったことです。そのため、今回は、ギミック方法におよその目安が着く前に作業を始めて、現物を寸法取りして作業しながらのアイディアが思いつくことを期待しました。

 前者については、手動ギミックをあきらめて、キャノンビーム砲を展開しっぱなしにすることで解決を見ることにしました。後者については、結局作業前に良い方法が思いつかず、実際に組み上げながら現物を実測して、何とか目的の動きを取り出すことができました。ゾイドは、生物がモチーフになっていますから、既存の動きから新たな動きを取り出すことになりますと、既存の動きの向きに対して新たな動きはどの方向に動くべきか、を考えなければならないところに、難しさがあり、おもしろさがあると思っています。今回は、やってきたとおりの方法で口を閉じたらビーム砲が水平、口を開いたらビーム砲が上を向く、という動きを取り出しました。しかし、今となってはもっと別の方法を試したくなっています。実際のギミック部分の加工の後、塗装をしてデカールを貼って、さらに頁作りをしていますと、ギミック部分の作業をしてから随分と時間が空きますから、その間に更に別の方法を思いついてしまったわけです。遠くない将来、別の方法で再挑戦したいという思いがあります。新たな課題となりました。

 しかし、それでも今回も一つ成果がありました。それは、ゾイドの特徴であるゴムキャップをギミック部品として用いるというアイディアです。既存の動きから新しい動きを取り出そうとしますと、どうしても動きの幅が異なったり、動きにねじれが生じてしまうことがあります。過去には、ギミック部品どうしの連結部分の穴を大きくしてねじれを逃がしたり、オーバル状にして動きの幅の違いを克服してきました。今回は、動きの幅が異なる連結部分にゴムキャップを使うことで、ゴムの摩擦力を利用して動きを伝え、動きの幅が異なる部分はゴムキャップが滑ることでギミック部品を壊してしまわない様にする、というアイディアを得ることが出来ました。これまでの改造を考えますと、この先もしょっちゅうゴムキャップをギミック部品に使ってねじれを逃がさなければならない様な場面に出くわすとは考えられないのですが、アイディアの幅が広がりましたので、この先の改造のアイディアに悩む時間が短くなれば良いなと思っています。

 今回、尻尾の上下にまつわる加工部分の頁は、をあえてそのまま用いました。装飾的なセンスを問われ部分には当てはまらないとは思いますが、ギミックに関わる部分で言いますと、同じ機体に同じ加工を施すので有れば、数字を記録しておけばそれはそのまま生かせる、と言うことを感じてもらいたかったのです。私の場合は、方眼紙に記録していますが、今の時代、自分さえわかれば、デジカメやスマートフォンに撮るだけでも良いですし、一言メモを書いてメモといっしょに加工後の部品を撮影しておくだけでも良いのかもしれません。同じ機体を何度も作るのはそう多くは無いことも承知しています。それでも、せっかく作るのですら、作った証を残しても良いとは思います。

 前回のシールドライガーで残された課題の一つが、コックピットの表現です。当時は、技術もアイディアもなかったので、単にシートを塗り分けただけで終えてしまいました。その後、改造の数を重ねるうち、航空機モデルのジャンクパーツと計器デカールを用いる事で内部を表現する方法を確立したので、それで表現しました。それでも今回も操縦管を作りませんでしたから、これは次への課題です。

 塗装は、オーソドックスなシールドライガーMk-2を目指しました。基本、白いライガー、とわかる範囲で、フレームや尻尾パーツの青の成形色だった部分はグレーにすることで実在する兵器らしさも狙ってみました。それに伴い、キャラクターメカっぽさが引き立ってしまう、キャノンビーム砲の金色もやめました。

 しかし、キャノンビーム砲は、塗装で遊んでみました。キャノンビーム砲のシャークマウスです。これまで、何度も長距離キャノン砲にシャークマウスを使ってきましたが、他でやることは無いであろうと思っていました。偶然、手元にキャノンビーム砲におさまる程度の小さなシャークマウスのデカールが有り、今回使わなければこのシャークマウスのデカール使うこと無いであろう、と思ったので、思い切って使ってしまうことにしました。やりすぎ感も無いわけではないですが、お遊びで楽しんでいます。

 

 既に述べているとおり、今回のギミック改造のメインは、キャノンビーム砲です。

口を閉じると、尻尾が下がり、キャノンビーム砲は水平になります。

口を開くと、尻尾が持ち上がり、キャノンビーム砲は上を向きます。

これが動くと→

 色々課題を残したシールドライガーMk-2ではありますが、動いている姿を見ると、完成させたという一定の満足感はあります。やはり、ゾイドは動かないと。動くからゾイド。ゾイドは動くおもちゃです。これが、ゾイドを改造する楽しみです。

 2018年5月13日の静岡ホビーショーでゾイドワイルドの動きを映像で見てきましたが、ただ歩くだけではないプログラムされているような動きをするようです。その動きをどう制御しているかまでは、知ることは出来ませんでしたが・・・・。メカニカルな方法で動きを制御しているので有れば、他の機体の改造のヒントになりそうで、楽しみの幅が広がりそうです。ゾイドを作る以上、動きを意識した改造を続けたいです。

 

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